2013年03月15日

Nu Colours『Unlimited』

London Community Gospel Choirのヴォーカリスト等によるダンサブルなUKソウル☆Nu Colours『Unlimited』
Unlimited
発表年:1993年
ez的ジャンル:ゴスペル系ダンサブルUKソウル
気分は... :最近更新遅めですが・・・

今回はUKソウルの男女コーラス・グループNu Coloursが1993年にリリースした『Unlimited』(1993年)です。

Nu ColoursはUKで結成されたコーラス・グループ。リーダーのLawrence Johnsonをはじめ、London Community Gospel Choirのメンバーを中心に結成されたグループです。グループは『Unlimited』(1993年)、『Nu Colours』(1996年)といったアルバムをリリースしています。

今回紹介する『Unlimited』(1993年)におけるメンバーは、Lawrence JohnsonPatricia KnightCarol RileyLain GrayFay Simpsonの5名。

ゴスペル・ヴォーカル/コーラスの更なる可能性を求めて制作された印象を受ける1枚です。全体的にダンサブルな楽曲で占められています。

内容としては、R&B/ソウルのみならずハウス系サウンド・プロダクションの楽曲も含まれます。このあたりで好き/嫌いが分かれるかもしれませんが・・・

個人的にはハウス/クラブ・ミュージックのエッセンスも取り入れたUKソウルらしいサウンドと実力派ヴォーカル陣がよくマッチした1枚に仕上がっていると思います。

Bryan Powell、Nicholas St. Victor Brown、Ian Green、Don E等がプロデュースを手掛けています。

全曲を紹介しときやす。

「Inside Love」
ダンサブルかつ爽快なオープニング。聴いていて実に安定感があります。 Lain Grayの伸びやかなヴォーカルとダンサブルなサウンドがよくマッチしています。

「Feel I Feel」
哀愁モードの仕上がり。ジワジワときます。

「Fallin' Down」
Jermaine Dupriも制作に関与したシングル曲。そんな影響もあってか、US R&Bっぽい仕上がりです。シングルになるだけあって実にキャッチーな仕上がり。

「Greater Love」
僕の一番のお気に入り。UKソウルらしいクラブ・ミュージックのテイストを上手く取り入れたR&Bチューンに仕上がっています。この時期、こういう音を好んで聴いていました。
http://www.youtube.com/watch?v=SUpP_a8vAjA

「Tears」
Frankie Knuckles/Satoshi Tomiie/Robert Owensによるハウス名曲をカヴァー。僕もSatoshi Tomiie & Frankie Knuckles名義の‎CDのMaxi-Single「And I Loved You/Tears」(1990年)を愛聴していたので、このセレクトは嬉しかったですね。 本ヴァージョンもハウス調のサウンド・プロダクションによるダンサブル・チューンに仕上がっています。シングルにもなりました。

「Let Freedom Reign」
この曲もハウス・サウンドとゴスペル仕込みのヴォーカルが上手く融合させています。ガラージ・ハウス好きの人はグッとくる仕上がりなのでは?

「Power」
この曲もシングル曲。本ヴァージョンはNJS調のアッパー・チューンですが、E-Smooveがリミックスを手掛けたハウス調のThe E Smoove Remixesも要チェックです。個人的には後者の方が好みです。

「Power(The E Smoove Remixes)」
http://www.youtube.com/watch?v=e7cqpvfR094

「Ocean」
Fay Simpsonがリード・ヴォーカルをとる感動的な仕上り。ゴスペルがベースのグループであれば、こういった感動バラードは外せませんね。

「What In The World」
アコギによるフォーキーなエッセンスを取り入れアクセントをつけた仕上り。
http://www.youtube.com/watch?v=-VRJuowdKok

「Love Unlimited」
タイトル曲はFay Simpsonと Lain Grayがリード・ヴォーカルをとる爽快なダンサブル・チューンです。

「Want Your Love 2 B Mine」
実にキャッチーにコーラス・グループとしての魅力を満喫できる1曲。Bryan Powellによるプロダクションもなかなか。

「Didn't Any 1 Tell U」
Patricia Knightがリード・ヴォーカルをとる感動バラード。素晴らしいヴォーカルに酔いしれましょう。

「Come Go With Me」
ラストはUKソウル・シンガーDon Eプロデュース。UKソウルらしいR&Bチューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=EQAL7QlmEyQ

Patricia Knight、Carol Rileyが抜け、新たにPriscilla-Mae Jonesが加入した『Nu Colours』(1996年)もチェックを!

『Nu Colours』(1996年)
Nu Colours
posted by ez at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする