2012年06月16日

Starcrost『Starcrost』

パンチの効いたテキサス産ジャズ・ファンク☆Starcrost『Starcrost』
Starcrost
発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク
気分は... :イタリアがいいね!

今回はレア・グルーヴ好きにはお馴染みののテキサス産ジャズ・ファンク作品Starcrost『Starcrost』(1976年)です。

Starcrostはテキサス州オースティンで結成されたグループ。メンバーはMike Mordecai(tb)、Liza Farrow(vo、p)、John Mills(ss、as、ts、fl)、David Deaton(key、vo、g)、Jim Spector(b、vo)、Paul Pearcy(ds、per、congas)の6名。プロデュースを務めたMike Mordecaiがリーダー格なのだと思います。また、紅一点のLiza Farrowのヴォーカルもグループの魅力の1つです。

グループがリリースした唯一のアルバムが『Starcrost』(1976年)です。

テキサスのローカル・ファンク・グループですが、レア・グルーヴ・ブームの中で発掘され、注目されることとなった1枚です。

アルバム全編を通じてパンチのある演奏を楽しめます。ブラジリアン・フレイヴァーやジャズ・ロック的なクロスオーヴァー・サウンドが聴けるのもいいですね。

これぞというキラー・チューンはありませんが、アルバム全体としては充実した1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「False Paradise」
オープニングは軽くブラジリアン・フレイヴァーの効いたジャズ・ファンク・チューン。メロウなエレピ、軽快なホーン隊、紅一点Liza Farrowの凛としたヴォーカルが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=pVtcf-nBoCw

「Catharsis」
疾走するフュージョン・チューン。John Millsのサックス、Mike Mordecaiのトロンボーンが快調に飛ばします。
http://www.youtube.com/watch?v=huN_BY8m0s4

「Quicksand」
サンセット・モードのメロウ・ボッサ・チューン。モロに僕好みの1曲。Liza Farrowの何処か哀愁を帯びたヴォーカルにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=QcnGTez3fRw

「Grandfather Clock」
フルートとトロンボーンの絡みがいい感じのクロスオーヴァー・チューン。8分超の大作です。時にミステリアス、時にエキサイティングにバンドとしての彼らの実力を満喫できます。3人のヴォーカルの掛け合いもいい感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=JbyiZayvQxA

「Flow」
John Millsのサックス、Mike Mordecaiのトロンボーンを大きくフィーチャーしたインスト。
http://www.youtube.com/watch?v=VvoH1yfcHrY

「Run」
CDのみのボーナス・トラック。Liza Farrowのヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ファンク・チューンです。終盤はドラム・ソロです。
http://www.youtube.com/watch?v=lPocDscphO4

「Getting Going」
ジャズ・ロック的な雰囲気を持った1曲。何処となくミステリアスな雰囲気が漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=uSx242pxo1E

「Funky Little Home」
タイトル通りファンキーなグルーヴ感にグッとくる1曲です。Liza Farrowのヴォーカルも弾けています。

「Da Ba O」
前半はLiza Farrowのヴォーカルを前面に押し出したミディアム・スロウ、後半はテンションの高いインスト・パートになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=gczShz8mgxA

「I've Got A Plan」
ラストはブルーアイド・ソウル的な雰囲気を持ったキャッチーな1曲。シングルにもなったようです。

サッカーのユーロ2012は段々面白い試合が増えてきましたね。
ドイツ、スペインが本命だと思いますが、個人的にはイタリアがなかなかいいんじゃないかと思います(結果は伴っていませんが)。あとはフランスの復調に期待しています。
posted by ez at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする