2013年03月23日

Malone & Barnes And Spontaneous Simplicity『Freedom Serenade』

レア・グルーブ/フリーソウル好きを虜にするスピリチュアル・コズミック・ファンク☆Malone & Barnes And Spontaneous Simplicity『Freedom Serenade
FREEDOM SERENADE
発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーブ系スピリチュアル・コズミック・ファンク
気分は... :すべてが聴きどころ!

今回はレア・グルーブ/フリーソウル好きを虜にするスピリチュアル・コズミック・ファンクの人気作Malone & Barnes And Spontaneous Simplicity『Freedom Serenade』(1976年)です。

自主制作作品ですがレア・グルーヴ方面からの再評価が高まり、その注目度が一気に高まったアルバムです。

Malone & Barnesは、Johnny MaloneAllan Barnesによるユニット。

Allan BarnesはThe Blackbyrdsのメンバーとしてもお馴染みですね。二人はハワード大学の同窓生であり、共にDonald Byrdに師事していました。

そんな二人がSpontaneous Simplicityを率いて自主制作したアルバムが本作『Freedom Serenade』(1976年)です。本作と同じ1976年に他界した人気バリトン・シンガーPaul Robesonへ捧げられたアルバムでもあります。

メンバーはJohnny Malone(vo、p、key)、Allan Barnes(cla、fl)以下、Tom Newman(g)、John Bebbs(ds)、Siggie Dillard(b)、Andre Richardson(congas、per)、Delbert Taylor(tp、vo)という編成のようです。

それ以外にGil Scott-Heronとの双頭コンビでお馴染みのBrian JacksonやWilson Pickettの音楽ディレクターも務めたトランペット奏者Curtis Pope、Sam Carter(g)、Tony Harrod(g)、Ben Wilson(vib、talking drum)、Tom McKenzie(b)といったミュージシャンが参加しています。

美しいメロウ・チューンからファンキーで強烈なジャズ・ファンクまでアルバム全編が聴きどころといった充実作です。ヴォーカル曲も多いのでソウル好きの人もかなりグッとくるはずです。

サウンドの壮大なスケール感とダイナミズムの虜になりますね。

いつ聴いても僕を感動で胸一杯にさせてくれるミラクルな1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Workin Plan」
この美しすぎるメロウ・グルーヴを聴いただけでフリーソウル好きは昇天してしまいますね。美しいメロディとジェントルなヴォーカルとそれに寄り添うホーン隊すべてがサイコー!ずっとリピートで聴き続けたくなる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=4iJuzw3_dlw

「Warp Ten」
パーカッシヴ&コズミックなジャズ・ファンク。軽快なカッティング・ギター、歯切れの良いホーン・アンサンブル、コズミックなシンセが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=f9AJObtEnQw

「Up 'N Comin」
ソウル/ファンク好きの人であれば、このアッパーなファンキー・グルーヴの格好良さにグッとくるのでは?聴いているだけでアドレナリン出まくりです。

「Moonstruck」
アフロ・コズミック・ジャズとでも呼びたくなる雰囲気の1曲。そのダイナミックな迫力で一気に駆け抜けます。
http://www.youtube.com/watch?v=UONO0aiE5Pk

「Galactic Interlude」
ヴァイヴとフルートの音色が心地好いメロウ・グルーヴ。清らかな男女ヴォーカルが盛りあげてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=oDVgkRw0VT0

「Road Man」
冒頭のドラム・ブレイクにグッとくるグルーヴィーなファンク・チューン。ファンキー・リズム隊をバックにソウルフル・ヴォーカルとホーン隊が絡む様が実に格好良いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PDQ1U4ObiLg

「Freedom Serenade (A Tribute to Paul Robeson)」
タイトルの通り、Paul Robesonに捧げられた1曲。まさにスピリチュアル・コズミック・ファンクと呼びたくなる壮大なスケール感にグッとくる美しい1曲です。

「Journey to the Stars」
ティンバレスのリズムやスペイシー・シンセをはじめ、不穏な空気の漂う強烈なファンキー・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=FlFeWURmLUw

「Galactic Interlude (Reprise) 」
ラストは「Galactic Interlude」のリプライズでアルバムの余韻に浸ることができます。

桜の開花も早まり、音楽もいよいよ春モードといった感じですね。
この週末は部屋のCD棚を春モードへ模様替えしたいと思います。
posted by ez at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする