発表年:1992年
ez的ジャンル:NJS系女性R&Bグループ
気分は... :いざ決戦!
今回は90年代女性R&Bグループ好きには外せない1枚、3 Shades Brown『Stronger Than Strong』(1992年)です。
3 Shades Brownはリード・ヴォーカルのKim Cage、バッキング・ヴォーカルのLeah Johnson、ラッパーのChristi Thortonの3名から成るガールズR&Bグループ。グループ唯一のアルバムが本作『Stronger Than Strong』(1992年)です。
正直、リアルタイムでは殆ど注目されなかったグループですが、その後「Let's Spend The Night Together」が90年代R&Bクラシックとして認知され、それと同時に再評価が高まった作品が本作『Stronger Than Strong』です。
本作がリリースされた1992年といえば、Mary J. Blige『What's The 411?』、TLC『Ooooooohhh...On The TLC Tip』、SWV『It's About Time』といった女性R&Bの新しい流れを決定付けた作品が続々とリリースされた年です。
そういった作品群と比較すると、NJSの流れを汲む本作『Stronger Than Strong』は時代に少し乗り遅れた作品と呼べるかもしれません。しかしながら、作品自体の完成度は高く、それが今日の再評価につながっていると思います。
アルバム全体はNJS系を中心としたアッパー・チューンと美メロのメロウ・グルーヴがバランス良く配されています。ラップ・パートとヴォーカル・パートを巧みに織り交ぜているのがこのグループらしいかもしれません。
NJS好き、女性R&Bグループ好きの方はぜひチェックして欲しい1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Intro」
イントロ。
「You're No Good」
ハネハネしているアッパー・トラックにChristi Thortonのラップをフィーチャーしたオープニング。男女の違いはありますが、僕が大好きだったJibri Wise Oneあたりの歌モノHip-Hopに通じ弾けた感じがいいですね。
「Don't Fight The Feeling」
オススメその1。「Let's Spend The Night Together」と並ぶ本作のハイライト。Shalamar「A Night to Remember」、Daryl Hall & John Oates「I Can't Go For That (No Can Do)」 という大ネタ・サンプリングソースを使ったトラックが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=9Z94g2iSdgs
「It's My Thang」
このグループらしくヴォーカル・パートとラップ・パートを上手く織り交ぜた1曲。DJ Mike Mackによるスクラッチもキマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=TxTvwzdrIR4
「Nasty Bass」
シングルにもなった曲。90年代前半らしいヒップ・ハウス・トラックにグッときます。昔はこういうトラック好きだったなぁ・・・
「Till The Morning Comes」
オススメその2。本作の持つメロウな魅力をよく伝えてくれる美メロ・グルーヴ。Kim Cageがキュートなヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=r2FFvJiIVxQ
「World Healing」
オススメその3。Marvin Gaye「Sexual Healing」のサンプリングを上手く使っているキュートなメロウ・グルーヴ。
「Motel 6」
インタールード。
「It's Only Money」
ファンキー・トラックにのってChristiが軽快なフロウを聴かせてくれます。
「Hey Fellas」
インタールード。
「Respect Myself」
煽動的なChristiのラップ・パートとメロディアスなKimのヴォーカル・パートの組み合わせがグッドなアッパー・チューン。
「Let's Spend The Night Together」
オススメその4。本作のハイライト。90年代R&Bクラシックと再評価されるのも納得のメロウ・グルーヴです。90年代R&Bガールズ・グループのキュートな魅力が凝縮されています。
http://www.youtube.com/watch?v=pccU1U1orQg
「Sexy Things You Do」
オススメその5。個人的には「Let's Spend The Night Together」に次ぐお気に入り。Kimのキュートなヴォーカルが栄えるメロウR&Bグルーヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=W9y4n-8u9bA
「Stronger Than Strong」
タイトル曲はChristiのラップを前面に打ち出したパンチの効いた1曲に仕上がっています。
「Don't Leave Me Waiting」
ハネた疾走感がなかなかグッときます。いかにも90年代前半な感じが今聴くと逆にいいのでは?
「Do You Really Love Me?」
オススメその6。メロウな胸キュン感にグッとくるミディアム・グルーヴ。
「Love Complications」
本編のラストはメロウなラブ・バラードで締め括ってくれます。
以下の2曲はボーナス・トラックです。
「Can't Stop Now」
ファンキーなアッパー・モードで一気に駆け抜けます。このスピード感がたまりません。
「Show Off」
オススメその7。セクシーなNJSチューン。甘く妖しいグルーヴ感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=mqtzPFYT7Ec
いよいよサッカーW杯アジア最終予選の大一番「日本対オーストラリア」ですね。
先日のブルガリア戦の敗戦で危機感を多少煽られていますが、それでも勝ち点で2位以下を大きく引き離しているせいで、応援する側もいまいち最終予選の緊張感がないですよね。
オーストラリアの実力を軽視していないか?
直前合流の本田や岡崎のコンディションは大丈夫なのか?
ブルガリア戦の課題を修正できているのか?
ザック・ジャパンの真の実力が問われる一戦を緊張感を持って応援したく思います。