2012年12月12日

The Nation Funktasia『In Search Of The Last Trump Of Funk』

Foster & McElroyによるP-Funk作品☆The Nation Funktasia『In Search Of The Last Trump Of Funk』
In Search of the Last Trump
発表年:1991年
ez的ジャンル:Foster & McElroy流P-Funk
気分は... :P-Funkでグッタリ・モードに喝!

いろいろな疲れが一気にどっと出てきてしまいグッタリ・モードです。

今回は人気プロデューサー・チームFoster & McElroyが送り出したP-FunkユニットThe Nation Funktasiaの唯一のアルバム『In Search of the Last Trump of Funk』(1991年)です。

Denzil FosterThomas McElroyによるプロデューサー・チームFoster & McElroyは、Club Nouveauのメンバーとして1986年に全米No.1ヒット「Lean on Me」(ご存知Bill Withersの名曲カヴァー)を放ったのをきっかけに注目を浴びます。

その後Tony! Toni! Tone!En Vogue等数多くのアーティストを手掛ける人気プロデューサー・チームとなりました。

また、1989年にはFoster McElroyとしてアルバム『FM2』をリリースし、1991年には今回紹介するThe Nation Funktasia名義によるP-Funk作品『In Search of the Last Trump of Funk』をリリースしています。

そのThe Nation Funktasia『In Search of the Last Trump of Funk』(1991年)ですが、一応BambiInk PennCoool AidE=Theory
という4名のメンバーがクレジットされていますが、実体はFoster & McElroyによるP-Funkユニットと呼んでいいでしょう。

ParliamentFunkadelicを意識したP-Funkサウンドは実に痛快です。本家P-Funkよりもスマートな感じが>Foster & McElroyらしいかもしれませんね。

本家P-Funkに90年代らしい打ち込みサウンドやHip-Hop感覚を融合させた>Foster & McElroy流P-Funkを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
アルバムのイントロ。

「Anti Funky World」
Parliamentがお好きな人であれば絶対気に入るであろう1曲。シングルにもなりました。P-Funkらしいグルーヴやヴォーカル・スタイルを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=ICD02Pyx5O8

「Move Me」
この曲もシングルになりました。P-Funkならではの重心の低くケバケバしたノリを90年代らしい打ち込みサウンドで再現しています。。
http://www.youtube.com/watch?v=b8wL-AHXay4

「Political Feet (And Booty Affair)」
タイトルからしてP-Funk好きにはグッときますね。いかがわしい臭いがプンプンするあたりがいいですね。レゲエ調のアクセントをつけているのも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=_O9UqlSfKB8

「Planet Earth Thang」
女性ヴォーカルを前面に出しているせいか本ユニットならではのP-Funkチューンという印象を受けます。
http://www.youtube.com/watch?v=-8g0mKRApYY

「Fuzzy Sunshine」
この曲はP-Funkというよりも90年代R&Bらしいミディアム・スロウに仕上がっています。

「Coool-Aid Express Card」
Fred Wesley & The J.B.'s「Same Beat」をサンプリングし、ラップも入ったファンキーなP-Funk Hip-Hopに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=2crsnFNODZ8

「I Got Soul」
70年代のファンキー感覚を上手く取り入れたファンキー・チューン。密かに僕のお気に入りです。
http://www.youtube.com/watch?v=C7ipIRULT5Q

「On A Mission」
Bootsy Collins『What's Bootsy Doin'?』(1988年)あたりと一緒に聴きたい気分のサイバー・ファンク調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=vvWd1iLcE0s

「Peace, Love And Happiness」
メロディアスなスロウ・チューン。P-Funkのみで押し切らないあたりはFoster & McElroyらしいのかもしれませんね。

「Who's Making Love」
P-FnukとHip-Hopの感覚を上手く融合していますね。P-FnukネタのHip-Hopチューンなんかと一緒に聴くといいかも。

「Pheebie Not Confession」
サイバーなアルバムのアウトロ。

Foster & McElroy『FM2』(1989年)
FM2
posted by ez at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする