2013年01月13日

restless soul Fun Band『Fun Lp』

UKハウス/ブロークンビーツのトップDJ/プロデューサーによるソウル/ファンク作品☆restless soul Fun Band『Fun Lp』
restless soul fun band fun lp.jpg
発表年:2013年
ez的ジャンル:UKトップDJ/プロデューサー系ソウル/ファンク
気分は... :2013年新作の1発目!

今回は2013年リリース作品の紹介の1発目!

UKハウス/ブロークンビーツのトップDJ/プロデューサーPhil Asherによるソウル/ファンク作品restless soul Fun Band『Fun Lp』です。

人気コンピのコンパイラー、ハウス・パーティのレジデント、Bah Samba「Portuguese Love」等のリミックス、数多くのプロデュース・ワーク、そしてrestless soul名義による作品リリースなどUKクラブ・ミュージックを牽引してきたPhil Asherによるソウル/ファンク・ユニットがrestless soul Fun Bandです。

既に当ブログでも紹介した『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)や沖野修也がコンパイルした人気コンピ・シリーズ『BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES』(2012年)にrestless soul Fun Bandの作品が収録されているのでチェックされていた方も多いはず!

そんなrestless soul Fun Bandのフル・アルバム『Fun Lp』が遂にリリースされました。

アルバムにはZansika(Zansika Lachhani)Shea SoulLight Particleといったrestless soul作品でもお馴染みのシンガーやMark de Clive-LoweOm’Mas KeithSa-Ra Creative Partners)、Shawn Leeといった音楽好きにはお馴染みのサウンド・クリエイター、ROOT SOUL(池田憲一)SWING-O(45)、といった日本人アーティスト、Danny HuckridgeToni EconomidesDANKといった多彩なメンバーが参加しています。

多彩なメンバーと共演しながら、クラブ・ミュージック経由のソウル/ファンクをあの手この手で聴かせてくれます。

クラブ・ミュージック系リスナーは本作への注目度が高いと思いますが、いわゆるR&Bリスナーの人にも聴いて欲しい"ソウル/ファンク"作品ですね。

とりあえずはラストから2曲目の「Krafty Hand」の格好良さを聴けば、本作が一聴の価値アリ!ということがわかっていただけると思います。

ハウス/ブロークンビーツ経由のソウル/ファンク・サウンドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Taking Over Me」
Zansikaをフィーチャー。オープニングはミステリアスなエレクトリック・ソウルです。Zansikaのキュートなヴォーカルが音空間を浮遊していく感じがいいですね。

「Everytime」
Zansikaをフィーチャー。アフロ・ブラジリアンなリズムが印象的なトライバル・ファンク・チューンに仕上がっています。最近の僕の嗜好にマッチした1曲。

「Off My Mind」
Zansikaをフィーチャー。ミステリアスなソウル・チューンです。Mark de Clive-Loweがソングライティング&キーボードで参加しており、Zansika、MdCL、Phil Asherのコラボといった内容になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Ps-bW8Wqw7o

「Sunshine Smile」
DANKをフィーチャー。ファンキーなインスト・チューン。演奏がダイレクトに伝わってくる感じがいいですね。よくクレジットを見ると、ドラムを叩いているのはShawn Leeでした。ヴォイス・ボックスがいいアクセントになっています。

「13 & Good」
Mark de Clive-Loweをフィーチャー。近年のMark de Clive-Lowe作品や彼のプロデュース作の雰囲気に近いエレクトリック・ソウルなインスト・チューンです。

「Missing」
Zansika、ROOT SOUL & SWING-Oをフィーチャー。前述した沖野修也コンパイルの人気コンピ『BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES』(2012年)のオープニングを飾った曲です。グルーヴィーなファンク・サウンドをバックにZansikaが爽快なヴォーカルを聴かせてくれます。Toni Economidesのハーモニカもいいアクセントになっています。UKや欧州のジャズ・ファンク作品がお好きな人であれば気に入る1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=fNpxt0bcWsw ※一部のみ

『BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES』(2012年)
BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES

「Turn Me Out」
Shea Soulをフィーチャー。ファンキー・グルーヴ。Motetのラップも入り、少しラガな雰囲気が漂う感じが結構好きです。

「It’s Hard」
Shea Soul & Light Particleをフィーチャー。前述のReel People『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)に収録されていた楽曲です。Cameo「The Sound Table」のイントロを加工し、ループさせたファンク調ディスコ・チューンに仕上がっています。『Reel People Presents Golden Lady』でも格好良い曲だと思いましたが、改めて聴いてもその印象は変わりません。
http://www.youtube.com/watch?v=szqke--xaYs

「Joy」
Om’Mas Keithをフィーチャー。Sa-Ra Creative PartnersとPhil Asherのコラボというのは興味深いですね。Sa-Ra Creative Partnersがお好きな人であればニンマリしそうな哀愁エレクトリック・サウンドを満喫できます。

「Break It Down」
Danny Huckridge/Mark De Clive-Lowe/Toni Economides/Zansikaをフィーチャー。続々とファンキー・サウンドを畳み掛けるブレーク・ビーツに仕上がっています。

「Krafty Hand」
Zansikaをフィーチャー。僕の一番のお気に入り曲。この1曲のために本作を購入しても損はないと思います。ボトムの効いたグルーヴがたまらないリズム隊、ファンキーなホーン隊、キュートなZansikaのヴォーカル、全てが完璧です。特にStephen Mainのベースが格好良すぎます。
http://www.youtube.com/watch?v=yCzgVd3lCzY

「Draw Your Bow」
Shea Soulをフィーチャー。ラストはファンキー&メロウなソウル・チューン。ファンキー・リズムとメロウ・エレピのバランスがいい感じです。Shea Soulのヴォーカルも存在感があります。この曲もMark De Clive-Loweがソングライティング&ベース&キーボードで参加しています。

このケバケバしいジャケの毒っ気も好きです(笑)
posted by ez at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月12日

Lance Ellington『Pleasure And Pain』

Jam & Lewis好きにオススメのUK白人シンガー作品。ミックスはFlyte Tyme Studios☆Lance Ellington『Pleasure And Pain』
lance ellington pleasure and pain.jpg
発表年:1990年
ez的ジャンル:Flyte Tyme系白人R&Bシンガー
気分は... :Jam & Lewis好きはぜひチェックを!

今回はUKの白人シンガーLance EllingtonによるR&Bアルバム『Pleasure And Pain』(1990年)です。

リアルタイムでよく聴いていたアルバムであり、久々に聴いて懐かしい思いで一杯です。

本作はJam & Lewis(Jimmy Jam & Terry Lewis)の右腕Steve Hodgeがプロデュース&ミックスを務めています。特にミックスの殆どをFlyte Tyme Studiosで作業したおかげでJam & Lewisプロデュース作品のような印象を受けるのが本作の最大の聴きどころです。

さらにJam & Lewis作品ではお馴染みのLisa KeithRandy Ran、そしてTerry Lewis本人もバック・コーラスで参加しています。個人的には当ブログでもソロ・アルバムを紹介した女性シンガーLisa Keithの歌声を5曲で聴くことができるのが嬉しいですね。

正確には全13曲中6曲をSteve Hodgeがプロデュース、残りをLance Ellington本人とPeter Pritchardがプロデュースしています。Peter Pritchardはハウス系のプロデューサーですね。楽曲は全曲Lance Ellington & Peter Pritchardのコンビです。

主役のLance Ellington自体は際立ったシンガーというわけではありませんが、Flyte Tymeサウンドとの相性は良いと思います。

Jam & Lewisプロデュースではありませんが、Jam & Lewis好きの方はチェックすると楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Treat Me Right」
オープニングからFlyte Tymeモード全開です。シングルにもなりました。当時実に洗練されたサウンドという印象を受けました。今聴くと、やり過ぎていない感じがいいと思います。

「Time Won't Wait」
個人的には本作の魅力を象徴する1曲という気がします。ドライヴ・ミュージック感覚のライトなR&Bサウンドを満喫できます。Lanceのヴォーカルのフィット感も申し分なしだと思います。Lisa Keith好きとしては彼女のバック・ヴォーカルも満喫できる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=AC10X6ORL7c

「Who's Loving You Tonight」
イントロがいかにもJam & Lewisって感じで惹かれるタイトル曲。かなりベタな感じのバラードですが、Jam & Lewis好きにとって抗えない魅力を感じます。Lisa Keith、Randy Ran、Terry Lewisの3名がバック・コーラスで参加している点にも注目です。
http://www.youtube.com/watch?v=vj7LVpDMjE0

「Pleasure And Pain」
タイトル曲はAlexander O'Nealあたりが歌ってもフィットしそうな曲ですね。でも、そこまで濃厚にならない薄味が本作の魅力だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=u7kAlfWjTlo

「Love Scared」
アーバンなブラコン感にグッとくる仕上がり。シングルにもなりました。Nico Ramsdenのギターも効いています。
http://www.youtube.com/watch?v=cvXvKUTaCX0

「Natural Love」
今回聴き直して良い曲だと再認識した1曲。この曲はFlyte Tymeミックスではありませんが、Peter Pritchardの手腕で洗練されたアップ・チューンに仕上がっていると思います。

「Every Woman」
良くも悪くもこの時代の音ですね。90年代前半の硬質なR&Bサウンドがお好きな人であれば気に入る1曲だと思います。

「Don't Ever Leave Me Again」
大人のミディアム・スロウ。適度にLance Ellingtonの熱唱も満喫できて、なかなか聴き応えのある1曲に仕上がっていると思います。

「Love Me More」
正統派のR&Bバラード。奇をてらわない正統派な感じが好感持てます。

「Do Something For Ya」
アルバムの中で最もFlyte Tymeらしからぬ音ですが、リアルタイムで最も頻繁に聴いていたのがこの爽快チューン。この曲を聴いていると何は良い事が起こりそうな魔力を持っているような気分にさせてくれる1曲でした。今聴いてもこの曲が一番好きですね。

「Winter Spring」
この時代らしいサウンドを楽しむという点ではこのダンサブルなアップも魅力がありますね。

「It's Up To Us」
哀愁モードのR&Bバラード。切ない感じがたまりません。

「Who's Loving You Tonight (Reprise)」
タイトル曲の余韻に浸りながらアルバムは幕を閉じます。

2000年代に入ってからも作品をリリースしているようですが、ジャケのオッサン顔を観るとイメージが損なわれるので紹介しません(笑)

その代わり、本作でも活躍している白人女性シンガーLisa Keithのアルバム『Walkin' In The Sun』(1993年)をチェックしてみてください。こちらはJam & Lewisプロデュース曲も含まれます。

Lisa Keith『Walkin' In The Sun』(1993年)
ウォーキン・イン・ザ・サン
posted by ez at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月11日

Dardanelles『Songs For New Lovers』

ジャズ・バー気分の円熟の女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ作品☆Dardanelles『Songs For New Lovers』
ソングス・フォー・ニュー・ラヴァーズ
発表年:1978年
ez的ジャンル:女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ
気分は... :ジャズ・バー気分で!

今回は円熟の女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ作品Dardanelles『Songs For New Lovers』(1978年)です。

Dardanelle(Dardanelle Hadley)(1917-1997年)はミシシッピ州アヴァロン出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト/ピアニスト。

1940年代には自身のグループを率いて活動していましたが、1949年に結婚を機にシーンから退いていましたが、1970年代に活動を再開しています。

今回紹介する『Songs For New Lovers』(1978年)は60歳を過ぎた時のレコーディング作品ですが、その後再評価が高まりCD化されるに至ったアルバムです。

レコーディング・メンバーはDardanelle(vo、p、vibe)、Bucky Pizzarelli(g)、George Duvivier(g)、Grady Tateという編成です。

Cafe Apres-midiのコンピに収録されたAntonio Carlos Jobimの名曲「Quiet Nights of Quiet Stars(Corcovado)」が人気のため、ブラジル/ボッサなイメージがある作品かもしれませんが、アルバム全体としてはジャズ・バー感覚の小粋なジャズ・ヴォーカル/ピアノ作品という印象です。

ウィスキーでも飲みながら寛いだ気分で聴きたいライト・ジャズ作品です。

全曲紹介しときやす。

「It Could Happen to You」
1944年作のミュージカル・コメディ映画『And the Angels Sing』のために書かれた作品(Johnny Burke作詞/Jimmy Van Heusen作曲)。当ブログではChet Bakerのカヴァーも紹介済みです。年齢を感じさせないDardanelleの小粋なヴォーカルがグッド!

「That Old Devil Called Love」
Billie Holidayの録音で知られるスタンダード(Allan Roberts/Doris Fisher作)。当ブログではAnn Burtonのカヴァーも紹介済みです。Bucky Pizzarelliの素敵なギターと自身のヴァイブ&ピアノをバックにベテランらしい味わいのあるヴォーカルを聴かせてくれます。

「For a Girl」
Lou Carter作。さまざまな選択肢で揺れる女心を歌った彼女にピッタリな1曲。小粋な雰囲気にグッときます。

「Quiet Nights of Quiet Stars」
Antonio Carlos Jobimの名曲「Corcovado」をカヴァー。当ブログではこれまでJoanie SommersCannonball AdderleyWanda Sa(Wanda De Sah)Mario Castro-Neves & Samba S.A.Diane Denoir/Eduardo MateoEarl Okinのヴァージョンを紹介済みです。本ヴァージョンは前述のようにCafe Apres-midiのコンピにも収録されている本作のハイライトです。しっとり&エレガントな「Corcovado」を聴かせてくれます。

「Just the Way You Are」
Billy Joelの名曲「素顔のままで」のインスト・カヴァー。当ブログではMeta Roos & Nippe Sylwens BandTill Bronnerのカヴァーも紹介済みです。本ヴァージョンはCafe Apres-midiのコンピにも収録されている人気曲です。ムーディーな「Just the Way You Are」を楽しめます。

「You Stepped Out of a Dream」
Gus Kahn作詞、Nacio Herb Brown作曲によるスタンダード。当ブログではSonny RollinsSergio Mendes & Brasil '66のカヴァーも紹介済みです。ジャズ・バー気分の小粋なメロウ・ジャズ作品に仕上がっています。

「Spring Can Really Hang You up the Most」
Fran Landesman/Tommy Wolf作のスタンダード。当ブログではElsie Bianchi Trioのヴァージョンも紹介済みです。語り掛けるようなヴォーカルが印象的です。雰囲気たっぷりのピアノもグッド!

「I Concentrate on You」
Cole Porterのスタンダード。小気味良いインスト・カヴァーに仕上がっています。

「Come in from the Rain」
Melissa Manchester/Carole Bayer Sager作。Captain & Tennilleも歌っていた楽曲。作者Melissa Manchester自身のヴァージョンは『Hey Ricky』(1982年)に収録されています。円熟のヴォーカルが味わい深さを増してくれます。

う〜ん、今日は頭の回転が絶不調・・・
posted by ez at 12:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

Angela Johnson『A Woman's Touch Vol.1』

多彩な実力派R&Bアーティストたちとのコラボ作品☆Angela Johnson『A Woman's Touch Vol.1』
A Womans Touch
発表年:2008年
ez的ジャンル:サウンド・クリエイター系女性R&B
気分は... :プロデューサーとしても凄いんです!

今回は女性R&BシンガーAngela Johnson『A Woman's Touch Vol.1』(2008年)です。

Angela Johnsonのソロ作の紹介は、4thアルバム『It's Personal』(2010年)、1stソロ『They Don't Know』(2002年)に続き3回目となります。また、John-Christian Urichらと結成したユニットCooly's Hot-Boxの2nd『Don't Be Afraid-Get On』(2004年)も当ブログで紹介済みです。

UKのR&BレーベルDomeからのリリースされた3rdアルバムとなる本作『A Womans Touch:Vol.1』(2008年)は1曲を除き、多様なゲスト・シンガーをフィーチャーした作品であり、女性R&Bシンガーというよりも、プロデューサー/サウンド・クリエイターAngela Johnsonの手腕を発揮したアルバムといった内容になっています。

本作にはRahsaan PattersonClaude Mcknight(Take 6)、MonetLisalaMaysa LeakIncognito等)、Eric RobersonFrank McCombTricia AngusGordon ChambersJulie DexterMarlon SaundersThe Jazzhole)、Lenora JayeErnesto Abreu(元Cooly's Hot-Box)といったR&Bシンガーの面々。

当ブログで取り上げたアーティストも多く、特にRahsaan PattersonFrank McCombGordon Chambersの3名が参加しているというだけで僕にとっては買いの作品です。

内容的にも、Angela Johnson好き、インディR&B好きであれば、Angela Johnsonのサウンド・クリエイターぶりと多彩なゲスト・シンガーの魅力的な歌声を楽しめる作品だと思います。特にAngelaのサウンドの緩急のつけ方が絶妙だと思います。

国内盤はジャケ、曲順が異なり、ボーナス・トラック1曲が追加されているのでご注意を!

『A Womans Touch:Vol.1』※国内盤(2008年)
Woman’s Touch

Angela Johnsonのトータルなミュージシャンとしての才を実感できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
アルバムのイントロ。

「Dream Flight」
お馴染みの男性ネオソウル・シンガーRahsaan Pattersonをフィーチャー。ライト&メロウなジャズ・ファンク・サウンドをバックにRahsaanがセクシー・ヴォーカルを聴かせてくれます。ライト&メロウなサウンドのせいかRahsaanのヴォーカルも少しマイルドに聴こえますね。アルバムのつかみはO.K.!といった感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=s2iCw63n3D4

「Here I Stand」
Take 6のメンバーでBrian McKnightの兄としても知られるClaude Mcknightをフィーチャー。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。美しいヴォーカル・アレンジとライト・グルーヴなメロウ・サウンドが何とも心地好いですね。同じくTake 6のMark Kibbleもバック・コーラスで参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=RsYXt8OV2XY

「That's Just The Way」
Monet(Monet Dunham)をフィーチャー。彼女のソロ『Essence』(2003年)にもAngelaプロデュース曲が収録されています。Monetの低音ヴォーカルを活かたソウルフルな仕上がりですが、サウンド面での緩急のつけ方がAngelaらしいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=10Epu9Pl2vU

「Walkin'」
Lisala(Lisala Beatty)をフィーチャー。しっとりとしたミディアム・チューン。ジワジワときます。Angela、Lisala、Tricia Angusのバック・コーラスもいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=pn8x6-0llMU

「More Than You Know」
IncognitoのMaysa Leakをフィーチャー。しっとりとしたソウル・バラードで魅了されます。ストリングスと控えめなホーン隊が盛りあがてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=SzKQMWHxsgY

「Should've Been There」
この曲はAngela本人をフィーチャー。軽快なAngelaらしいR&Bチューン。やはり本人にも前面に出てきてもらわいとね・・・
http://www.youtube.com/watch?v=c5Ja9IsQC8A

「Let Me Know」
インディ・ソウルの実力派シンガーEric Robersonをフィーチャー。ダンサブルな僕好みのエレクトリック・ソウルです。Eric Robersonのセクシー・ヴォーカルもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=ELMqfCOUcPk

「Play」
"21世紀のDonny Hathaway"Frank McCombをフィーチャー。昔のStevie Wonder調のファンク・チューン。メロウ&ファンキーな鍵盤サウンドを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=mXm7sevlJBY

「Not The One」
本作の他曲でもバック・コーラスで活躍しているTricia Angusをフィーチャーしたファンキー・チューン。ファンキー・ホーン隊やAngela、Tricia Angus、Lenora Jayeの3名によるバック・コーラスも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=BcgqBv6u0Fo

「Get Away」
"仕事人"男性R&Bソングライター/プロデューサー/シンガーGordon Chambersをフィーチャー。なぜかレゲエ・サウンドです。Gordon Chambersとならば、もっと別の路線もあったような気が・・・
http://www.youtube.com/watch?v=cFHV6cOOXAI

「How Sweet Life Is」
女性R&BシンガーJulie Dexterをフィーチャー。タイトルの通りスウィート・モードの美メロ・ミディアムR&B。

「Wait On A Maybe」
The JazzholeのMarlon Saundersと女性R&Bシンガー・ソングライターLenora Jayeをフィーチャー。大人のアーバンR&Bって雰囲気がいいですね。特にMarlon Saundersがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=58MAM6xTTLY

「Cryin' Over You」
Tricia Angus、Lisala、Angelaをフィーチャー。『They Don't Know』収録曲の再演です。Tricia Angus、Lisalaのソウルフル・ヴォーカルを満喫できます。負けじとAngela本人もソウルフルに迫ります。

「Amal」
ラストはCooly's Hot-Box時代の同僚Ernesto AbreuとAngelaの共演。Ernesto AbreuはN.Y.産アフロビート・バンドAntibalasの作品にも参加していましたね。ブラジリアン&アフリカン・フレイヴァーのメロウ・グルーヴはいかにも僕好みの1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=QtCYgd9Rr8w

本作のタイトルにはVol.1とあるので、いつかVol.2がリリースされることを期待してしまいます。

Angela Johnsonの他作品もチェックを!

『They Don't Know』(2002年)
They Don't Know

『Got To Let It Go』(2005年)
Got to Let It Go
国内盤と輸入盤で収録曲および録音が異なるのでご注意を!

『It's Personal』(2010年)
It's Personal

Cooly's Hot-Box『Don't Be Afraid-Get On』(2004年)
Don't Be Afraid: Get On
posted by ez at 04:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月09日

Bobby And I『Bobby And I』

ジャズ感覚のソフト・ロックを楽しめる男女デュオ☆Bobby And I『Bobby And I』
Bobby and I
発表年:1968年(?)
ez的ジャンル:ジャズ感覚ソフト・ロック
気分は... :なんかスッキリしないけど...

