2013年01月03日

Leroy Hutson『Feel The Spirit』

ファンク色を強めた4thアルバム☆Leroy Hutson『Feel The Spirit』
Feel the Spirit
発表年:1976年
ez的ジャンル:Curtom系メロウ・ファンク
気分は... :新年1発目は・・・

2013年最初に紹介するアルバムはニューソウルを代表する男性シンガーLeroy Hutsonの4thアルバム『Feel The Spirit』(1976年)です。

毎年新年の1枚目って悩むんですが、今年は年末時点ですんなり本作に決定!年末に部屋でCDを整理していたら、本作のジャケが僕を呼んでいました(笑)。ジャケの雰囲気も新年らしい気がしませんか?

これまで当ブログで紹介したLeroy Hutson作品は以下の3枚。

 『Hutson』(1975年)
 『Hutson II』(1976年)
 『Closer To The Source』(1978年)

今日紹介する4thアルバム『Feel The Spirit』(1976年)は、彼の作品のなかでもファンク色の強い1枚です。本作ではThe Free Spirit Symphonyというバック・バンドをフィーチャーしているあたりもファンク・バンドを意識したものかもしれませんね。

ただし、ファンク色を強めたといったもメロウなフィーリングも保たれているのがLeroy Hutsonらしいところかもしれません。また、ファンキーといってもド派手な感じがしないのもLeroy Hutson作品らしいです。

プロデュース&アレンジはLeroy Hutson本人。数曲でRichard Evansがアレンジを手掛けています。

入手しづらいせいもあって、あまり取り上げられることの少ないアルバムかもしれませんが、Leroy Hutson好きであればぜひゲットしたい1枚ですね。

全曲紹介しときやす。

「It's The Music」
Leroy Hutson/Stephen Harris作。トライバルなパーカッションのイントロでスタートするファンキー・グルーヴ。Jerry Wilsonのサックスも盛り上げてくれます。EW&Fあたりの影響も感じますね。
http://www.youtube.com/watch?v=qRYrWukmdto

「Let's Be Lonely Together」
Donnell Hagan/Leroy Hutson/Michael Hawkins作。ファンキーな味わいとメロウネスがいい感じでバランスしているLeroy Hutsonらしいメロウ・ファンク・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=oOJkM2PvKUw

「Never Know What You Can Do (Give It A Try) 」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。イントロのアープ・シンセの音色が印象的なメロウ・ファンク。じわじわと熱くなっていく感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=MMogLKykp1w

Yak Ballz feat. Cage & Bobby Atlas「Pimped Out」、Memphis Bleek feat. M.O.P.「First, Last and Only」、Paul Wall「Smooth Operator」、Afu-Ra「Only U」、Ten Typ Mes「Definicja」等のサンプリング・ソースにもなっています。

Yak Ballz feat. Cage & Bobby Atlas「Pimped Out」
 http://www.youtube.com/watch?v=128c1FJ0MBI
Memphis Bleek feat. M.O.P.「First, Last and Only」
 http://www.youtube.com/watch?v=DUy22l6K45Q
Paul Wall「Smooth Operator」
 http://www.youtube.com/watch?v=zF5ddcnXWkE
Afu-Ra「Only U」
 http://www.youtube.com/watch?v=2C8cGzWZpiM
Ten Typ Mes「Definicja」
 http://www.youtube.com/watch?v=-yxy5c3QL9U

「Lover's Holiday」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。Leroy Hutsonのメロウ・ソウルな魅力を味わうにはこの曲が一番かもしれませんね。僕もこの曲が一番好き!
http://www.youtube.com/watch?v=6m92tt7UlB0

「Feel The Spirit ('76)」
Leroy Hutson作。アルバムのハイライトはやはりタイトル曲ですね。ガラージ・クラシックとしても人気のメロウ・ディスコ・チューンです。シングルとして全米R&Bチャート第25位となりました。
http://www.youtube.com/watch?v=AV6WF7VozQo

「Don't Let It Get Next To You」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。このミディアム・スロウもメロウ・ソウルなLeroy Hutsonがお好きな人にはグッとくるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=kFUPRANafQ0

「Butterfat」
Steve Khan作。ラストはファンキーなインスト。オリジナルはDavid Sanborn。彼のデビュー作『Taking Off』(1975年)に収録されています。ここでもJerry Wilsonのサックスが大活躍です。
http://www.youtube.com/watch?v=9kaRVvRoOPw

Curtom時代のLeroy Hutsonは最高です!

『Love Oh Love』(1973年)
Love Oh Love / the Man!

『The Man!』(1974年)
The Man!

『Hutson』(1975年)
Hutson

『Hutson II』(1976年)
Hutson II

『Closer To The Source』(1978年)
Closer to the Source
posted by ez at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする