
発表年:1968年(?)
ez的ジャンル:ジャズ感覚ソフト・ロック
気分は... :なんかスッキリしないけど...
一昨日、NFLワイルドカード・プレーオフ「レッドスキンズ対シーホークス」の話題に触れましたが、僕の予想通りRG3は力尽きてしまいましたね。満身創痍で戦うRG3の姿は痛々しいものがありましたね。逆に、あんな状態であれば控えQBのカズンズに託してもよかった気がします。一方、シーホークスのQBウィルソンの冷静なプレーぶりは見事でしたね。
結局、ワイルドカード・プレーオフは4試合とも順当な結果でしたね。その分、ディビジョナル・プレーオフの4試合がいずれも好カードになりました。来週末も楽しみです。
年明け早々スッキリしないことだらけでモヤモヤ気分・・・こんな時には爽快男女コーラスでも!
今回は女性シンガーBobby Burchと男性ピアニスト/シンガーKen FishlerのデュオBobby And I唯一のアルバム『Bobby And I』です。
録音/リリース時期がいつなのか情報源で異なるので不明ですが、1968〜1970年の間のようです。ここでは便宜上1968年と書いておきましたが、間違っていたらごめんなさい。
僕自身はもっとソフトリーなソフト・ロックのイメージを持っていましたが、実際に聴くと予想以上にジャズ感覚の強い仕上りです。あとはアレンジが実に多彩で飽きさせない工夫があるのがいいですね。結構小技が効いている感じも好きです。
個人的には「Hurt So Bad」、「5:09」、「Mohair Sam」のようなグルーヴィーでのりのいい曲が好きですが、それ意外の曲も聴き込むほどに楽しめると思います。
プロデュースはThe Love Generationなども手掛けたTommy Oliver。レコーディングにはJim Gordon(ds)なども参加しています。
全曲紹介しときやす。
「Love Is For The Sharing」
オススメその1。Jan Fishler/Ken Fishler作。ハープシコードの音色が印象的なオープニング。伸びやかなBobby Burchのヴォーカルと60年代後半らしいポップ感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=pDmjB4c3ZBs
「5:09」
オススメその2。Bobby Burch/Ken Fishler作。キャッチーに弾けた開放的な仕上がり。開放的な疾走感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=s1HfwzzPzbI
「Michael From Mountains」
Joni Mitchell作。オリジナルはJoniのデビュー作『Song To A Seagull』に収録されています。少しミステリアスな空気を漂わせながらも清らかな仕上りがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=r5RPqTZksJk
「Everyone's Gone To The Moon」
Kenneth King作。ドリーミーなアレンジが印象的なバラード。
「Hurt So Bad」
オススメその3。Bobby Hart/Bobby Wilding/Teddy Randazzo作。
Little Anthony & The Imperials、1965年のヒット曲のカヴァー。当ブログではThe Delfonics、Grant Greenのカヴァーも紹介済みです。本作のハイライトかもしれませんね。本作らしい軽快なヴォーカルと小粋なジャズ・アレンジにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=8DtWF1O0zUY
「Ben Lomand Lament」
Ken Fishler作。イントロの印象的なフルートに続き、ミュージカルの1シーンのようなBobby Burchのヴォーカルを満喫できます。
「Catching The Time In Your Hand (Jan's Waltz)」
Ken Fishler作。プリティなワルツ調の仕上がり。どこかのどかな雰囲気が漂います。
「The Traffic Song」
オススメその4。Ken Fishler作。ビートの効いた感じは僕好み!途中で緩急つけているのもいいですね。
「Afternoon Sky」
Ken Fishler作。グッドタイム・ミュージック調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=V2ExLswo6D0
「Mohair Sam」
オススメその5。Dallas Frazier作。Manfred Mann等もカヴァーしていますね。R&Bテイストの仕上がりが格好良いですね。僕好みの仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=IhdSLKtdR7I
「Sweet Talkin' Guy」
Doug Morris/Elliot Greenberg/Barbara Baer/Robert Schwartz作。The Chiffonsのカヴァー。スタンダード「Let It Be Me」の一節も聴くことができます。
「Best Of Both World」
Don Black/Marc London作。ラストはドラマティックに締め括ってくれます。1つの曲のなかにさまざまなドラマがある感じです。
関連してThe Love Generationあたりをチェックするのも楽しいのでは?
The Love Generation『Montage』(1968年)
