発表年:1991年
ez的ジャンル:Full Forceファミリー系女性R&B
気分は... :Unbelievable Lover♪
今回は個人的に思い入れの強い作品Cheryl "Pepsii" Riley『Chapters』(1991年)です。
Cheryl "Pepsii" Rileyは1968年、N.Y.ブルックリン生まれの女性R&Bシンガー。
Lisa Lisa & Cult Jamらと同じく、Full Forceファミリーの一員として80年代から90年代初めに活躍しました。
Full Forceの全面バックアップで『Me, Myself & I』(1988年)、『Chapters』(1991年)、『...All That! 』(1993年)という3枚のアルバムをリリースしています。
Full Force好きだった僕は上記3枚のアルバムは全て持っています。デビュー・ヒット「Thanks for My Child」を含むデビュー・アルバム『Me, Myself & I』(1988年)も佳作だと思いますが、僕自身の思い入れが強いのはダントツで2nd『Chapters』(1991年)ですね。
特に「Unbelievable Lover」、「I've Got To Have You」、「Take A Chance On Me」の3曲がお気に入りで、昔はウォークマンでこれら3曲ばかりリピートしていた記憶があります。これら3曲は今でもよく聴くマイ・クラシックです。
もちろんプロデュースはFull Forceが務めています。それ以外にもLisa Lisa & Cult JamのAlex "Spanador" Moseley、Ex-GirlfriendといったFull Forceファミリーが参加しています。
また、また、Anita BakerやRegina Belleのアルバムでお馴染み、元Chapter 8のMichael J. PowellがRemix & Additional Productionというかたちで2曲に関与しています。
有名な某ガイド本でもセレクトされていますが、そのようなことに関わらず名盤だと思っています。
今日はとっても「Unbelievable Lover」が聴きたい気分です!
全曲紹介しときやす。
「I Don't Wanna Be Alone」
清らかな透明感のあるオープニング。Cheryl "Pepsii" Rileyというアーティストの顔がよくわかるオープニングだと思います。Ex-Girlfriendがバック・コーラスでサポートしています。Michael J. PowellがRemix & Additional Productionでいい仕事をしているものも見逃せません。
「How Can You Hurt The One You Love」
DVをテーマにしたメッセージ・ソング。DV撲滅を優しい歌声と力強いメッセージで呼びかけます。Cherylのヴォーカリストとしての実力も認識できる素晴らしいバラードです。この曲もMichael J. PowellがRemix & Additional Productionで関与しています。
http://www.youtube.com/watch?v=hDs2ywc-ycs
「Unbelievable Lover」
昔も今も僕の一番のお気に入り曲。SurfaceのBernard Jacksonとのデュエットです。いつ聴いても胸トキメク!最高に素敵なラブ・バラードです。愛しい人のことを思い浮かべながら聴くと、胸が高鳴ること間違いナシ!の名バラードだと思います。Bernardもソフトリーなハイ・トーン・ヴォーカルでラブ・ラブ・モードを盛り上げてくれます。Lisa Lisa & Cult JamのAlex "Spanador" Moseleyがキーボードで参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=nn14IZRc8yg
「Come Turn Me On」
この時代らしいというか、Full Forceらしいハネハネ系の仕上がり。Roey Shamirが手掛けたスペシャル・リミックスがブレイクとして挿入されています。
http://www.youtube.com/watch?v=14Os6369I5o
「A House Is Not A Home」
Hal David/Burt Bacharach作の名曲をカヴァー。オリジナルはDionne Warwickです。当ブログではLuther Vandrossのカヴァーも紹介済みです。ここではオーソドックスに正統派バラードを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=yKBp8T9uqGo
「In God's Hands」
タイトルからも想像できるように、ゴスペル・バラードです。Cherylの音楽的ルーツに触れることができますね。
http://www.youtube.com/watch?v=BL2TegdMhdA
「I've Got To Have You」
「Unbelievable Lover」、「Take A Chance On Me」と並ぶ僕のお気に入り。ラブリー・モードのミッド・グルーヴ。どこか懐かしいメロディをFull Forceらしいプロダクションで仕上げている感じが好きです。
「Take A Chance On Me」
この曲も大のお気に入り。何といっても、当ブログでも紹介したJam & LewisプロデュースによるChangeの名曲「Say You Love Me Again」のメロディがイントロで聴こえてきただけでグッときます。その意味ではJam & Lewis好きも要チェックの1曲だと思います。サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=MTOTY1x0M_s
「I Want You」
Full Forceプロデュースらしいハネ・ハネ・アップ・チューン。少しテンションを抑えてクールに仕上げているのが正解だと思います。
「(So Glad) This Love Affair Is Over」
80年代後半〜90年代前半のR&Bならではの懐かしいグルーヴ感を満喫できます。昔はこういう音好きだったなぁ・・・
「The Gift Of Family」
ア・カペラによる感動的な仕上がり。素晴らしいの一言に尽きます。
「Ain't No Way」
ラストはAretha Franklinの名曲バラードをカヴァー(Carolyn Franklin作)。オリジナルは当ブログでも紹介したアルバム『Lady Soul』に収録されています。Cherylヴァージョンは少しアーバンなテイストの「Ain't No Way」を聴かせてくれます。Ex-Girlfriendがバック・コーラスで参加しています。
興味がある方は『Me, Myself & I』(1988年)、『...All That! 』(1993年)の2枚もチェックを!
『Me, Myself & I』(1988年)
『...All That! 』(1993年)
同じFull Forceファミリー、Ex-Girlfriendの過去記事もご参照下さい。
Ex-Girlfriend『X Marks the Spot』(1991年)
Ex-Girlfriend『It's A Woman Thang』1994年)
そろそろFull Force本隊のアルバムも取り上げないといけませんね。