2013年05月26日

Zo!『ManMade』

これぞ現在進行形ソウル/R&B!多彩なシンガー/MCをゲストを迎えた最新作☆Zo!『ManMade』
Manmade
発表年:2013年
ez的ジャンル:デトロイト系キーボード奏者
気分は... :こんな新作ソウル/R&Bが聴きたかった!

今回はデトロイト出身のキーボード奏者Zo!の最新作『ManMade』です。

エッジーな音楽ファンから絶大な人気を誇るZo!の紹介は『SunStorm』(2010年)に続き2回目です。

J Dilla、Slum Village、Platinum Pied Pipers、Little Brother、The Foreign Exchange等の作品での客演や、PhonteとのコラボZo! & Tigalloでも知られるZo!。現在はThe Foreign Exchangeファミリーの一員として、The Foreign Exchange Musicのミュージック・ディレクターを務めています。

前作『SunStorm』では、多彩なシンガー/MCをゲストに迎え、良質のソウル/R&Bをクリエイトして新たなファン層を拡げることに成功しました。

最新作『ManMade』Sy SmithPhonteEric RobersonAnthony Davidといったお馴染みのミュージシャンをはじめ、Gwen Bunn1-O.A.K.Carlitta Durand、、ChoklateJeanne JollyEric Roberson、、Carmen Rodgersといった多彩なシンガー/MCが参加し、ヴォーカルにウエイトを置いたソウル/R&B作品に仕上がっています。

特にThe Foreign ExchangePhonteはZo!と共に共同プロデューサーを務め、殆どの楽曲をZo!らと共作しています。その意味ではZo!とPhonteの強力コラボを楽しむ作品と呼べるかもしれません。

アンダーグラウンド・シーンでこういった良質のソウル/R&Bに出会えると救われる気分になります。10年後に評価されているのはメインストリーム作品ではなく、こういったアングラ作品ではないでしょうか。

これぞ現在進行形ソウル/R&B!
ぜひ多くの方に聴いて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「The Train」
オススメその1。アンダーグラウンド・ソウル・クイーンSy Smithをフィーチャー。Zo!とSy Smithのコラボらしいドリーミーなフューチャー・ソウルを聴かせてくれます。サイコーのオープニング!
http://www.youtube.com/watch?v=xq6hXYsxjTM

「Count to Five」
オススメその2。Gwen Bunnをフィーチャー。キュートなGwen Bunnのヴォーカルが軽やかに駆け巡るフューチャリスティックなエレクトリック・ソウルです。
http://www.youtube.com/watch?v=UsQNid_4SZI

「New in Town (Happy)」
オススメその3。1-O.A.K. & Carlitta Durandをフィーチャー。フューチャリスティックながらも爽快なメロウネスを感じる仕上がりがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=hL_ZmPQwD_Q

「Making Time」
オススメその4。Phonte & Choklateをフィーチャーしたフューチャー・アーバン・ソウル。シアトルを拠点に活動する女性ソウル・シンガーChoklateはReel People『Reel People Presents Golden Lady』でもフィーチャーされていましたね。ここでは華やかなバック・コーラスPhonteのヴォーカルをサポートしています。
http://www.youtube.com/watch?v=iMBNMo0pgnI

「Tell Me Something New」
Jeanne Jollyをフィーチャー。彼女はPhonteの初ソロ・アルバム『Charity Starts At Home』でもフィーチャーされていましたね。ここでは艶やかなヴォーカルでアルバムに落ち着きを与えています。
http://www.youtube.com/watch?v=1evYNNa1YQA

「ManMade」
タイトル曲はPhonteをフィーチャー。愛に満ちたビューティフル・ソウルが胸の奥に沁みてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=9a_tsU5_0Bo

「We Are on the Move」
オススメその5。インディ・ソウルの実力派シンガーEric Robersonをフィーチャー。ダンサブルなエレクトリック・ディスコでばっちりキメてくれます!PhonteSy Smith、Gwen Bunnもバック・コーラスで加わり盛り上げてくれます。ティバレス、コンガ等が加わった終盤のパーカッシヴな展開も僕好み!
http://www.youtube.com/watch?v=NItf85OEi-E

「Show Me the Way」
オススメその6。Anthony David & Carmen Rodgersをフィーチャー。当ブログでもお馴染みの男性ソウル・シンガーAnthony Davidですが、彼の魅力を存分に引き出すことに成功しているジェントル・ソウルに仕上がっています。キュートなCarmen Rodgersの女性コーラスが華を添えてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=SpktsConwyw

「For Tina」
Sy Smithをフィーチャーした小曲。2分にも満たない曲ですがメロウな音世界を堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=Txm56yVJY-c

「Out in the World」
Choklate & Phonteをフィーチャー。この曲はThe Foreign Exchangeっぽいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=lQ7iwtypxDo

「Body Rock」
ラストはSy Smithをフィーチャー。8分超の大作ですが、愛の歌をSy Smithがしっとりと歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=ANp3v5ci7CY

他のZo!作品もどうぞ!

『Passion & Definition』(2004年)
Passion & Definition

『Freelance』(2006年)
Freelance

『SunStorm』(2010年)
SUNSTORM

Zo! & Tigallo『Love The 80's』(2008年)
Love the 80's

Zo! + Asylum 7『Overdue Process』(2009年)
Overdue Process
posted by ez at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする