発表年:1974年
ez的ジャンル:フレンチ・ライブラリー
気分は... :圧倒される格好良さ!
今回はフレンチ・ライブラリー界の巨匠Janko Nilovicの『Rythmes Contemporains 』(1974年)です。
我が家にあるJanko Nilovic作品の中からラウンジ感覚の『Chorus』(1974年)とスリリング&ドラマチックなジャズ・グルーヴを満喫できる『Rythmes Contemporains 』のどちらにするか迷いましたが、何故か『Chorus』はAmazonでの取扱いがないので『Rythmes Contemporains 』をセレクトしました。
Janko Nilovicは1941年モンテネグロ生まれのコンポーザー。
1960年代後半から1970年代にかけてフレンチ・ライブラリー(TV音源)界の巨匠として活躍しました。
その後、レア・グルーヴのムーヴメントの中でフレンチ・ライブラリー音源が再評価され、Janko Nilovicの作品にもスポット・ライトを浴びるようになりました。
多くのアルバムを残しており、僕も正確なディスコグラフィを把握できていませんが、有名なアルバムは『Psyc' Impressions』(1970年)、『Chorus』(1974年)、『Rythmes Contemporains 』(1974年)、『Funky Tramway』(1975年)、『Soul Impressions』(1975年)あたりですかね。
今日紹介する『Rythmes Contemporains 』は、前述のようにブラック・ムーヴィー・サントラや昨今のクラブジャズも顔負けのスリリング&ドラマチックなジャズ・サウンドを聴くことができます。
こんなに格好良い音を聴かされると、彼の音源にみんなが飛びつくのも納得ですね。
クラブジャズやレア・グルーヴ好きの方はぜひチェックしてみて下さい。
全曲紹介しときやす。
「Black On A White Ground」
この格好良すぎるオープニングを聴けばぶっ飛ぶはず!ブラック・ムーヴィー・サントラばりのスリリングなサウンドとドラマチックな展開に圧倒されてしまいます。凄すぎます!
http://www.youtube.com/watch?v=oBLkvp3WQ90
「Giant Locomotion」
ブラック・ムーヴィー・サントラばりの前半からCatherine Laraのバイオリンをフィーチャーした後半への展開が素晴らしいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PTsNA_hcOa0
「Xenos Cosmos」
Giles Petersonもお気に入り。本作の中でも人気の1曲かもしれませんね。コーラス入りのドラマチック・ジャズ・チューン。シネマ・ジャズとクラブジャズのいいとこ取りみたいな感じがいいですね。The Returners「Powerless」のサンプリング・ソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=CWKM4fmZLSc
「Underground Session」
ドラマチック&グルーヴィーな仕上がりにグッときます。アクション映画とかスパイ映画とかのサントラにぴったりな感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=JhFqfOKiUr4
「Mouvements Aquatiles」
短いながらも壮大なスケール感があります。
http://www.youtube.com/watch?v=y9xbg6M3c8c
「The Savage Rose」
ラストはファンキー&フリーキーなジャズ・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=aFWoVppgs0k
『Psyc' Impressions』(1970年)
『Funky Tramway』(1975年)
『Soul Impressions』(1975年)