
発表年:1969年
ez的ジャンル:スキャンダル・カップル系フレンチ・ポップ
気分は... : 69はエロな年?
サッカーのユーロ2012「イングランド対イタリア」は予想通りの大熱戦となりましたね。
まぁ、PK戦になったら運ですからね。それにしてもブッフォンはやはり凄かったですね。
フランスのエロ不良オヤジSerge Gainsbourgと女優Jane Birkinというスキャンダル・カップルの共同名義アルバム『Jane Birkin et Serge Gainsbourg』(1969年)です。
これまで当ブログで紹介したSerge GainsbourgおよびJane Birkinの作品は以下のとおりです。
Serge Gainsbourg Et Brigitte Bardot『Bonnie And Clyde』(1968年)
Original Soundtrack『Anna』(1969年) ※Gainsbourgが音楽担当
Serge Gainsbourg『Histoire De Melody Nelson』(1971年)
Serge Gainsbourg『Love On The Beat』(1984年)
Jane Birkin『Lolita Go Home』(1975年)
1968年にJohn Barryと離婚したJane Birkinはフランスに渡ります。そこで出演した映画『Slogan』(1968年)で共演したSerge Gainsbourgと恋に落ち、公私にわたるパートナーとなります。1971年に二人の間に生まれたのが女優/歌手のCharlotte Gainsbourgです。
そんな二人のラブラブの絶頂期に制作されたアルバムが本作『Jane Birkin et Serge Gainsbourg』(1969年)です。以前に紹介した『Histoire De Melody Nelson』(1971年)なども実質的には二人の共演作ですが、正式にBirkinとGainsbourgの共同名義でリリースされたオリジナル・アルバムは本作のみです。
Jane Birkinの代表曲「Je T'Aime... Moi Non Plus」をはじめ、「69 Annee Erotique」などGainsbourgの名曲が多数収録されています。Birkinのロリータ・ウィスパー・ヴォイスとGainsbourgの大人のエロ・ヴォーカルのコントラストがいいですね。
スキャンダル・カップルのフレンチ・ポップを満喫しましょう。
全曲紹介しときやす。
「Je T'Aime... Moi Non Plus」
本作のハイライト。元々はGainsbourgの(不倫の)恋仲であったBrigitte Bardotとレコーディングしたものでしたがお蔵入りになったのは有名な話ですね。スキャンダル・カップルのラブラブぶりで満ち溢れたフレンチ・エロ名曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=k3Fa4lOQfbA
「L'Anamour」
小粋なオルガン・サウンドとGainsbourgのセクシー・ヴォーカルがマッチした大人のグルーヴィー・フレンチに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=7pS95p7rSdU
「Orang Outan」
邦題「オランウータン」。キュートなBirkinのロリータ・ウィスパー・ヴォイスにヤラれます。
http://www.youtube.com/watch?v=DpO0J-nFi5o
「Sous Le Soleil Exactement」
邦題「太陽の真下で」。Gainsbourgが手掛けたサントラ『Anna』にも収録されていた楽曲のセルフカヴァー。
http://www.youtube.com/watch?v=do2lAQLXPTk
「18-39」
軽快なテンポのミュージカル調フレンチ・ポップをBirkinが歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=bgxPZFvOi8M
「69 Annee Erotique」
邦題「69はエロな年」。「Je T'Aime... Moi Non Plus」と並ぶハイライト曲。タイトルからしてエロですが、大人のセクシー・フレンチ・ポップに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=82p9cRMfJjQ
「Jane B.」
Chopinの曲にGainsbourgが歌詞をつけたもの。Birkinのロリータ・ヴォイスによる哀愁チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=bbUUwJxpW88
「Elisa」
フレンチ・ポップらしい小粋なセンスのが感じられる1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=SlzsHxrI3fg
「Le Canari Est Sur Le Balcon」
邦題「カナリヤはバルコニーに」。Birkinのロリータ・ヴォイスにぴったりの1曲。Birkinの好きならばグッとくると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=dgRu7Rhnxno
「Les Sucettes」
邦題「アニーとボンボン」。France Gallのヴァージョンでヒットした曲のセルフ・カヴァー。なかなか格好良いギター・グルーヴをバックに、エロ不良オヤジのダンディズム全開です。。
http://www.youtube.com/watch?v=yqWnO5mWurs
France Gall & Serge Gainsbourg「Les Sucettes」
http://www.youtube.com/watch?v=SR-4zw8P7BI
「Manon」
ラストは、オーケストレーションをバックにGainsbourgが囁きます。
Serge GainsbourgおよびJane Birkinの過去記事もご参照下さい。
Original Soundtrack『Anna』(1967年)

Serge Gainsbourg Et Brigitte Bardot『Bonnie And Clyde』(1968年)

Serge Gainsbourg『Histoire De Melody Nelson』(1971年)

Serge Gainsbourg『Love On The Beat』(1984年)

Jane Birkin『Lolita Go Home』(1975年)
