2013年02月21日

Jazzhole『...And The Feeling Goes Round』

2ndでもHip-Hop感覚のAcid Jazzサウンドは健在!☆Jazzhole『...And The Feeling Goes Round』
And the Feeling Goes Round
発表年:1995年
ez的ジャンル:Hip-Hop感覚Acid Jazzサウンド
気分は... :そろそろカウントダウン・・・

今回はN.Y.出身のAcid JazzグループThe Jazzholeの2ndアルバム『…And The Feeling Goes Round』(1995年)です。

Marlon SaundersWarren RosensteinJohn Pondelらを中心としたユニットThe Jazzholeの紹介は、デビュー・アルバム『The Jazzhole』(1994年)に続き2回目となります。

生音ジャズとHip-Hopビートを融合したサウンドにヴォーカル&ラップが絡む90年代らしいHip-Hop感覚のAcid Jazzサウンドが特長のグループですが、2ndとなる本作『…And The Feeling Goes Round』でもそうした音を満喫できます。

しかし、リアルタイムで聴いていた時でもマイナーな存在のグループであっただけに、今でもその当時聴いていた人以外には殆ど認知されていないグループかもしれませんね。

Acid JazzといえばUKのアーティストのイメージが強いですが、N.Y.のThe JazzholeやL.A.のThe SolsonicsといったUSのAcid Jazzグループももっと再評価されていい気がします。

特にGuru『Jazzmatazz』あたりに代表されるAcid JazzとHip-Hopの融合にグッとくる方には、ぜひThe Jazzholeを聴いて欲しいと思います。

本作にも前作『The Jazzhole』同様に、Ahmed BestRosa RussMichelle LewisKCBJack Ruby Jr.といった多彩なシンガー/MCが参加しています。

ジャズとファンクとソウルとHip-Hopが融合したN.Y.らしいAcid Jazzを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「98.8 WACJ - Guitar Intro」
アルバムのイントロ。John Pondelのギターがフィーチャーされています。

「The Beat Is The Bomb」
KCBらのラップを大きくフィーチャーしたHip-Hopチューン。とても力感のある仕上がりです。

「Do You See What I See?」
オススメその1。Acid Jazzらしいメロウ・グルーヴにKCBのラップとMarlon Saundersのヴォーカルが絡みます。アングラ・ジャジーHip-Hop好きの人あたりはグッとくる仕上がりなのでは?

「Shining Star」
オススメその2。Earth, Wind & Fire(EW&F)の大ヒット曲をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『That's the Way of the World』に収録されています。この大ヒット曲をMichelle Lewis、Rosa Russ、Ahmed Best、Marlon Saundersという4人のヴォーカルとJazzholeらしいHip-Hop感覚のAcid Jazzサウンドで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=hEi3LRzPfWI

「A Day In The Life」
ミステリアスな雰囲気の漂うジャジー・チューン。Warren Rosensteinの創り出すトラックがいい感じです。

「98.8 WACJ - Trumpet Break」
トランペットをフィーチャーしたインタールード。

「Moodness Of Cool」
オススメその3。Marlon Saundersのヴォーカルをフィーチャーしたクールなジャジー・グルーヴ。タイトルの通り、クールなムードで貫かれています。Michelle Lewisのセクシーなバック・ヴォーカルもいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=qDeO0hpzkHc

「A Kiss In Mid-July」
Michelle Lewisをフィーチャーしたムーディーなジャズ・ヴォーカル・チューン。Marlon Saundersのヴァイヴも聴くことができます。

「Is It Still Love?」
オススメその4。Rosa Russのソウルフル・ヴォーカルをフィーチャーした爽快グルーヴ。Acid Jazz好きの人であれば間違いない1枚だと思います。John Pondelのグルーヴィーなギターが心地好いです。

「98.8 WACJ - Sax Break」
David Binneyのサックスをフィーチャーしたインタールード。

「Round And Round」
Ahmed Bestをフィーチャー。この時期のジャズ・ラップらしい雰囲気の1曲。Guru『Jazzmatazz』なんかと一緒に聴いてもマッチしそう!

「Truth Is Plain」
Jack Ruby Jr.をフィーチャー。なかなかシブめのジャジー・チューンですが、Jack Ruby Jr.のヴォーカルがラガっぽいのが面白いですね。

「Rain Fall Down」
オススメその5。Rosa Russのソウルフル・ヴォーカルをフィーチャーしたメロウ・グルーヴ。ソウルフル&メロウなAcid Jazzがお好きな人は気に入ると思います。John Pondelのメロウ・ギターもグッド!

「Saying Nothing」
Ahmed Bestをフィーチャー。妖しげな空気の立ち込めるジャジーHip-Hopチューンです。

「98.8 WACJ - Guitar Outro」
アルバムのアウトロ。

興味のある方はThe Jazzholeの他作品もチェックを!
『The Jazzhole』(1994年)
Jazzhole

『Blackburst』(2000年)
Blackburst

『Circle of the Sun』(2002年)
Circle of the Sun

『Poet's Walk』(2006年)
Poet's Walk
posted by ez at 02:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする