発表年:1989年
ez的ジャンル:テディベア系ブラコン
気分は... :RG3に勝利の女神は微笑むのか?
只今NFLのワイルドカード・プレーオフ「レイブンズ対コルツ」を生放送で観戦中。
このままいけばレイブンズが勝ちそうなので、AFCのディビジョナル・プレーオフは「ブロンコス対レイブンズ」「ペイトリオッツ対テキサンズ」となりそうですね。「ブロンコス対レイブンズ」はかなり面白い試合になると期待しています。(試合途中でいうのも失礼ですが)敗れはしたもののコルツのQBラックの落ち着いたプレーぶりには感心しました。来シーズン以降さらに飛躍しそうですね。
さらにこの後はワイルドカード・プレーオフで一番楽しみにしていたカード「レッドスキンズ対シーホークス」です。RG3に期待したいですがシーホークスは強そうですね。
今回は80年代後半から90年代初めにかけて活躍した男性ソウル・シンガーMiles Jayeの2ndアルバム『Irresistible』(1989年)です。
Teddy Pendergrassばりのバリトン・ヴォーカルが魅力の男性シンガーMiles Jayeの紹介はデビュー・アルバム『Miles』(1987年)に続き2回目となります。
1st『Miles』に続き、本作『Irresistible』でも魅惑のバリトン・ヴォーカルを武器に、大人のブラコン作品に仕上がっています。
特にスロウ〜ミディアム系の楽曲が魅力的ですね。
レコーディングには、Grover Washington Jr.(ss)、Steve Graham(syn、prog)、Nat Adderley Jr.(key)、Steve Green(元Breakwater)(b)、Herb Smith(g)、Jef Lee Johnson(g)、Vic Stevens(ds)、Annette Hardman(back vo)、Charlene Holloway(back vo)、Paula Holloway(back vo)が参加しています。
『Miles』に比べて地味な印象かもしれませんが、しっかり聴けばなかなかグッドなブラコン作品に仕上がっていると思います。
プロデュース、アレンジはMiles Jaye本人。ソングライティングもカヴァー1曲を除き、Miles Jayeのオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「Irresistible」
タイトル曲は打ち込み系のトラックですが、Miles Jayeのテディベア系バリトン・ヴォーカルを楽しめます。Jef Lee Johnsonのロッキンなギターも印象的です。
「Objective」
アルバムからのシングル曲。Grover Washington Jr.がゲスト参加しています。80年代後半らしいダンサブルなブラコンに仕上がっています。Grover Washington Jrのソプラノ・サックスも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=LrC201OfWrU
「Next Time」
オーソドックスなアーバン・スロウ。Miles Jayeのシンガーとしての魅力を満喫できます。女性バック・コーラス隊の絡みもいい感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=PztfFptOqc4
「Slo Dance」
まさにスロウ・ダンスなブラコン。個人的にはアルバムのハイライトだと思います。大人の男性シンガーの色気が香ります。
http://www.youtube.com/watch?v=_K9aezPoVKs
「Message」
これも感動的なバラード。美しいメロディと切なるヴォーカルで胸一杯にさせてくれます。
「Next Time」から「Message」までのバラード3連発は本作最大の聴きどころだと思います。
「Neither One Of Us」
本作唯一のカヴァーはGladys Knight & The Pipsの大ヒット曲を取り上げています(Jim Weatherly作)。お馴染みの名曲をオリジナルと趣の異なるアーバンな雰囲気で聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=hCrQRUXnr2c
「Interlude」
インタールード。
「I'll Be There Tonight」
哀愁モードのミディアム・スロウ。哀愁モードながらも温もりのあるバリトン・ヴォーカルが優しく包み込んでくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=FeSSkuYV440
「Heaven」
アルバムからのシングル曲。ダンサブルな爽快ブラコン。バリトン・ヴォーカルがよく栄える感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=tkPorhfoGr4
「Love In The Night」
ラストはアーバン・メロウな雰囲気で締め括ってくれます。有名なジャズ・ミュージシャンNat Adderleyの息子Nat Adderley Jr.がキーボードで参加しています。
『Miles』(1987年)