2012年02月03日

The Bongolian『Blueprint』

2ndもボンゴ・ブレイク&グルーヴィー・オルガン炸裂☆The Bongolian『Blueprint』
Blueprint
発表年:2006年
ez的ジャンル:ボンゴ&オルガン系サイケ&モッド・ファンキー・グルーヴ
気分は... :セルフトークはポジティヴに!

最近、ネガティブな感情とポジティヴな感情が紙一重の出来事に出くわすことが多いです。

僕の場合、繊細とずぼらの両極端で中間がないタイプの人間なので、少しでも下げモードに入るとセルフトーク(心の中のつぶやき)もネガティブなものばかりになり、どんどん深みにはまってしまいます。逆に、一度ポジティブなセルフトークが出来れば、それまでが嘘のように開き直った大胆な行動をとることができます。今まで,
幸いにもそのような行動はプラスの結果に結びついています。

ある意味、危険な性格タイプの人間かもしれませんが、僕の場合、そこに"バイオレンス"という要素が欠落しているのと、ヤバい自分を俯瞰できる客観的な自分が強く内在しているので臨界点を超えることがないのかもしれません。

そもそもこんなことを書いている時点でヤバいのかもしれません。
そんな自分を俯瞰する天の声は"ファンキーな音を聴け!"

そんな流れで今回はファンキー・グルーヴな作品をセレクト!
The Bongolianの2ndアルバム『Blueprint』(2006年)です。

The Bongolianは、21世紀版"スウィンギング・ロンドン"なUK4人組Big Boss ManのフロントマンNasser Bouzidaのソロ・プロジェクトです。

当ブログでのThe Bongolianの紹介は、3rd『Outer Bongolia』(2007年)、1st『The Bongolian』(2002年)に続き3回目となります。

The Bongolianと言えば、昨年後半にひっそりと4thアルバム『Bongos For Beatniks』がリリースされましたね。殆ど話題になりませんが、The Bongolian印100%の1枚に仕上がっています。

『Bongos For Beatniks』(2011年)
Bongos for Beatniks


The Bongolianのアルバムは、どれをとってもプロジェクト名の由来でもあるIncredible Bongo Bandのボンゴ・ヴァイヴスを基本に、60年代後半〜70年代前半のソウル/ジャズ/ファンク/ラテン/ロックへの愛情を感じるサイケ&モッドなファンキー・グルーヴを堪能できます。しかも、単なるレトロ趣味に終わらず、21世紀ならではの毒っ気とヒネリを効かせているところが曲者です。

2ndとなる本作でも、そんなBongolianワールドを満喫できます。

あなたもボンゴリアンになりませんか(笑)

全曲紹介しときやす。

「Agent Hardigs」
オープニングからボンゴ・ブレイクが炸裂します。Incredible Bongo Band好きにはたまらないファンキー・グルーヴ。3分強の演奏ですが、瞬く間に脳内はトランス状態へ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=xfPVokYNbUs

「Del-Ray」
サイケなボンゴ・グルーヴにラテンなティンバレス&ロッキン・ギターが絡む、Nasser Bouzidaらしいセンスの1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=E0LtIlKZ9i4

「Badger Burgess」
サイケデリック・モッドな演奏にスウィンギング・ロンドン好きはグッとくるはず!フラワーな世界へトリップしそうです。

「Sad Curtis」
哀愁モードの仕上がりですが、スペイシーなトリップ・サウンドやレゲエ調のリズムといったヒネリが効いています。
http://www.youtube.com/watch?v=3SrJgNl5Nws

「House Of Voodoo」
Hip-Hop好きの人はグッとくるであろうブレイキン・ファンク。不気味なシンセの音色も印象的です。

「16th Century Troubador」
60〜70年代オルガン・ソウル・ジャズへのリスペクトを感じる1曲。愛嬌のあるメロディにNasser Bouzidaらしい茶目っ気を感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=lxHG2iVbctc

「The Hoodwink」
クロスオーヴァー好きの人も気に入るであろう独特の音世界が展開されるコズミック・グルーヴ。ジワジワと高揚してくる感じが好きです。

「Psyche Yamm」
タイトルの通り、サイケ・モードのモッド・チューン。Nasser Bouzidaらしい毒っ気も効いています。

「Ferris Wheel」
サイケディリック&モッドなオルガン・グルーヴ。サイケなトリップ感とモッドなスタイリッシュ感が上手くバランスしています。タイトルは60年代後半に活動していたUKのスウィンギング・ロンドン系グループThe Ferris Wheelを意識したものなのでしょか???

「Victoria Park」
The Bongolianらしいスペイシー・モードのオルガン・グルーヴ。淡々とした展開ですが、これはこれでクセになりますね。
http://www.youtube.com/watch?v=u_pi0MWB4V8

「Soul Caravan」
僕の一番のお気に入り。ボンゴ・ブレイク炸裂のグルーヴィー・ソウル・ジャズ。60年代オルガン・ソウル・ジャズを21世紀モードに仕上げたといった趣です。思わず体を揺らしてしまいます!サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=VK-aQ2_uzCo

「Freddie's Dreaming」
60年代テイストの哀愁オルガン・グルーヴにマッド・シンセが加わった本作らしい仕上り。ラテン・フレイヴァーやモータウン・テイストも散りばめられています。
http://www.youtube.com/watch?v=_VcM-6ftYiE

「Routemaster Ride」
ラストはクラブジャズ好きにも歓迎されそうなボッサ・テイストの小粋なジャズ・チューン。

The Bongolianの過去記事もご参照下さい。

『The Bongolian』(2002年)
Bongolian

『Outer Bongolia』(2007年)
Outer Bongolia

ご興味のある方はBig Boss Manのアルバムもチェックを!

Big Boss Man『Humanize』(2001年)
Humanize

Big Boss Man『Winner』(2006年)
Winner

Big Boss Man『Full English Beat Breakfast』(2009年)
Full English Beat Breakfast
posted by ez at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする