2013年05月20日

Mike James Kirkland『Doin' It Right』

1stに負けない充実作。セクシー&メロウなソウル作品☆Mike James Kirkland『Doin' It Right』
ドゥーイン・イット・ライト(紙ジャケット仕様)
発表年:1973年
ez的ジャンル:セクシー&メロウ・ソウル
気分は... :花畑ジャケはビミョーですが(笑)

今回はMike James Kirklandの2ndアルバム『Doin' It Right』(1973年)です。

ミシシッピ州出身の男性ソウル・シンガーMike James Kirklandの紹介は、1stアルバム『Hang On In There』(1972年)に続き2回目となります。

ニューソウル裏名盤として名高い1st『Hang On In There』で人気のあるMike James Kirklandですが、2nd『Doin' It Right』(1973年)もソウル/レア・グルーヴ好きから支持の高い1枚です。ピンクを基調に花畑で戯れる本人が写るジャケはビミョーですが(笑)

『Hang On In There』は、Marvin Gaye『What's Going On』ライクなニューソウル感が魅力の1枚でしたが、本作『Doin' It Right』はMikeのセクシー・ヴォーカルの魅力を生かしたメロウなソウル・アルバムという印象が強いです。

『Hang On In There』同様、兄Bob Kirklandがプロデュースし、Al McKay、James Gadson、Bernard BlackmonといったCharles Wright & The Watts 103rd St Rhythm Bandの面々らがレコーディングに参加しています。

一般的にはタイトル曲「Doin' It Right」がハイライトだと思いますが、他の楽曲も充実しています。Mike James Kirklandというシンガーのセクシーな魅力を再認識できる楽曲が揃っています。

「It's Too Late」「O Me O My (I'm A Fool For You Baby)」以外はMikeのオリジナルです。

派手さはありませんが、セクシー&メロウな楽曲の数々に魅了される1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Got To Do It Right」
セクシーなファンキー・グルーヴでアルバムは幕を開けます。Mikeのセクシー・ヴォーカルとファンキー・リズム、ニューソウルらしいストリングスが見事に調和した1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=YE8cubz5ETM

「It's Too Late」
Carole Kingの名曲カヴァー(Carole King/Toni Stern作)。この名曲をメロウなソウル・カヴァーで聴かせてくれます。本曲のソウル・カヴァーといえば、当ブログでも紹介したThe Isley Brothersのヴァージョン(アルバム『Brother, Brother, Brother』収録)が有名ですが、本ヴァージョンのメロウな仕上がりも格別です。
http://www.youtube.com/watch?v=OR3MrwJHlgk

「O Me O My (I'm A Fool For You Baby)」
女性シンガーLulu、1969年のヒット曲をカヴァー(Jim Doris作)。Aretha Franklinのカヴァーでもお馴染みですね(アルバム『Young, Gifted And Black』収録)。この曲の持つ味わい深さを生かしつつ、緩急のメリハリをつけた好カヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=xZWwNJ4TDmU

「You Put It On My Mind」
実は僕の一番お気に入りはこのメロウ・バラード。素晴らしいストリングスと女性バック・コーラスが感動を盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=oCs-DF5m1Ng

「Doin' It Right」
男女の痴話喧嘩をそのまま歌にしたようなタイトル曲。Marvin Gayeばりのセクシー・ヴォーカルがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=OVl5NXe8sY0

「Love Is All We Need」
Marvin Gayeばりのセクシー&メロウ・グルーヴ。サックス・ソロもセクシー&メロウな気分を盛り上げてくれます。

「Love Insurance」
ニューソウル調のメロウ・グルーヴ。不穏な空気とメロウネスが入り混じった雰囲気がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=o1bsXllioWk

「The Only Change」
ファンキー・ブレイクと共に始まる軽やかなファンキー・メロウ。ファンキー・グルーヴとMikeのセクシー・ヴォーカルのコンビネーションがサイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=qrX9pNoh9dk

未聴の方は1st『Hang On In There』(1972年)もセットでどうぞ!

『Hang On In There』(1972年)
ハング・オン・イン・ゼア(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする