2012年11月03日

Courtial With Errol Knowles『Don't You Think It's Time』

フリーソウル/レア・グルーヴ好きには嬉しい世界初CD化☆Courtial With Errol Knowles『Don't You Think It's Time』
ドント・ユー・シンク・イッツ・タイム
発表年:1976年
ez的ジャンル:シスコ産メロウ・グルーヴ/ラテン・グルーヴ
気分は... :祝世界初CD化!

今回はフリーソウル/レア・グルーヴ好きには嬉しい世界初CD化が実現したアルバムCourtial With Errol Knowles『Don't You Think It's Time』(1976年)です。

Courtial With Errol Knowlesはフリーソウル/レア・グルーヴ好きに人気のラテン・ロック・グループAztecaの元メンバーBill CourtialErrol Knowlesを双頭リーダーとして結成されたグループ。本作『Don't You Think It's Time』(1976年)が唯一のアルバムです。

フリーソウル/レア・グルーヴ好きの方にとって、Errol Knowlesは当ブログでも紹介したCoke Escovedo『Comin' At Ya』(1976年)への参加が最も印象的かもしれませんね。フリーソウル・クラシック「I Wouldn't Change A Thing」でソウルフルなヴォーカルを披露し、同じくフリーソウル人気曲「Runaway」ではヴォーカルに加えてソングライティングも手掛けています。

そんなErrol KnowlesとBill Courtialが双頭リーダーを務めた『Don't You Think It's Time』もフリーソウル/レア・グルーヴ好きの期待を裏切らないソウル、ジャズ、ラテンが一体化したメロウ・グルーヴ作品に仕上がっています。

メンバーはBill Courtial(g)、Errol Knowles(vo、congas)、Edward Williams III(b)、Geoffrey Whyte(ds)、David Kempton(key)、Jose Najera(per)の5名。さらにスペシャル・ゲストとしてPete Escovedo(congas)が参加しています。

レア・グルーヴ系の各種コンピで人気の「Time To Explain」「Losing You」をはじめ、シスコ産らしいメロウ・グルーヴを満喫できます。

楽曲は全てメンバーによるオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Don't You Think It's Time 」
ジャズ・ファンク色の強いオープニング。David Kemptonのシンセ・サウンドが印象的でうs。レア・グルーヴ系の音がお好きな人であれば気に入ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=SkDy1gOVdYY

「Thank You Baby」
哀愁モードのメロディとシャープなリズムが印象的な哀愁メロウ・グルーヴ。黄昏モードで一人さすらいたい気分の時にフィットします。

「Time To Explain」
本作のハイライトとなるメロウ・グルーヴ。西海岸らいし爽快メロウな雰囲気で疾走する感じがたまりません。Errol Knowlesのヴォーカル、メロウなエレピ、軽快なグルーヴ、Courtialのギター・ソロ全てがマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=Iz8EQOrSP64

「Best Of Friends」
ロマンティックな雰囲気のミディアム・スロウ。ロマンティックなハワイアンAORあたりと一緒に聴きたくなるサンセット気分にピッタリな1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=Hh4gejebEqo

「Poem For Helen」
哀愁モードのインスト・チューン。センチメンタルな雰囲気がなかなかいい感じです。

「Losing You」
「Time To Explain」と並ぶ本作のハイライト。リズム隊が最高に格好良いグルーヴを聴かせてくれます。Errol Knowlesのソウルフルなヴォーカルの魅力を存分に満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=GuMqTlvmEsQ

「Love Nevermore」
この曲も人気が高いのでは?ブリージン気分にはジャスト・フィットするメロウなボッサ・チューンです。ボッサAORって雰囲気がいいですね。Courtialのギター・ソロも冴えています。
http://www.youtube.com/watch?v=aeYL7j8yvSc

「Take The Time」
グルーヴィー・サウンドがお好きな人であればこの曲もオススメ。ソウル、ジャズ、ラテンがクロスオーヴァーしたこのユニットらしいグルーヴィー・サウンドを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=llCJNgF3I8c

「Corn Of The Cob」
フュージョン・テイストのインスト・チューン。Courtialのギター・プレイを楽しむにはいい曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=jntozhwgexg

「Time」
「Don't You Think It's Time 」のリプライズ。

関連作品として、AztecaのアルバムやCoke Escovedo『Comin' At Ya』もチェックを!

Azteca『Azteca』(1972年)
アステカ

Azteca『Pyramid Of The Moon』(1973年)
月のピラミッド(紙ジャケット仕様)

Coke Escovedo『Comin' At Ya』(1976年)
Comin at Ya
posted by ez at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする