2012年05月24日

Ben Westbeech『Welcome To The Best Years Of Your Life』

UKクロスオーヴァー・ソウルの人気作。人気曲「So Good Today」、「Get Closer」収録!☆Ben Westbeech『Welcome To The Best Years Of Your Life』
Welcome to the Best Years of Your Life(ウェルカム・トゥ・ザ・ベスト・イヤーズ・オブ・ユア・ライフ)
発表年:2007年
ez的ジャンル:UKクロスオーヴァー・ソウル
気分は... :フレッシュ!

サッカーは昨晩にA代表の親善試合、未明にU23代表のトゥーロン国際大会の初戦がありました。A代表は勝利、U23代表は敗戦という結果でしたが、個人的には2試合ともに何処か物足りなさを感じました。特にU23代表は脆さを露呈した結果に終わりましたね。A代表戦のマスコミの論調は勝利という結果を受けて、好意的なものが多いようですが、手放しで喜べる内容では無かったと思います。A代表での本田が復活、U23代表は指宿がその片鱗を見せてくれたあたりは見所がありましたが・・・

今回はクロスオーヴァー/クラブミュージック好きにはお馴染み、Ben Westbeechのデビュー・アルバム『Welcome To The Best Years Of Your Life』(2007年)です。

ブリストル出身の男性シンガー/プロデューサー/DJであるBen Westbeechの紹介は、2ndアルバム『There's More To Life Than This』(2011年)に続き2回目となります。

Gilles Petersonにその才能を見出され、彼が主宰するBrownswood Recordsの第一弾アーティストとして、2006年のデビュー・シングル「So Good Today」で注目され、それに続いて2007年にリリースされた1stアルバムが本作『Welcome To The Best Years Of Your Life』です。

以前に紹介した2nd『There's More To Life Than This』(2011年)は、『ezが選ぶ2011年の10枚』でセレクトしたお気に入り作でしたが、やはりBen Westbeechと言えば、本作『Welcome To The Best Years Of Your Life』のイメージが強いですね。

「So Good Today」「Get Closer」をはじめ、クラブミュージック/クロスオーヴァー経由のブルーアイド・ソウルを満喫できます。

手の込んだサウンドではありませんが、クラブミュージック、ソウル/ファンク、ジャズ、Hip-Hop、ラテン/ブラジルなど様々な音楽のエッセンスを独自のセンスで採りこんだ音世界は、新感覚アーティストと聴く者に強いインパクトを与えてくれました。

リリースから5年が経ちますが、今聴いてもフレッシュな印象を与えてくれます。

全曲紹介しときやす。

「Welcome」
意外にもアルバムはブルージーな雰囲気でスタートします。アルバムのプロローグ的な位置づけの曲です。

「So Good Today」
オススメその1。Ben Westbeechの名をエッジーな音楽ファンに知らしめた記念すべきデビュー・シングル。爽快ギターとソウルフル・ヴォーカルが心地好い、シンプルながらも軽やかでポップな味わいのクロスオーヴァー・ソウル。ポジティブな歌詞も含めて気分爽快にさせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=7vhd1pDS5dM

「Get Silly」
オススメその2。Ray Barretto「Pastime Paradise」Stevie Wonderのカヴァー)をサンプリングしたファンキー&ラテン・フレイヴァーのクロスオーヴァー・ソウルに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=s9XHScq5e78

「Get Closer」
オススメその3。DJ Dieをフィーチャーし、シングルにもなった人気曲。Linda Williams「Elevate Your Mind」ネタのピアノ・ループが印象的なドラムンベース・チューンです。気分を盛り上げて自分を奮い立たせたい時によく聴いていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Q3FXuFz3Yrg

「Bright Future」
Brian Valentinoのサックスをフィーチャーしたジャジーなクロスオーヴァー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=xHytkdH5gPo

「Nothing Else」
ジャジー・トラックにのったソウルフル・ヴォーカルがなかなか小粋です。派手さはありませんがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=jVG_xebI_ro

「Gotta Keep On」
メロウな鍵盤の響きとクロスオーヴァーな疾走感にグッときます。

「Taken Away From」
哀愁モードの仕上り。切々と歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=Zz9r0Rg44zo

「Grey Skies」
美しいピアノの音色に惹かれるインスト。インタールード的な1曲です。

「Stop What You're Doing」
オススメその4。Dionne Warwick「Wives And Lovers」をサンプリングしたスウィンギーな味わいのジャジー・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=oVKRx9SEQ3Y

「Dance With Me」
オススメその5疾走感が魅力のダンサブルなクロスオーヴァー・ソウル。クールに煽られていく感じが好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=poduAVPau_g

「Hang Around」
オススメその6。哀愁モードの疾走感にグッとくるソウルフル・ブロークンビーツ。クロスオーヴァー好きの人であれば心地好く聴くことができる1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=0SwBBYFCpgk

「Pusherman」
オススメその7。Bob Cunningham「Lover's Theme」をサンプリングしたアコースティック・ベースのループが印象的です。クラブジャズ好きの人も気に入る仕上りなのでは?

「In/Out」
エスニックな味わいとヴォーカルワークにヒネりの効いた小品。

「Beauty」
美しくも何処か切ない雰囲気のインストで本編は幕を閉じます。
http://www.youtube.com/watch?v=gLxRMU9R_cg

国内盤には、「I Want To Be Around You」「So Good Today (Yoruba Soul Mix)」の2曲がボーナス・トラックとして収録されています。特に「So Good Today」のリミックスはオリジナルが好きな人にはグッとくるはずです。

「So Good Today (Yoruba Soul Mix)」
http://www.youtube.com/watch?v=50R4y_Qat0c

『There's More To Life Than This』(2011年)
ゼア・イズ・モア・トゥ・ライフ・ザン・ディス [ボーナストラック付]
posted by ez at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする