2013年04月18日

Leon & Mary Russell『Make Love to the Music』

夫婦アルバムの第2弾!幸せオーラ出まくっています☆Leon & Mary Russell『Make Love to the Music』
奏でる愛の調べ(SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)
発表年:1977年
ez的ジャンル:スワンプ大将のソウルフル夫婦アルバム
気分は... :エントリー2,500回目!

今回で2,500回目のエントリーとなります。
2,000回の時もそうでしたが、こうした区切りを迎えるとそれなりに達成感が湧き上がってきています。

このスタイルでコンスタントにエントリーするのは、それなりに労力を費やす必要があり正直大変なのですが、盤をセレクトするのは楽しさや、記事作成するたびに自分の知識が積み上がっていく充実感の方がそれを上回っているので続けることができていると思います。

改めて、直近の500回で取り上げた作品のリストをざっと眺めてみましたが、微妙に自分自身の嗜好が変化していることに気づき面白かったですね。

1.特定の年代・ジャンルに偏ったセレクトはしない
2.好きではない作品は紹介しない(好きな作品しか紹介しない)
3.自分が所有する作品しか紹介しない

ブログ開設以来こだわってきた上記の方針はこれからも継続していくつもりです。

次の大きな区切りは3,000回!その前に目前の1回を愚直に積み上げていきます。

さて、記念すべき2,500回目のエントリーでセレクトしたのは、"スワンプ大将"Leon Russellが当時の妻Mary Russellと制作した夫婦アルバム第2弾『Make Love to the Music』(1977年)です。

Leon Russellの紹介は、『Leon Russell』(1970年)、『Will O' The Wisp』(1975年)、Mary Russellとの夫婦アルバム第1弾『Wedding Album』(1976年)に続き4回目となります。

Sly & the Family Stoneのバック・ヴォーカルを務めていた黒人シンガーMary McCrearyと1975年に結婚したLeon Russellが、Shelter Recordsを離れて新たにParadise Recordsを設立し、その第1弾として制作したのが夫婦アルバムが『Wedding Album』(1976年)でした。

『Wedding Album』は、タイトルの通り新婚モードのラブラブ作品でしたが、そのラブラブ感を継続したまま制作されたのが夫婦アルバム第2弾『Make Love to the Music』(1977年)です。『奏でる愛の調べ』という大袈裟な邦題ですが、まさにそんな内容のアルバムです(笑)

どちらかと言えば、『Wedding Album』(1976年)の方が有名ですが、本作『Make Love to the Music』もMaryのソウルフル・ヴォーカルを活かした魅力的な1枚に仕上がっています。

Leon Russell(vo、key g、b)、Mary Russell(vo、key、per)を除くと、4名のドラマー等少数のミュージシャンしか参加しておらず、ヴォーカル&キーボードに加え、殆どのギター&ベースを演奏しているLeon Russellのプレーヤーとしての活躍が目立つ作品です。

前作同様、ファンキー&ソウルフル、そしてメロウなLeon Russellに出会える作品です。一方でスワンピーな楽曲も充実しており、さまざまな角度からLeon Russellの魅力を満喫できる1枚だと思います。

『Will O' The Wisp』(1975年)、『Wedding Album』(1976年)、そして本作の3枚が今僕が聴きたいLeon Russell作品ですね。

全曲Leon Russellのオリジナルです(共作含む)。

全曲紹介しときやす。

「Easy Love」
本作のハイライト曲かもしれませんね。軽快なファンキー・サウンドにシンセが絡むフリー・ソウル的なセンスの1曲に仕上がっています。Leon & Maryの夫婦ヴォーカルの掛け合いがサイコーです!前作収録の人気曲「Rainbow In Your Eyes」がお好きな人であれば気に入るはず!

「Joyful Noise」
"スワンプ大将"Leon Russellらしいスワンピー・チューン。これなら従来からのファンも満足するのでは?

「Now Say Boogie」
LeonとGary Oganの共作。Gary Oganはドラム&キーボードで本作に紹介しています。カントリー調の仕上がりですが、実に黒っぽくコクのある仕上がりなのでイモ臭いカントリー嫌いの僕でも堪能できます。

「Say You Will」
LeonとGary Oganの共作。カリプソのエッセンスを取り入れたトロピカルなメロウ・チューン。個人的にはこういった南国バカンス・モードのLeonも好き!
http://www.youtube.com/watch?v=AT8nLy9Ze4U

「Make Love To The Music」
個人的には「Easy Love」と並ぶお気に入り。Leon RussellならではのメロディとMaryのソウルフル・ヴォーカルの魅力が見事に噛み合った幸せオーラ出まくりのラブラブ・メロウ・ソウルに仕上がっています。まさに奏でる愛の調べですね。
http://www.youtube.com/watch?v=MzC1vGQAnDk

「Love Crazy」
切れ味鋭いグルーヴ感にグッとくるご機嫌なファンキー・ロック。Marty Grebbのサックスが盛り上げてくれます。

「Love Is In Your Eyes」
Leon Russellらしいメロディを楽しめるファンキー・メロウ。疾走感があって僕好みの1曲です。

「Hold On To This Feeling」
スワンピーな味わいと哀愁ソウル的な魅力をうまく融合した1曲に仕上がっています。

「Island In The Sun」
ラストはロマンティックな夫婦バラードで締め括ってくれます。中盤以降のMaryのゴスペル調多重ヴォーカルが感動的です。

本作の後、二人は離婚してしまうわけですが、彼らが残した2枚のアルバムの幸せオーラは今も聴く者を魅了するはずです。

Leon & Mary Russell『Wedding Album』(1976年)
ウェデイング・アルバム(SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

Leon Russell『Leon Russell』(1970年)
レオン・ラッセル

Leon Russell『Will O' The Wisp』(1975年)
Will O' the Wisp
posted by ez at 01:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする