発表年:1975年
ez的ジャンル:ブラジル人女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ
気分は... :アーセナル好きなのに香川を応援してしまう…ビミョー
いよいよ週末は欧州サッカー漬けになりますね。
まだまだ各国ビッグクラブは本調子ではありませんが、バルサは何とか逆転勝ちでリーガ開幕2連勝を飾りました。かなりヤバい展開でしたが、最後はメッシの2発で勝ち切ってしまうところは流石ですね。
プレミアは開幕2試合目で香川がプレミア初ゴールを挙げてホッとしましたね。かなりラッキー・ゴールでしたし、マスコミが持ち上げるほど香川のパフォーマンスが良かったとは観えませんでしたが、チーム、個人の結果が残ったことは良かったですね。なんて書きながら、本来アーセナル好きの自分が香川のマンUの結果に一喜一憂してしまうのは変な感覚ですね。
ブラジルを代表する女性ジャズ・シンガー/ピアニストTania Mariaの『Via Brasil vol.2』(1975年)です。
Tania Mariaの紹介は『Via Brasil vol.1』(1975年)、『Olha Quem Chega』(1971年)に続き3回目になります。
『Via Brasil vol.2』は、『Via Brasil vol.1』の続編であり、『Brazil With My Soul』(1978年)と並ぶ、フランスBarclayに残した3部作の1枚です(パリ録音)。
レコーディング・メンバーは『Via Brasil vol.1』同様、Tania Maria(vo、p、el-p)、Helio(b)、Boto(ds、per)というトリオ編成です。
夏に聴きたいTania Maria作品であれば、個人的には『Forbidden Colors』(1988年)あたりもよく聴いているのですが、聴くべき順番からすればやはりコチラが先だと思います。
vol.1同様にTania、Helio、Botoという3人の息が合った小粋なジャズ・サンバを満喫できます。
3名のみの演奏とは思えない躍動する素晴らしいアンサンブルを楽しみましょう!
全曲紹介しときやす。
「No Ano Que Vem」
Carlos Da Fe/Tania Maria作。小粋に躍動するジャズ・サンバでアルバムは幕を開けます。Tania Mariaのピアノ・タッチにグッときます。この1曲でつかみはOK。
http://www.youtube.com/watch?v=lfx5xu2lAs0
「Sem Compromisso」
Geraldo Pereira/Nelson Trigueiro作。哀愁モードのサンバ・リズムに惹かれる1曲。過ぎ行く夏を思い返したい気分にピッタリなのでは?
「Desafinado」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作品。当ブログではNara Leao、Roberto Menescal、Gary McFarlandのヴァージョンを紹介済みです。ここでは、お馴染みの名曲をエレガントな雰囲気で聴かせてくれます。
「Transamazonica」
Carlos Da Fe/Tania Maria作。3名の息がピッタリ合った躍動する演奏にグッときます。エレガントに音空間を駆け抜けます。
http://www.youtube.com/watch?v=dE5pI7cgIYw
「A Felicidade」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Morais作。これまたお馴染みの名曲をしっとりと聴かせてくれます。
当ブログではRamsey Lewis Trio、Kenny Drew、Milton Nascimento、Sirius B、Claude Ciari, Bernard Gerard And The Batucada's Seven、Diana Pantonのカヴァーも紹介済みです。ご興味のある方はそれらの記事もご参照下さい。
「Beiro De Mar」
Gilberto Gil/Joao Donato作。フェンダーローズのメロウな響きが心地好い美しいバラード。サンセット・モードにぴったり。
「Chega De Saudade」
Vinicius de Moraes/Antonio Carlos Jobim作。永遠のボサノヴァ名曲をこのトリオらしい小粋なジャズ・ボッサで聴かせてくれます。
「Teimosa」
ブラジルの男性SSWデュオAntonio Carlos & Jocafi作品のカヴァー。落ち着いた雰囲気のメロウ・サウンドがいい感じです。
「Cancao Do Sal」
Milton Nascimento作の名曲「塩の歌」をカヴァー。女王Elis Reginaのヴァージョンで有名な曲ですね。当ブログではBossa Rio、Ronald Mesquita、Christiane Legrandのカヴァーも紹介済みです。ここでが堂々としたTaniaの歌いぶりと気品のあるサウンドが印象的です。
「Dona Flor」
ラストもAntonio Carlos & Jocafiのカヴァー。本作のハイライトに挙げる人もいる演奏なのでは?小粋な躍動感にグッとくるファンタスティック・グルーヴに魅了されるジャズ・サンバを満喫できます。サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=w9NTr0SsjL4
『Olha Quem Chega』(1971年)
『Via Brasil vol.1』(1975年)
『Brazil With My Soul』(1978年)
『Come With Me 』(1982年)、