2013年05月02日

Lonnie Smith『Think!』

Blue Note移籍第1弾アルバムはレア・グルーヴ人気作☆Lonnie Smith?『Think!』
Think
録音年:1968年
ez的ジャンル:オルガン・ソウル・ジャズ
気分は... :オルガン好きにはたまらない...

今回は人気ジャズ・オルガン奏者Lonnie Smithの人気作『Think!』(1968年)です。

Lonnie Smithについては、少し前にThe Jazzinvaders と共演した最新作The Jazzinvaders Featuring Dr. Lonnie Smith『That's What You Say!』(2013年)を紹介したばかりです。

The Jazzinvaders Featuring Dr. Lonnie Smith『That's What You Say!』(2013年)
ザッツ・ホワット・ユー・セイ!

『That's What You Say!』を紹介したとき、てっきり僕はLonnie Smithのリーダー作を未紹介だと思い込んでいましたが、調べてみたら2009年に『Turning Point』(1969年)を以前に紹介していました。やはり、記事投稿数が2,500を超えると、こういった記憶違いが出てきてしまいます。気をつけなければ・・・

さて、今回紹介する『Think!』(1968年)は、『Finger-Lickin' Good』に続く、彼の2枚目のリーダー作であり、Blue Note移籍第1弾アルバムとなります。

レコーディング・メンバーは、Lonnie Smith(org)、Lee Morgan(tp)、David Newman(ts、fl)、Melvin Sparks(g)、Marion Booker, Jr.(ds)、Henry "Pucho" Brown(timbales)、Willie Bivins(congas)、Norberto Apellaniz(congas)という編成です。

天才トランぺッターLee Morganをはじめ、レア・グルーヴ好きにはお馴染みのギタリストMelvin Sparks、Atlanticが誇るサックス奏者でShirley Scott & The Soul Saxes(1969年)にも参加していたDavid Newman、Pucho & The Latin Soul Brothers(Pucho & His Latin Soul Brothers)でお馴染みのティンバレス奏者Henry "Pucho" Brown等の興味深いメンバーが名を連ねます。

個人的にはティンバレス奏者のPuchoや2人のコンガ奏者が加わったラテン色の強い「The Call Of The Wild」「Slouchin'」 にグッときます。

レア・グルーヴ好きの人は要チェックのソウル・ジャズ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Son Of Ice Bag」
Hugh Masekela作。南アフリカ出身のトランペット奏者Hugh Masekelaのカヴァー。オリジナルは『Is Alive And Well At The Whisky』(1967年)に収録されています。Melvin SparksのギターやLee Morganのトランペット、Lonnieのオルガンが冴え渡るソウル・ジャズに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=kDJq9IYnWc8

「The Call Of The Wild」
Lonnie Smith作。Puchoのティンバレスにコンガも加わったエキサイティングなファンキー・ラテン・チューン。日本人のクラブジャズ好きであれば、United Future Organization 「Loud Minority」の元ネタとしても知れられていますね。僕の一番のお気に入り曲でもあります。パーカッシヴなラテンのリズムをバックに、Lonnieのオルガン、Lee Morganのトランペット、David Newmanのテナーがソロをとります。
http://www.youtube.com/watch?v=22iio6buo6k

「Think」
Aretha Franklin/Ted White作。 Aretha Franklinのヒット曲をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Aretha Now』に収録されています。オルガン・ジャズによる本曲のカヴァーとして、当ブログではJimmy McGriffのカヴァーも紹介済みです。オルガン・ジャズが似合いそうな楽曲ですね。そんな期待を裏切らないファンクネス溢れた演奏を堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=kELaeRDvucQ

「Three Blind Mice」
童謡のジャズ・アレンジ。Art Blakey & the Jazz Messengers等も取り上げていますね。各メンバーが演奏を楽しんでいる様子が伝わってくるのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=TQZDBbfDXgQ

「Slouchin'」
Lonnie Smith作。ラテン・テイストのソウル・ジャズです。ラテンのリズムにのったSparks、Morgan、Newman、Lonnieのソウルフル&ブルージーなソロを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=Iuw_OdiwviE

Lonnie Smithの他作品もチェックを!

『Turning Point』(1969年)
Turning Point

『Move Your Hand』(1969年)
ムーヴ・ユア・ハンド

『Drives』(1970年)
ドライヴス

『Live at Club Mozambique』(1970年)
Live at Club Mozambique

『Mama Wailer』(1971年)
Mama Wailer (Cti Records 40th Anniversar

『Afrodesia』(1975年)
Afrodesia

『Keep on Lovin'』(1976年)
Keep on Lovin

『Funk Reaction』(1977年)
ファンク・リアクション

『Gotcha』(1978年)
Gotcha
posted by ez at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする