発表年:2008年
ez的ジャンル:UKクロスオーヴァー/Nu Jazz/Nu Soul
気分は... :サウザンプトンといえば...
殆ど徹夜状態でフラフラ、朝から栄養ドリンク状態です・・・
今回はGilles Petersonが“次世代のジャズだ”と大絶賛したアルバムPart Time Heroes『Meanwhile...』(2008年)です。
Part Time Heroesはイングランド南部サウザンプトンで結成されたプロダクション・デュオ。メンバーはRoss WakefieldとToby Vane。ユニット名は2人がかつてサンドイッチ配達人とショップ店員のアルバイトをする傍らで音楽活動をしていたことに因んだものです。
シングル「Realise」や今日紹介するデビュー・アルバム『Meanwhile...』が前述のようにGilles Petersonから絶賛され、注目を集めました。
サッカー日本代表DF吉田選手の所属チーム、サウザンプトンの試合日程をチェックしていて、急にサウザンプトン出身のこのユニットを取り上げようと思い立ちました(笑)
内容的にはクロスオーヴァーなNu Jazz/Nu Soul作品に仕上がっており、UKクラブミュージック好きの人であれば間違いなく気に入る内容だと思います。しかも殆どの曲がヴォーカル入りなので非常にキャッチーでし。ヴォーカリストも多彩でアルバム1枚を通してダレずに聴くことができます。
クラブミュージック好き以外の人が聴いても楽しめる間口の広さもあると思います。
全曲紹介しときやす。
「Intro (Skit)」
アルバムのイントロ。
「Ready For Change」
Pete Simpsonをフィーチャー。UKジャズ・ファンク調の仕上り。メロウに突き抜けて行く疾走感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=xlgTEFFgJII
「Shadowlands」
Liane Carrollをフィーチャー。クロスオーヴァー好きにはグッとくるダンサブルな仕上り。少し切ないヴォーカルとメロウな鍵盤が印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=jh0c5E44Gk0
「Realise」
Jono McCleeryをフィーチャー。前述のようにユニットが注目されるきっかけとなったシングル。Hip-HopのDJもやっていたという彼らですが、そんな影響も感じるフューチャー・ソウルに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=WNyeKkN6yyg
「Stop, Fade, Blur」
Laura Vaneをフィーチャー。LauraはToby Vaneの妹です。ダウンテンポなNu Soulに仕上がっています。Lauraのヴォーカルが案外いい感じです。
「Angels Fly」
Jono McCleeryをフィーチャー。哀愁モードのクロスオーヴァー・チューン。フルートの音色が印象的です。
「Sun Will Shine」
Bridgette Amofahをフィーチャー。メロウ・サウンドと何処か切ないメロディにグッとくるNu Jazz/Nu Soul。
http://www.youtube.com/watch?v=hGLckWIB9o8
「What's The Noise? (Part II) / What It Could Be」
Liane Carrollをフィーチャー。幻想的なインストの前半からLiane Carrollのソウルフルなヴォーカルが印象的な後半へと展開します。
http://www.youtube.com/watch?v=jTfu-xi2hNE
「Method (Don't Say Goodbye)」
Bridgette Amofahをフィーチャー。キュートなBridgette Amofahのヴォーカルの魅力を活かしたビューティフル&ミステリアスな仕上がり。
「Distance」
アルバム唯一のインスト。途中でギア・チェンジし、一気に加速します。
「In My Soul」
Laura Vaneをフィーチャー。僕の一番のお気に入り。4HeroやDegoがお好きな人は気に入るであろうクロスオーヴァー・ソウルです。
http://www.youtube.com/watch?v=in40pnZURu0
「You Don't Know」
国内盤ボーナス・トラック。Monday Michiru(マンデイ満ちる)をフィーチャー。当ブログであまり書いたことはないかもしれませんが、昔からマンデイ満ちる大好きなので嬉しいボーナス・トラックです。
興味がある方は今年リリースされた2ndアルバム『Lightfalls』(2012年)もチェックを!
『Lightfalls』(2012年)