一昨日、NFLワイルドカード・プレーオフ「レッドスキンズ対シーホークス」の話題に触れましたが、僕の予想通りRG3は力尽きてしまいましたね。満身創痍で戦うRG3の姿は痛々しいものがありましたね。逆に、あんな状態であれば控えQBのカズンズに託してもよかった気がします。一方、シーホークスのQBウィルソンの冷静なプレーぶりは見事でしたね。

結局、ワイルドカード・プレーオフは4試合とも順当な結果でしたね。その分、ディビジョナル・プレーオフの4試合がいずれも好カードになりました。来週末も楽しみです。

年明け早々スッキリしないことだらけでモヤモヤ気分・・・こんな時には爽快男女コーラスでも!

今回は女性シンガーBobby Burchと男性ピアニスト/シンガーKen FishlerのデュオBobby And I唯一のアルバム『Bobby And I』です。

録音/リリース時期がいつなのか情報源で異なるので不明ですが、1968〜1970年の間のようです。ここでは便宜上1968年と書いておきましたが、間違っていたらごめんなさい。

僕自身はもっとソフトリーなソフト・ロックのイメージを持っていましたが、実際に聴くと予想以上にジャズ感覚の強い仕上りです。あとはアレンジが実に多彩で飽きさせない工夫があるのがいいですね。結構小技が効いている感じも好きです。

個人的には「Hurt So Bad」「5:09」「Mohair Sam」のようなグルーヴィーでのりのいい曲が好きですが、それ意外の曲も聴き込むほどに楽しめると思います。

プロデュースはThe Love Generationなども手掛けたTommy Oliver。レコーディングにはJim Gordon(ds)なども参加しています。

全曲紹介しときやす。

「Love Is For The Sharing」
オススメその1。Jan Fishler/Ken Fishler作。ハープシコードの音色が印象的なオープニング。伸びやかなBobby Burchのヴォーカルと60年代後半らしいポップ感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=pDmjB4c3ZBs

「5:09」
オススメその2。Bobby Burch/Ken Fishler作。キャッチーに弾けた開放的な仕上がり。開放的な疾走感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=s1HfwzzPzbI

「Michael From Mountains」
Joni Mitchell作。オリジナルはJoniのデビュー作『Song To A Seagull』に収録されています。少しミステリアスな空気を漂わせながらも清らかな仕上りがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=r5RPqTZksJk

「Everyone's Gone To The Moon」
Kenneth King作。ドリーミーなアレンジが印象的なバラード。

「Hurt So Bad」
オススメその3。Bobby Hart/Bobby Wilding/Teddy Randazzo作。
Little Anthony & The Imperials、1965年のヒット曲のカヴァー。当ブログではThe DelfonicsGrant Greenのカヴァーも紹介済みです。本作のハイライトかもしれませんね。本作らしい軽快なヴォーカルと小粋なジャズ・アレンジにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=8DtWF1O0zUY

「Ben Lomand Lament」
Ken Fishler作。イントロの印象的なフルートに続き、ミュージカルの1シーンのようなBobby Burchのヴォーカルを満喫できます。

「Catching The Time In Your Hand (Jan's Waltz)」
Ken Fishler作。プリティなワルツ調の仕上がり。どこかのどかな雰囲気が漂います。

「The Traffic Song」
オススメその4。Ken Fishler作。ビートの効いた感じは僕好み!途中で緩急つけているのもいいですね。

「Afternoon Sky」
Ken Fishler作。グッドタイム・ミュージック調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=V2ExLswo6D0

「Mohair Sam」
オススメその5。Dallas Frazier作。Manfred Mann等もカヴァーしていますね。R&Bテイストの仕上がりが格好良いですね。僕好みの仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=IhdSLKtdR7I

「Sweet Talkin' Guy」
Doug Morris/Elliot Greenberg/Barbara Baer/Robert Schwartz作。The Chiffonsのカヴァー。スタンダード「Let It Be Me」の一節も聴くことができます。

「Best Of Both World」
Don Black/Marc London作。ラストはドラマティックに締め括ってくれます。1つの曲のなかにさまざまなドラマがある感じです。

関連してThe Love Generationあたりをチェックするのも楽しいのでは?

The Love Generation『Montage』(1968年)
モンタージュ(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 03:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする