発表年:1981年
ez的ジャンル:N.Y.ディスコ/ソウル
気分は... :捨て難い魅力があります!
今回はレア・グルーヴ/フリーソウル・ファンに大人気のダンス・クラシック「Last Night Changed It All (I Really Had A Ball) 」でお馴染みの女性ソウル・シンガーEsther Williamsの3rdアルバム『Inside Of Me』(1981年)です。
Esther Williamsの紹介は、「Last Night Changed It All (I Really Had A Ball) 」収録の1stアルバム『Let Me Show You』(1976年)に続き2回目となります。
RCAからリリースされたメジャー作品となる本作『Inside Of Me』(1981年)を最後に、彼女のアルバム・リリースは途切れてしまうことになります。
確かに、1981年リリースであるにも関わらず、80年代サウンドというよりも70年代サウンドと呼んだ方が相応しいディスコ/ソウル作品です。それでも楽曲がなかなか粒揃いで妙に納得してしまうところがあります。特に後追いで聴く分には、そのあたりはあまり気にしないで楽しめますからね。
Larry Levanがリミックスを手掛けたガラージ・クラシック「I'll Be Your Pleasure」をはじめとするディスコ/ダンス・チューンが主役のアルバムですが、タイトル曲「Inside Of Me」等のメロウ・チューンの充実もアルバム全体の魅力を押し上げていると思います。
プロデュースはBob Currington/Joe Banaが務めています。Esther William本人やディスコ/ソウル・ファンにはお馴染みRodney Brown & Willie Lester、Ronald Tysonらがソングライティングを手掛けています。
「Last Night Changed It All (I Really Had A Ball) 」がお好きな人はぜひ本作もチェックを!
全曲紹介しときやす。
「I'll Be Your Pleasure」
Rodney Brown & Willie Lester作。かのLarry Levanがリミックスを手掛けたガラージ・クラシックである本曲が本作のハイライトとなります。N.Y.ガラージ・サウンドをバックに、Estherの艶やかなヴォーカルが光り輝きます。
http://www.youtube.com/watch?v=r8qJl_eA1bo
「Inside Of Me」
Esther Williams作。タイトル曲はフリーソウル好きの人であれば、気に入るであろう素敵なメロウ・グルーヴ。サンセット・モードにぴったりのロマンティックな仕上りです。「I'll Be Your Pleasure」に劣らぬ魅力を持った名曲だと思います。
「Make It With You」
Esther Williams作。70年代の香りが漂うアッパーなダンス・チューンです。
「You Are The Spice Of My Life」
Rodney Brown & Willie Lester作。Estherの艶やかなヴォーカルを満喫できるミディアム・チューン。
「You Can Use It」
Leroy Schuler/Ronald Tyson作。フィリー・ダンサーなディスコ・チューン。1981年のアルバムということを気にしなければ、楽しめる1曲だと思います。
「Ready For Love」
Leroy Schuler/Ronald Tyson作。甘く危険な香りの漂うセクシー・ソウル・チューン。この曲を推す人も結構多いのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=AdgdxQPMjvo
「Who Said It Was Wrong」
Leroy Schuler/Ronald Tyson作。個人的にはかなりのお気に入り。親しみやすいメロディのメロウ・ダンサーに仕上がっています。フリーソウル好きの人であれば気に入るはず!
「You Can Have It All」
Rodney Brown & Willie Lester作。ラストは大音量で聴きたい70年代モードのディスコ・チューンで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=9yEhOcy6Ozs
『Let Me Show You』(1976年)