2012年06月11日

Original Soundtrack『Brazil』

大好きなカルト映画『未来世紀ブラジル』のサントラ☆Original Soundtrack『Brazil』
Brazil
発表年:1985年
ez的ジャンル:近未来ブラック・コメディ映画サントラ
気分は... :タトル→バトル

今回はモンティ・パイソン(Monty Python)のメンバーTerry Gilliamが監督した近未来ブラック・コメディ映画『Brazil(邦題:未来世紀ブラジル)』(1985年)のサントラです。

主演はJonathan Pryce。名優Robert De Niroも出演しています。音楽担当はMichael Kamen

タイトルは"Brazil"ですが、舞台は南米のブラジルではありません。
情報統制が進んだどこかの国の近未来が舞台の映画です。

エリート官僚サムが官僚社会の些細なミスからトラブルに巻き込まれ・・・・最後にサムは廃人となってしまい・・・あらすじを簡潔に説明するのが難しいユーモラスで難解でファンタジーで毒気のあるブラック・コメディです。

大学生の時に本作を観ましたが、ストーリーや映像や演技が云々というよりも、その独特の世界観に魅了されてしまいました。また、何とも虚しい気持ちにさせられたラスト・シーンに背筋がゾクゾクした記憶があります。
http://www.youtube.com/watch?v=WLynM-GI_Mk

多分、この映画の持つカルト的な毒気が好きになれるかどうかで賛否両論分かれる作品だと思います。僕の場合、デートでこの映画を観に行きましたが、一緒に行った子は面白くなかったみたいでした。まぁ、今思えばデートで観に行くような映画ではないと思いますが(笑)

Michael Kamenが担当した音楽については、Ary Barroso作の名曲「Aquarela Do Brasil(邦題:ブラジルの水彩画)」が随所で使われています。日本でもCM曲としてお馴染みの曲ですが、僕がこの名曲を初めて知ったのがこの本作でした。

映画を観ていない人にとっては、少し退屈なサントラかもしれません。
それでも「Aquarela Do Brasil」の例のメロディを聴けば、思わず口笛を吹いてしまうのでは?

映画も音楽も毒気がクセになります。

今回は曲リストのみ紹介しておきます。

「Central Services/The Office」
http://www.youtube.com/watch?v=Dvo6ChoKCF4
「Sam Lowry's 1st Dream/"Brazil"」
Kate Bushのヴォーカルをフィーチャー
http://www.youtube.com/watch?v=_1KFEdtymyw
「Ducts」
「Waiting For Daddy/Sam Lowry's Wetter Dream "The Monoliths Erupt"」
※Mel Collinsのサックスをフィーチャー
「Truck Drive」
「The Restaurant (You've Got To Say The Number)」
※Derick Collinsのクラリネットをフィーチャー
「Mr Helpmann」
「The Elevator」
「Jill Brazil/Power Station」
「The Party (Part I)/Plastic Surgery」
「Ducting Dream」
「Brazil - Geoff Muldaur」
http://www.youtube.com/watch?v=9HtHEgINHO0
「Days & Nights In Kyoto - The Party (Part 2)」
「The Morning After」
「Escape ?」
「The Battle」
「Harry Tuttle - "A Man Consumed By Paperwork"」
「Mothers Funeral/Forces Of Darkness」
「Escape! No Escape !」
「Bachianos Brazil Samba」
http://www.youtube.com/watch?v=TzJpmxzoQjI

ご興味がある方はぜひ映画の方もチェックを!

『未来世紀ブラジル [DVD]』
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posted by ez at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする