2012年10月07日

Angie Stone『Rich Girl』

Angie姐さん健在!新作も極上ネオソウル作品☆Angie Stone『Rich Girl』
Rich Girl
発表年:2012年
ez的ジャンル:姐御系ダイアモンド・ソウル
気分は... :チャート・アクションなんぞ関係ねぇ!

大好きな女性R&BシンガーAngie Stone姐さんの最新作『Rich Girl』です。

当ブログでこれまで紹介したAngie Stone作品は以下の5枚(発売順)。

 『Black Diamond』(1999年)
 『Mahogany Soul』(2001年)
 『Stone Love』(2004年)
 『The Art Of Love & War』(2007年)
 『Unexpected』(2009年)

Staxに移籍し、リリースした前作『Unexpected』は商業的にはズッコケてしまいましたが、個人的には『ezが選ぶ2009年の10枚』に選ぶほどのお気に入り作でした。

まぁ、Angie姐さん本人はStaxのプロモ体制に不満だったのか、心機一転出直したかったのか、新作『Rich Girl』はSRR Records(Saguaro Road Rhythm)からのリリースとなりました。

プロデュース陣も一新され、Warren K. JonesLevi B. StephensIsaac L. LewisMike CityJ & J2 Productions"DMICKS's" Demond MickensKorey BowieAaron "Freedom" LylesBobby BrassSammy BluesCorey "Co-T" Tatumといったプロデューサーが起用されています。

おそらく本作もチャート・アクションでは苦戦すると思いますが、中身はAngie Stoneらしい極上ネオソウル作品に仕上がっています。

気負わず、迷わず我が道を進むブラック・ビューティー!
Angie姐さん!僕はあなたについていきます!

全曲紹介しときやす。

「Intro: Real Music」
小粋なアルバムのイントロ。

「Do What U Gotta Do」
アルバムからのリード・シングル。Warren K. Jones/Levi B. Stephens/Isaac L. Lewisプロデュース。小粋なグルーヴ感が心地好い、Angie姐さんらしいソウルフルなネオソウル・チューンに仕上がっています。Y'anna Crawleyの女性バック・コーラスもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=L2DP15D04HU

「Backup Plan」
Mike Cityプロデュース。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。キャッチー&アゲアゲな感じがAngie姐さんにピッタリだと思います。さすがはMike Cityと思わせてくる素晴らしい仕事ぶり!
http://www.youtube.com/watch?v=L4Xqs95wlSs

「Proud Of Me」
J & J2 Productionsプロデュース。失恋ソングだと思いますが、傷ついた恋心を姐さんの力強い歌声が勇気づけてくれます。

「First Time」
"DMICKS's" Demond Mickens/Korey Bowieプロデュース。ネオソウルらしいミッド・グルーヴ。爽やかな高揚感に包まれるます。(多分)オートチューンも使ったヴォーカル・プロダクションで盛り上げてくれます。

「Guilty」
Aaron "Freedom" Lyles/Bobby Brass/Sammy Bluesプロデュース。Aaron "Freedom" Lylesは『Black Diamond』『Mahogany Soul』にもプロデューサーで参加していましたね。込み上げ系の味わい深いソウル・チューンで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Y5_Cq6Y4OZ8

「Interlude」
俳優Malcolm-Jamal Warnerをフィーチャーしたインタールード。

「Alright」
J & J2 Productionsプロデュース。ネオソウルらしい浮遊するグルーヴに包まれたジャジー・ソウルなミッド・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=KXzGFtHIluw

「Livin' It Up」
"DMICKS's" Demond Mickens/Korey Bowieプロデュース。「Backup Plan」と並ぶキャッチーな仕上がり。"DMICKS's" Demond Mickens/Korey Bowieのコンビは本作でAngie姐さんの魅力を上手く引き出しており、とてもいい仕事をしていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=RxY3zuy3Lq8

「Rich Girl」
Warren K. Jones/Levi B. Stephens/Isaac L. Lewisプロデュース。タイトル曲はしみじみと伝わってくるソウル・チューン。ここでもY'anna Crawleyのバック・コーラスがいい感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=2PsFG2GJYAs

「Right In Front Of Me」
Mike Cityプロデュース。エレクトロ風味のトラックが印象的です。アルバムの中でいいアクセントになっているのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=Tp8t_AZqTqc

「I Can't Take it」
Corey "Co-T" Tatumプロデュース。哀愁モードのエレクトロ・トラックが印象的です。聴き込むほどこの妖しげなムードに惹かれていきそうです。

「Push N' Pull」
J & J2 Productionsプロデュース。James Owens Sr.のギターが印象的な哀愁R&Bチューン。

「U Lit My Fire」
Corey "Co-T" Tatumプロデュース。

「Sisters」
Warren K. Jones/Levi B. Stephens/Isaac L. Lewisプロデュース。ラストは感動的なバラードで締め括ってくれます。特に女性はグッとくるのでは?
Y'anna Crawley、Charlene "Tweet" Keys、Danetra Mooreといったソングライティングにも参加した女性ヴォーカリスト陣が盛り上げてくれます。さらに姐さんの近作では恒例となっている娘Diamond Stoneも参加しています。

Angie Stoneの過去記事もご参照下さい。

『Black Diamond』(1999年)
Black Diamond

『Mahogany Soul』(2001年)
Mahogany Soul

『Stone Love』(2004年)
ストーン・ラヴ

『The Art Of Love & War』(2007年)
The Art of Love and War

『Unexpected』(2009年)
Unexpected
posted by ez at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする