2012年06月26日

Penny Goodwin『Portrait Of A Gemini』

「What's Going On」のグッド・カヴァー収録☆Penny Goodwin『Portrait Of A Gemini』
ポートレイト・オブ・ア・ジェミニ
発表年:1974年
ez的ジャンル:ソウル/R&Bフィーリング系女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :すんなり「スペイン対ドイツ」なのか・・・

サッカーのユーロ2012はベスト4が出揃いましたが、スペイン、ポルトガル、ドイツ、イタリアという勝ち残りは順当すぎる感じですね。まぁ、このままいけば「スペイン対ドイツ」の決勝ということになるのでしょうが、イタリアが準決勝でドイツを相当苦しめる気がします。イタリアのピルロを観ていて、改めて日本代表の遠藤がいかに大事な存在か思い知らされました。

今回はソウル/R&Bフィーリング溢れる女性ジャズ・シンガーPenny Goodwinのアルバム『Portrait Of A Gemini』(1974年)です。

ミルウォーキーのインディ・レーベルから当時2,000枚しかリリースされなかったレア作品でしたが、90年代クラブ・シーンで再評価され、注目されるようになったアルバムです。

女性ジャズ・ヴォーカル作品ですが、ソウル/R&Bフィーリングに溢れた仕上がりであり、ソウル・ファンも楽しめる1枚ではないかと思います。

プロデュースはRay Tabs。レコーディングにはRichard Evans(b)、Phil Upchurch(g)、Morris Jennings(ds)といった有名ミュージシャンも参加しています。

「What's Going On」「Lady Day & John Coltrane」「Trade Winds」といった名曲のカヴァーにグッときます。特に本作の再評価を高めた「What's Going On」とグルーヴィーな「Lady Day & John Coltrane」は要チェックだと思います

エモーショナルなジャジー・ソウルを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Today Is The First Day」
Sy Lefco。ジャジー・ソウルなこのオープニングがアルバムの雰囲気を物語っています。
http://www.youtube.com/watch?v=P1NwdG28EiQ

「Trade Winds」
Ralph MacDonald/William Salter作。個人的にこの曲が大好きなので、感動的な本カヴァーもお気に入りです。Penny Goodwinの素晴らしい歌いっぷりにグッときます。終盤のバックの盛り上がりもサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=ZlWJHzQuQb4

「Rain Sometimes」
Arthur Hamilton作。堂々と歌い上げるバラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=m_xGDu-gWWM

「Lady Day & John Coltrane」
Gil Scott-Heronの名曲カヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Pieces Of A Man』に収録されています。「What's Going On」と並ぶ人気曲なのでは?グルーヴィーに疾走するサウンドを聴けば、クラブシーンで再評価されるのも納得だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=j9xyGOApw7s

「That's All Right With Me」
P. Field/M. Small作。エモーショナルなバラード。さり気ないですが安定感があります。
http://www.youtube.com/watch?v=rNwQMEtpVF4

「He's Come Back」
Sy Lefco作。ブルージーな雰囲気にグッとくるソウルフル・バラード。
http://www.youtube.com/watch?v=SwdHRu_A3_g

「Too Soon You're Old」
Sy Lefco作。中盤以降のグルーヴィーな盛り上がりにグッときます。素晴らしいストリングスも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=8SK1EX7P6sI

「Slow Hot Wind」
Henry Mancini作「Lujon」のカヴァー。当ブログではMario Biondiのカヴァーも紹介済みです。本バージョンはスピリチュアルな雰囲気も漂うミステリアスなバラードに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=qCJQStdlVCA

「What's Going On」
本作のハイライトはご存知Marvin Gayeの永遠の名曲カヴァー。ジャズ・アルバムらしいジャズ・ファンク調の仕上りです。ゴスペル調の展開となる終盤にもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=H9hwy9Pbblw

「Amazing Grace」
ラストはご存知「Amazing Grace」で厳かに締め括ってくれます。

『Live』(2004年) ※1974年のライブ・レコーディング
ライヴ
posted by ez at 03:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする