2013年05月28日

The Rhinestones『The Rhinestones』

ブルーアイド・ソウル的AORとして人気の1枚☆The Rhinestones『The Rhinestones』
ラインストーンズ (生産限定紙ジャケット仕様)
発表年:1975年
ez的ジャンル:ブルーアイド・ソウル的AOR
気分は... :センチメンタル・モード

ここ数日はセンチメンタルな気分に・・・
こんな時にはメロウなシティ・ミュージックがフィットするかなぁ・・・

今回はブルーアイド・ソウル的AOR作品として人気の1枚The Rhinestones『The Rhinestones』(1975年)です。

The Rhinestonesは元々The Fabulous Rhinestonesとして結成されたグループ。メンバーはHarvey Brooks(b)、Kal David(g、vo)、Marty Grebb(key、vo、b、sax)、Greg Thomas(ds)、Reinol "Dino" Andino(per)の5名。Harvey Brooksは元The Electric Flag、Kal Davidは元Illinois Speed Pressのメンバーです。

The Fabulous Rhinestones名義で『The Fabulous Rhinestones』(1972年)、『Freewheelin' 』(1973年)という2枚のアルバムをリリースした後、メンバー・チェンジを行い、The Rhinestonesとしてリリースしたアルバムが本作『The Rhinestones』(1975年)です。

Harvey Brooks(b)、Kal David(g、vo)以外のメンバーを入れ替え、Bob Leinbach(key、tb、vo)、Arti Furano(g、vo)、Eric Parker(ds)が新たに加入しました。

シティ・ミュージックとダウン・トゥ・アースな楽曲が混在しながらも、全体を貫くメロウ&グルーヴ感覚でアルバム1枚、最初から最後まで楽しめます。

また、Brian AugerGene PageEric KazRichard BellPaul HarrisBilly Mundi等がゲスト参加しています。

個人的には「One Time Love」「Party Music」「Another Song For You」といったシティ・ミュージック感覚のメロウ・チューンが好みですが、「Ridin' Thumb」「Get It Up For Love」「Love On My Mind」といったダウン・トゥ・アースな楽曲にも捨て難い魅力があります。

ブルーアイド・ソウル的AOR好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「One Time Love」
Harvey Brooks/Kal David作。爽快ハーモニーと共にスタートするメロウ・チューン。AWB好きの人が気に入りそうなシティ・ミュージックです。
http://www.youtube.com/watch?v=q81cBcmSk9E

「Ridin' Thumb」
James Seals/Dash Crofts作。Seals & Croftsのカヴァー。オリジナルは『Down Home』(1970年)に収録されていますが、Harvey Brooksはこのレコーディングにも参加しています。ここではスワンピー&ブルージーなカヴァーを聴かせてくれます。本曲ではBrian Augerがゲスト参加し、彼らしいオルガンをたっぷり聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=6QHNGBnztGs

「Party Music」
Melissa Manchester/David Wolfert作。Melissa Manchester自身のヴァージョンは『Melissa』に収録されています。ここではメロウなブルーアイド・ソウルを聴かせてくれます。Gene Pageがオーケストレーションを手掛け、盛りあげてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=-T-TgULgAVs

「Get It Up For Love」
Ned Doheny作。Ned自身のヴァージョンは名作『Hard Candy』(1976年)に収録されています。ここではアーシーな香りの漂うファンキー・チューンとして聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=lGsFlpBTiXU

「Love Jam」
Harvey Brooks/Bob Leinbach/Kal David/Artie Furano/Eric Parker作。軽快なギター・カッティングが印象的なファンキーなインスト・チューン。

「Another Song For You」
Marty Grebb/Harvey Brooks作。The Fabulous Rhinestones時代のレコーディング。軽快なメロウ・グルーヴはモロに僕好み!フリーソウル好きの人であれば気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=AyAD49Mx1ws

「Love On My Mind」
Harvey Brooks作。R&B色の強いスワンピー・ブギーの中にも微かにメロウな味わいが香ります。
http://www.youtube.com/watch?v=EL8JqNnubSM

「Crossroads Of My Life」
Eric Kaz作。Richard Bell(p)、Paul Harris(org)、Billy Mundi(ds)といった名うてのゲストがバックを固め、作者Eric Kaz自身もARPシンセのストリングス・サンサンブルを手掛けています。激シブのブルージー・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=l8ilJxquE6M

「This Devil In Me」
Harvey Brooks/Kal David作。ミステリアスなブルージー感覚がいい感じのブルーアイド・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=ONGTmqB1NoU

「All My Love」
B. Benson/V. Benson/L. Perry作。ラストはFour Topsのカヴァー。オリジナルは『Meeting of the Minds』(1974年)に収録されています。レイドバック感覚ながらもソウルフルな仕上がりです。

他のThe Fabulous Rhinestones/The Rhinestones作品もチェックを!

The Fabulous Rhinestones『The Fabulous Rhinestones』(1972年)
ファビュラス・ラインストーンズ (生産限定紙ジャケット仕様)

The Fabulous Rhinestones『Freewheelin' 』(1973年)
フリー・ホイーリン (生産限定紙ジャケット仕様)

『Live at the Bottom Line(1976)』
ライヴ・アット・ザ・ボトムライン1976 (生産限定紙ジャケット仕様)
posted by ez at 04:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする