2012年09月30日

Adam Dunning『Glass Bottom Boat』

前作に続きリオで録音されたオージー・メロウ・ボサノヴァ作品☆Adam Dunning『Glass Bottom Boat』
グラス・ボトム・ボート
発表年:2012年
ez的ジャンル:オージー系メロウ・ボサノヴァ
気分は... :メロウ・ボッサでチルアウト・・・

今回はオーストラリア・メルボルン出身の男性シンガー・ソングライター最新作Adam Dunning『Glass Bottom Boat』です。

Adam Dunningの紹介は『Sunset Monkeys』(2011年)に続き2回目となります。

本場ブラジルへ渡り、様々なミュージシャンと交流しながらブラジル音楽を吸収してきたAdamの前作『Sunset Monkeys』は良質のメロウ・ボッサ作品であり、日本のボッサ好きからも高い支持を得ました。

『Sunset Monkeys』(2011年)
サンセット・モンキーズ

「Sunset Monkeys」(From 『Sunset Monkeys』
http://www.youtube.com/watch?v=05_waWag-ok

その『Sunset Monkeys』に続く最新作『Glass Bottom Boat』も全曲英語で歌われる極上のメロウ・ボッサ作品に仕上がっています。

レコーディングは前作『Sunset Monkeys』同様リオで行われ、、Eugenio Dale(g)、Gastao Villeroy(b)、Rafael Vernet(p)、Rafael Barata(ds)、Glaucio Martins (fl、sax)、Jose Arimatea(flh)、Naife "Nana" Simoes(per)、Alexia Bomtempo(back vo)等のブラジル人ミュージシャンがバックを務めています。個人的には当ブログでもお馴染みの女性シンガーAlexia Bomtempoがバック・ヴォーカルで多くの曲に参加しているのが嬉しいですね。

また、スペシャル・ゲストとしてCris Delanno(vo)、David Feldman(p)、Barabara Mendes(vo)、Roberto Menescal(g)が参加しています。

Joao Donatoの名曲カヴァー「The Amazonas」以外はAdam Dunningのオリジナルです。

Adam Dunning本人がエグゼクティヴ・プロデューサー、ギターで参加のEugenio Daleがプロデュースも務めています。

チルアウトな気分になりたい方にピッタリなメロウ・ボサノヴァ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Is It Me」
オススメその1。美しくも切ない哀愁メロウがたまらないオープニング。英語なのにサウダージ感たっぷりなのが本作の魅力だと思います。

「Cabana」
オススメその2。僕の一番のお気に入り。軽快なリズムにのってクールに疾走するボッサ・チューンです。Glaucio Martinsの涼しげなフルートがいいアクセントになっています。

「Glass Bottom Boat (Into the Sea)」
オススメその3。Adam Dunningの本領発揮といった雰囲気のタイトル曲。美しいメロディと甘いAdamのヴォーカルにグッとくるビューティフル・ボッサ。エレガントなストリングスやロマンティックなホーン隊も加わり盛り上げてくれます。

「Samba from the Sea」
オススメその4。スペシャル・ゲストのCris DelannoとDavid Feldmanをフィーチャー。軽快ながらも落ち着いたジャズ・サンバです。エレガントなDavid Feldmanのピアノと華やかなCris Delannoのヴォーカルがグッド!

「Sofia」
オススメその5。ハワイアンAORなんかと一緒に聴きたくなるサンセット・モードのロマンティック・ボッサ。

「Never Really Know」
スペシャル・ゲストのBarabara Mendesをフィーチャー。ジャズ・ヴォーカル風のボッサ・チューンはリラックスしたエレガント感がいい感じ。

「Kiss of the Moon」
ひたすら甘いムードのロマンティック・ボッサ。美しいストリングスがロマンティック・ムードを盛り上げてくれます。

「Surf」
前作にも参加していたRoberto Menescalをスペシャル・ゲストとしてフィーチャー。Menescalの素晴らしいギターにAdamとAlexia Bomtempoのスキャットが絡む幻想的な仕上がり。巨匠MenescalとAdamの共演を楽しみましょう。

「The Amazonas」
Joao Donatoの名曲カヴァー。当ブログでははJoao Donato自身(アルバム『Quem e Quem』収録ヴァージョン)やAgustin Pereyra LucenaCal TjaderSteen Rasmussen Feat. Josefine Cronholmのヴァージョンも紹介済みです。本ヴァージョンはワルツ調のジャジー・カヴァーに仕上がっています。

「(Wishing You All) A Happy New Year」
本曲は震災後の日本へ送るメッセージ・ソングとのこと。そんな思いを噛みしめながら聴くとさらに感動が増す美しい楽曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=OWj-VTua7iE

「Glass Bottom Boat (Into the Sea) (Radio Mix)」
ラストは「Glass Bottom Boat (Into the Sea)」のラジオ・ミックスでアルバムの余韻を楽しみましょう。

海外サッカーはドイツ・ブンデス・リーガを中心に日本人選手が出場する試合が多いので週末が楽しみですね。個人的にはウィガンの宮市に一番期待しています。何とかレギュラーを奪取し、活躍してアーセナル復帰を果たして欲しいですね。宇佐美と宮市、この2人が2014W杯でザック・ジャパンの切り札になることを期待しています。
posted by ez at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする