2013年03月20日

Stanky Brown『Stanky Brown』

N.Y.録音のメロウ&ポップなシティ・ミュージックに惹かれます☆Stanky Brown『Stanky Brown』
スタンキー・ブラウン
発表年:1978年
ez的ジャンル:ポップ・ロック系AOR
気分は... :シティ・ミュージックで疲れを癒す・・・

祭日ですが、全く落ち着きのない1日でした。
ドッと疲れたなぁ・・・ということで更新も遅くなってしまいました。

今回はAORファンから再評価の高いStanky Brown BandStanky Brown名義でリリースした3rdアルバム『Stanky Brown』(1978年)です。

Stanky Brown Bandはニュージャ―ジー出身のグループ。『Our Pleasure to Serve You』(1976年)、『If the Lights Don't Get You the Helots Will 』(1977年)、『Stanky Brown』(1978年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバム『Our Pleasure to Serve You』収録の爽快メロウ「You've Come Over Me」が注目され、再評価が高まったグループですね。

「You've Come Over Me」
http://www.youtube.com/watch?v=HB_rQn0h7RI

今日紹介する3rd『Stanky Brown』(1978年)は3作品の中でも一番知名度の低いアルバムかもしれませんが、N.Y.録音らしいAORサウンドを満喫できます。

本作におけるメンバーはJames Brown(key、vo)、Richard Bunkiewicz(b)、Jerry M. Cordasco(ds、per、vo)、Jeffrey Leynor(g、vo)、Bob Messano(g、vo)、John Zangrando(woodwinds)の6名。

前作『If the Lights Don't Get You the Helots Will 』の後、Bob MessanoJohn Zangrandoの2名が新たにメンバーとして加わっています。

プロデュースはCharles Fisherが務め、前作『If the Lights Don't Get You the Helots Will 』に続き、AORファンにお馴染みのシンガーDavid LasleyLynn Pitneyがバック・コーラスでゲスト参加しています。

ポップ・ロックな楽曲もキャッチーですが、「Around Town」「Falling Fast」「Please Don't Be The One」といったメロウなシティ・ミュージックに惹かれます。

「Chains」以外はメンバーのオリジナルです。

N.Y.録音のメロウ&ポップなシティ・ミュージックを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Tell Me What You Want」
ポップ・ロックなオープニング。ややもすればクドさが目立ちそうな楽曲ですが、寸止めのところでいいキャッチーさを保っています。John Zangrandoのサックスが目立っています。

「Master Of Disguise」
アルバムの中でも最もロッキンな仕上がり。今の僕の嗜好とは異なるタイプの曲ですが、キャッチーにまとまっていると思います。

「You Make It Happen For Me」
オススメその1。AOR好きであればグッとくるであろうロマンチックなバラード。過度に仰々しくないのがいいですね。

「Around Town」
オススメその2。N.Y.の都会的な香りにグッとくる爽快メロウ・チューン。フリーソウル系がお好きな人も気に入るはず!

「She's A Taker」
再びポップ・ロック・チューン。ロック的な疾走感で駆け抜けます。ポップ・ロック・バンドとしての彼らの魅力がコンパクトに凝縮されています。

「Falling Fast」
オススメその3。シングル曲にもなった爽快メロウ・チューン。70年代SSW的なメロウネスをうまくバンド・サウンドに取り入れている感じがいいですね。

「Please Don't Be The One」
オススメその4。晴れた日にリラックスしながら聴きたいポップな仕上り。軽快なJohn Zangrandoのサックス・ソロとDavid LasleyとLynn Pitneyのバック・コーラス隊の好サポートが目立ちます。

「(I Wish I Was) Back In Your Arms Again」
オススメその5。哀愁メロウな雰囲気にグッとくるロマンティック・バラード。グループの素敵なコーラス・ワークも堪能できます。

「Chance Of Love」
オススメその6。メロウ・ポップに疾走します。シティ・ミュージック感覚を損なわないポップ感のバランスが絶妙です。

「Chains」
Jerry Goffin/Carole King作。黒人女性コーラスグループThe Cookiesのカヴァー。The Beatles『Please Please Me』のカヴァーでご存知の方も多いのでは?ここで弾けたポップ・ロックで聴かせてくれます。

Stanky Brown Band名義の1st、2ndもチェックを!

『Our Pleasure to Serve You』(1976年)
アワ・プレジャー・トゥ・サーヴ・ユー(生産限定紙ジャケット仕様)

『If the Lights Don't Get You the Helots Will 』(1977年)
If the Lights Don't Get You the Helots Will
posted by ez at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする