発表年:2006年
ez的ジャンル:スペイン産オルガン・ジャズ・ファンク
気分は... :グルーヴィー・オルガン好きにはたまらない!
今回はスペインのジャズ・ファンク・バンドSpeak Lowの1stアルバム『I'm Gonna Groove Ya!』(2006年)です。
Speak Lowは2004年にスペイン、マドリードで結成されたジャズ・ファンク・バンド。結成時のメンバーは、Julian Maeso(org、vo)、Antonio Alvarez(ds)、Jose Garcia(g)、Martin García(ts)の4名。
2005年にシングル「Take Your Time/Papa Don't Take No Mess」(後者はJames Brownのカヴァー)でデビューし、世界中のジャズ・ファンク・ファンから注目を浴びました。
そして、翌年にジャズ・ファンク好きにはお馴染みのUKのレーベルAcid Jazzからリリースされた1stアルバムが『I'm Gonna Groove Ya!』です。その後David el Indio(per)がメンバーに加わり、2ndアルバム『Hands Up』(2009年)をリリースしています。『Hands Up』にはMichael Jacksonの大ヒット曲「Thriller」のカヴァーも収録されています。
Speak Low「Thriller」
http://www.youtube.com/watch?v=K1UFE2sFH8o
さて、今日紹介する1stアルバム『I'm Gonna Groove Ya!』はJulianのオルガン&ヴォーカルを中心にグルーヴィー&モッドな彼らの魅力が詰まった格好良い1枚に仕上がっています。ロッキンな雰囲気の楽曲もあるのもいいですね。
上記ジャケは国内盤ですが、輸入盤はジャケが異なりますのでご注意を!
『I'm Gonna Groove Ya!』 ※輸入盤
ジャズ・ファンク好き、オルガン・ジャズ好きの方はぜひチェックしてみて下さい。
全曲紹介しときやす。
「In The Fridge/A Quicki」
1分半にも満たない演奏ながらも、グルーヴィー&モッドな彼らの魅力が凝縮されたオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=e0iocINbPlA&feature=fvwrel
「Trouble Maker」
ロック好きの方も気に入るであろうヴォーカル入りの格好良いオルガン・ジャズ・ファンク。
「Funky Falafel」
格好良すぎるブレイクと共にスタートします。一気に駆け抜ける疾走感にグッとくるオルガン・ジャズ・ファンク。
http://www.youtube.com/watch?v=f8N0QAQsrHg
「To My Friend Georgie」
60年代オルガン・ジャズの雰囲気も漂うサウンドとなかなか味のあるJulianのヴォーカルがマッチした小粋な仕上がり。
「Meters Bread (Speaklow)」
タイトル通りThe Meters風のファンク・サウンドを聴かせてくれます。オルガン・ファンクの魅力を満喫できる1曲です。
「Booganova」
女性スキャット入り&ラテン/ボッサ・フレイヴァーな仕上がりは僕好み。60年代テイストを上手く取り入れた心憎い演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=bJnRbTRdvw4
「If You'd Be Mine」
ガッツ溢れるヴォーカルがグッドなモッドな格好とさオルガン・ジャズ・ファンク。ガッツ溢れるJulianのヴォーカルもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=FhTxw44JnZ0
「I'm Gonna Groove Ya」
タイトル曲はメロウ&グルーヴィーな魅力があります。結構フリーソウルがお好きな人が気に入るサウンドだと思います。
「Moon Cresta」
ロッキン&ファンキーな魅力があるインスト・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=LgkfUnDW7IQ
「Aceitunning」
アウトロ的なインスト・チューン。
2nd『Hands Up』(2009年)もチェックを!
『Hands Up』(2009年)