2013年07月14日

Spectac & Amiri『Soul Beautiful』

ソウル/レア・グルーヴへのリスペクトに溢れた極上Hip-Hop作品☆Spectac & Amiri『Soul Beautiful』
Soul Beautiful
発表年:2013年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系アングラHip-Hop
気分は... :名盤たちに埋もれて・・・

今回は新作Hip-Hopから、MCのSpectacとトラックメイカー/MCのAmiriによる極上のアングラHip-Hop作品Spectac & Amiri『Soul Beautiful』です。

Spectac(本名:Mervin A. Jenkins)は9th WonderやKhrysisとのコラボでも知られていますね。Amiriは敏腕トラックメイカーとして高い評価を得ています。

Spectac & Amiri名義では、これまで『The L.I.F.E. Project』(2007年)、『Almost Famous』(2010年)といったアルバムをリリースしています。

最新作となる『Soul Beautiful』は、数多くのソウル/レア・グルーヴ名盤に囲まれた美女が写るジャケからもわかるように、ソウル/レア・グルーヴへのリスペクトに溢れた作品に仕上がっています。

上記ジャケが小さくでわかりづらいかもしれないので、大きいジャケ画像でご確認ください。
SOUL BEAUTIFUL

その意味ではソウル/レア・グルーヴ好きの人が楽しめるメロウ&ソウルフル・ヴァイヴが詰まったHip-Hop作品になっています。

上記のジャケに写っているアルバム群にグッとくる人は、きっとメロウ&ソウルフルなトラックを気に入るはずです!

サマー・モードにもフィットする1枚ですよ。

全曲紹介しときやす。

「Invasion」
アングラHip-Hopらしいメロウ・トラックにグッとくるオープニング。Eugene Record「Here Comes the Sun」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=FczC8wP4kC0

「This, That, & Tha 3rd」
スウィンギーなホーンのループが印象的なジャジー・チューン。リラックスした雰囲気がとてもいいですね。A Tribe Called Quest feat. Lord Jamar, Sadat X & Diamond D「Show Business」、Sean Price「Mad Mann」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=EDbNhPRaGfs

「Grew Up」
Najeeをフィーチャー。Tom Browne「Herbal Scent」をサンプリングした上ものが心地好いメロウ・チューン。Q-Tipあたりが好きな人は気に入ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=e4orWvW2Fa8

「The Avengers (We Ready)」
John Klemmer「Free Soul」の印象的なサックス・フレーズをサンプリング。フリーソウル好きにはたまらないHip-Hopチューンに仕上がっています。

「Soul Beautiful」
まさにビューティフルなソウル・ヴァイヴに溢れたタイトル曲。サマー・モードのHip-Hopトラックとしてもピッタリなのでは?Narada Michael Walden「The Awakening」、Fu-Schnickens feat. Phife Dawg「La Schmoove」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=-lsf_sGP2RM

「Make It Mellow」
♪Make It Mellow♪Make It Mellow〜という Archie Bell & the Drells「Tighten Up」の声ネタが印象的なソウルフル・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=LCo77Ma-GEg

「Natural Woman」
D. Devineをフィーチャー。Greg Perry「I'll Always Be In Love With Love」をループさせたトラックが印象的です。「I'll Always Be In Love With Love」大好きの僕にはたまらない1曲です。The Pharcyde「Passin' Me By」の声ネタもサンプリングしています。
http://www.youtube.com/watch?v=v54Yfr2B1KE

「Da Real」
ジャジーHip-Hop好きはグッとくるジャジー・トラックがいい感じです。Spectacのスムースなフロウがよくマッチしています。Gang Starr「You Know My Steez」の声ネタを使っています。
http://www.youtube.com/watch?v=FEWN0PiP6-M

「Just Love Him」
90年代のPete Rockがお好きな人なんかは気に入りそうなトラックなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=kV0f_9e2hxM

「Shooting Stars」
このトラックもかなりお気に入り!フリーソウル好きな人は気に入るであろうメロウ・ヴァイヴに溢れたトラックがひたすら心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=9V7JiVGdsh0

「Looney Tunes」
アーシーなソウルフル・トラックがクセになります。聴けば聴くほどハマりそう!
http://www.youtube.com/watch?v=88ca6UoYBm8

「You, U, & Yoo」
「Soul Beautiful」と並び完成度の高いトラックなのでは?アングラHip-Hopらしいグッド・ヴァイヴに大満足です!
http://www.youtube.com/watch?v=67apDGpwqe4

Spectac & Amiriの他作品やそれぞれのソロ作品等もチェックを!

Spectac & Amiri『Almost Famous』(2010年)
Almost Famous

Spectac『Look Like Another Job For Spectac』(2010年)
Look Like Another Job For Spectac

Spectac & Shakim『For The People』(2013年)
For The People

Amiri『Vinyl Ritchie』(2012年)
Vinyl Ritchie
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2013年07月13日

Reid Inc.『Reid Inc.』

Clarence Reidプロデュース。レア・グルーヴ/フリーソウル人気盤☆Reid Inc.『Reid Inc.』
reid inc.jpg
発表年:1977年
ez的ジャンル:TK系女性ソウル・グループ
気分は... :イルカ軍団、今年は期待できそう!

まだまだNFLの開幕は2ヶ月先ですが、今年は我がマイアミ・ドルフィンズが復調しそうな予感がします。

同じAFC東地区のライバルたちは下降モードのチームが多く、混戦模様になる気がするのでイルカ軍団にもかなりチャンスがありそうな気がします。課題であった攻撃陣にタレントが揃いはじめ、攻守がうまく噛み合えば、久々に楽しいシーズンを過ごせそうと期待してしまいます。

そんな流れで今回はマイアミ関連の作品をセレクトしました。
レア・グルーヴ/フリーソウル方面で人気の高い女性ヴォーカル・グループ作品Reid Inc.『Reid Inc.』(1977年)です。

Reid Inc.は4人組女性ヴォーカル・グループ。グループ唯一のアルバムがマイアミ・ソウルの名門T.K.Records傘下のBold Recordsからリリースされた『Reid Inc.』(1977年)です。

マイアミ・ソウルの中心人物の一人Clarence Reidと、George "Chocolate" Perry とのユニットChocolateclayでも知られるClay Cropperがプロデュースしています。

発売当時にはさほど話題にならなかったアルバムですが、フリーソウル方面で本作収録の「What Am I Gonna Do」が人気となり、再評価が高まったアルバムです。今年に入り、国内盤が再CD化されて入手しやすくなりました。

僕もReid Inc.を初めて聴いたのは、フリーソウルのコンピ『Free Soul Moon』でした。同コンピに収録されたキュートで少し切ないメロウ・ソウル「What Am I Gonna Do」は、コンピのなかでも目玉的な扱いであり、初めて聴いたときはとても感動した記憶があります。

「What Am I Gonna Do」がハイライトなのは事実ですが、それ以外の楽曲もなかなか充実しています。特にレア・グルーヴ好きの人はメロウなファンク/ディスコ系の楽曲にグッとくるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Respect」
Otis Redding作。Aretha Franklinの大ヒットでもお馴染みのソウル・クラシックをカヴァー。パンチのあるダイナマイト・ヴォーカルが似合うイメージが強い曲なので、彼女たちのヴォーカルは少し迫力不足の感は否めませんが、こういったキュート・ヴォーカルによる「Respect」もたまにはいいのでは

「I'll Be Damned If It's Me」
オススメその1。Clarence Reid作。「What Am I Gonna Do」以外であれば、個人的に最も気に入っている曲。なかなか重量感のあるファンク・サウンドと、キュートながらもビターな味わいのリード・ヴォーカルにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=ekSa0GvivbQ

「This Time Tomorrow」
オススメその2。Clarence Reid作。キラキラ感のあるイントロにグッときます。エレガントなストリングスが盛り上げてくれるディスコ調の仕上がりです。

「What Am I Gonna Do」
オススメその3。Clarenc Reid作。前述のように本作のハイライトとなるフリーソウル・クラシック。キュートで切ないメロウ・ソウルですが、ヤング・ソウル的な魅力も持ちあわせていますね。イントロのギター・カッティングを聴いただけで胸がときめきます。
http://www.youtube.com/watch?v=JatII86vuPk

「More Of A Woman」
Clarence Reid作。正統派バラードを堂々と歌い上げます。

「Push Me Back In The Corner」
オススメその4。Clay Cropper作。「What Am I Gonna Do」に続いて人気なのが、このファンキー・ディスコ・チューンなのでは?キュートで清らかなリード・ヴォーカルとファンキー&グルーヴィーなサウンドとのギャップ(?)がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=rMoULYnyO7k

「That's How It Is When You Are In Love」
Maurice Dollison作。Otis Clayの1967年のヒット曲をカヴァー。アルバムの中では異色の1曲ですが、アーシーが味わいにグッときます。

「New York City」
オススメその5。Clarence Reid/Willie Clark作。ラストはClarence Reidが自身のアルバム『Running Water』‎(1973年)でも取り上げていた楽曲のカヴァー。 ミディアム〜スロウ系ではこの曲が一番好き!優雅なバックとキュートな彼女たちのヴォーカルがよくマッチしています。

レア・グルーヴ好きの人は、本作のプロデューサーClay Cropperつながりで、T.K.傘下のCatからリリースされたChocolateclay『Chocolateclay』(1977年)あたりをチェックするのも面白いのでは?

Chocolateclay『Chocolateclay』(1977年)
チョコレイトクレイ
posted by ez at 02:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月12日

Freddie Hubbard『The Black Angel』

エレクトリック・サウンドを取り入れた意欲作☆Freddie Hubbard『The Black Angel』
ブラック・エンジェル
録音年:1969年
ez的ジャンル:超絶技巧トランぺッター
気分は... :『Red Clay』と迷いましたが・・・

今回は名トランぺッターFreddie Hubbardが1969年に録音した『The Black Angel』です。

Freddie Hubbard(1938-2008年)の紹介は、『Hub Tones』(1962年)、『Breaking Point』(1964年)に続き3回目となります。

前回『Breaking Point』のエントリーが2008年なので、5年ぶりのFreddie Hubbard作品のエントリーとなります。個人的には次に紹介するHubbard作品は『Red Clay』(1970年)と決めていたのですが、猛暑が続く今の時期にはこちらの方がフィットすると思い、『The Black Angel』をセレクトしました。

本作『The Black Angel』はAtlanticからの第4弾アルバムとなります。

本作が録音された1969年といえば、帝王Milesが『Bitches Brew』をレコーディングし、エレクトリック・マイルス路線を推し進めるなど、ジャズ界に大きな変化が生じた年です。そんな変化に呼応するように制作されたFreddie Hubbardの意欲作が本作『The Black Angel』です。

参加メンバーは、Freddie Hubbard(tp)、James Spaulding(as、fl)、Kenny Barron(p、el-p)、Reggie Workman(b)、Louis Hayes(ds)、Carlos "Patato" Valdes(conga、maracas)という当時のレギュラー・グループのメンバー達です。

レギュラー・メンバーと共にHubbardが最前線のジャズの姿を示してくれます。中でもエレクトリック・マイルスの動きに呼応するようなBarronの電子ピアノの音色が印象的です。

改めて聴くと、実に僕好みのアルバム構成であることを再認識しました。
オリジナルLPのA面を構成するインパクト大の「Spacetrack」、美しい「Eclipse」もいいですが、個人的にはCarlos "Patato" Valdesのコンガが目立つラテン/ボッサ調の曲が続くB面がお気に入りです。

レギュラー・メンバーをバックに従え、自信に満ちたHubbardのプレイや各プレイヤーの迫力ある演奏を満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Spacetrack」
Freddie Hubbard作。Kenny Barronの妖しげなエレピの響きと共に始まる16分超の大作。各プレイヤーの緩急織り交ぜた超絶プレイにグイグイ惹き込まれます。Hubbardはじめ、プレイヤーそれぞれの存在感が半端ないです!Milesの『Bitches Brew』を聴いた時のようなインパクトがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=P2ji7ta3cCQ

「Eclipse」
Freddie Hubbard作。Hubbardの美意識が伝わってくるエレガントなバラード。SpauldingのフルートやBarronのピアノもいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=vTTrZEU9bD8

「The Black Angel」
Kenny Barron作。タイトル曲はCarlos "Patato" Valdesのコンガが入ったラテン・リズムがアクセントとなっている美しいモーダル・チューン。Spauldingのフルート・ソロに続くHubbardのソロは実に艶やかです。エキゾチックな香りもする作者Barronのピアノも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=DMVijrWp9AM

「Gittin' Down」
Freddie Hubbard作。ジャズ・ロック調のドライブ感のある演奏が僕好み。音の輪郭がはっきりしていて、かなり格好良い演奏だと思います。Barronのエレピがいい感じですし、ここでもValdesのコンガが効いていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=XvnPb4RasBs

「Coral Keys」
Walter Bishop, Jr.作。ラストはボッサ調の演奏で締め括ってくれます。ボッサ・リズムと実にスムーズなHubbardのソロがよくマッチします。Spauldingのフルートも涼しげです。
http://www.youtube.com/watch?v=ncepvvkUouM

Freddie Hubbardの過去記事もご参照下さい。

『Hub Tones』(1962年)
ハブ・トーンズ

『Breaking Point』(1964年)
Breaking Point

次こそ『Red Clay』(1970年)を紹介したいと思います。
posted by ez at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

Paula Santoro『Paula Santoro』

実力派女性MPBシンガーの3rdアルバム☆Paula Santoro『Paula Santoro』
パウラ・サントーロ
発表年:2005年
ez的ジャンル:ミナス系女性MPB
気分は... :大人のMPB!

今回はブラジル人女性シンガーPaula Santoroの3rdアルバム『Paula Santoro』(2005年)です。

Paula Santoroはブラジル、ミナス出身の女性シンガー。これまで『Santo』(1996年)、『Sabia』(2004年)、『Paula Santoro』(2005年)、『Mar Do Meu Mundo』(2012年)といったアルバムをリリースしています。

本作『Paula Santoro』(2005年)は、Paula Santoroが日本で認知されるようになった作品だと思います。ちなみに上記のジャケは国内盤であり、輸入盤はジャケや曲順も異なるのでご注意ください。

『Paula Santoro』※輸入盤
Paula Santoro

全体としてはアコースティック&ジャジー感覚のMPBであり、Paulaのヴォーカルの雰囲気も含めてMaria Ritaとイメージが重なります。

本作の制作にあたり、Paulaは偉大なブラジル人サックス奏者/コンポーザー/アレンジャーMoacir Santosの元へ赴き、アルバムに関するアドバイスをもらったようです。また、Milton NascimentoToninho Horta、Nelson Angelo等ミナス系アーティストの作品を多く取り上げているのも特徴です。

プロデュースはRodolfo StroeterRafael VernetとPaula Santoro本人。Rafael Vernetはキーボード奏者としてもアルバムの随所で素晴らしいプレイを披露しています。

それ以外にChico BuarqueToninho HortaJaques MorelenbaumBanda MantiqueiraRobertinho SilvaNivaldo Ornelas等がアルバムに参加しています。

実力派MPBシンガーであることを十分実感させてくる1枚です。
Maria Rita好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Se Voce Disser Que Sim」
Moacir Santos/Vinicius de Moraes作。前述のように本作に大きなインスパイアを与えたMoacir Santosの作品がオープニングを飾ります。Banda Mantiqueiraがバッキングを務めるビッグバンド・サウンドとブラジリアン・リズムがよくマッチしたエレガントな大人のMPBに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=SI1NNPWcjQk

「Perfume de Cebola」
Filo Machado/Cacaso作。僕の一番のお気に入り曲。Paulaのヴォーカルが栄える小粋なジャジー・サンバ・チューン。Maria Ritaが好きな人であれば絶対気に入るはず!Banda Mantiqueiraのホーン・アンサンブルもサイコーです。

「E Serio」
Djavan/Fatima Guedes作。Djavan作品をエレガントに聴かせてくれます。寛いだ爽快ムードにグッときます。

「Sem Fantasia」
Chico Buarque作。Chico Buarque自身もヴォーカルで参加しています。美しいストリングス&ピアノをバックに、PaulaとChico Buarqueがしっとりと歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=zBQMjrQe9EQ

「Segue em Paz」
Toninho Horta/Milton Nascimento作。作者Toninho Hortaもギターで参加しています。落ち着いたメロウ・サウンドとPaulaの艶やかな歌声が穏やかな気分にさせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ODcrhC7vaqg

「Nos Dois」
Vicente Paiva/Fernando Martins作。バッキングはToninho Hortaのみ。小粋なヴィオランの響きにのり、Paulaが実に雰囲気のあるヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=w30rAroRgO8

「Nao e Ceu」
Vitor Ramil作。Rafael Vernetのピアノに牽引されるように Paulaのヴォーカルが駆け抜けていきます。

「Leo」
Milton Nascimento/Chico Buarque作。まずはRafael Vernetが美しいピアノに魅了されます。美しくドラマティックな演奏のなかでPaulaが少しミステリアスなヴォーカルを聴かせてくれます。

「Rainha do Meu Samba」
Robertinho Brant/Seu Jorge作。 Seu Jorge作ということで派手な楽曲をイメージしそうですが、美しいボッサ調サウンドをバックにPaulaがしっとりと歌い上げます。

「Como Se A Vida Fosse Musica」
Nelson Angelo/Murilo Antunes作。ミナスの重鎮Nelson Angeloの作品であり、Nelson Angelo本人がアレンジを手掛け、ヴィオランも弾いています。憂いを帯びた美しいサウンドをバックに、Paulaが情感たっぷりのヴォーカルを聴かせてくれます。

「Ceu no Cio」
Eduardo Neves/Mauro Aguiar作。Jaques Morelenbaumによる美しいストリングス・アレンジをバックに、エレガントなヴォーカルを聴かせてくれます。

「Yemanja Rainha」
Moacyr Luz/Aldir Blanc作。ラストは大自然の息吹が聴こえてきそうな雰囲気のミナスらしいサウンドで締め括ってくれます。

本作以外のPaula Santoroのアルバムは、残念ながらAmazonで取り扱いがないようです。残念!
posted by ez at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月09日

Juicy『It Takes Two』

名曲「Sugar Free」収録。Eumir Deodatoプロデュースのブラコン作品!☆Juicy『It Takes Two』
It Takes Two
発表年:1985年
ez的ジャンル:Deodato系ブラコン
気分は... :2つのハートが必要!

今回はJerry BarnesKatreese Barnesによる兄妹ファンク・ユニットJuicyの2ndアルバム『It Takes Two』(1985年)です。

Jerry Barnesはノースカロライナで結成されたファンク・バンド。当初はBarnes兄妹を中心とした5人組バンドでした。

1982年にKool & the Gang作品のプロデュース等でディスコ/ファンク・シーンでその手腕が評価された、当ブログでもお馴染みのブラジル人プロデューサー/アレンジャー/キーボード奏者Eumir Deodatoのプロデュースにより、デビュー・アルバム『Juicy』をリリース。

その後、グループはBarnes兄妹のみのユニットとなり、同じくEumir Deodatoのプロデュースにより、『It Takes Two』(1985年)、『Spread the Love』(1987年)という2枚のアルバムをリリースしています。

当ブログで最近紹介したEumir Deodatoプロデュースのブラコン作品として、Kleeer『Intimate Connection』(1984年)があります。

同作品には大人気サンプリング・ソース「Intimate Connection」が収録されていますが、それと並び称される大定番サンプリング・ソース「Sugar Free」が収録されている作品が本作『It Takes Two』(1985年)です。

アルバム全体としても80年代ブラコンの魅力満載のアルバムであり、ブラコン作品の某ガイド本でもセレクトされていた再評価の高い1枚です。

まずは「Sugar Free」「Forever And Ever」「Slow Dancing」の3曲を聴いてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Bad Boy」
ダンサブルなオープニング。Jam & Lewis風と評したレビューを見かけましたが、確かにそんな雰囲気はありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=bp6kTk7XrCw

「It Takes Two」
タイトル曲はアーバンAOR系ブラコンのミディアム。バブリー感のあるアーバン・サウンドが懐かしいです!
http://www.youtube.com/watch?v=7WShso5h0Ys

「Love Is Good Enough」
Katreeseのキュートなヴォーカルを前面に押し出したミディアム・ダンサー。程良い哀愁モードがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=KT1IWIIKMFI

「Slow Dancing」
この曲も人気が高いのでは?ロマンティックなスロウはアーバン・ナイト気分を満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=tLPnOkI_1do

「Nobody But You」
80年代らしいシンセの調べにグッとくるミディアム・ファンク。ブラコン気分を存分に味わえる仕上りです。
http://www.youtube.com/watch?v=IUrn0rusgXQ

「Sugar Free」
前述のように本作のハイライト。シングル曲として全米R&Bチャート12位のヒットとなりました。Mtumeの名曲「Juicy Fruit」に対するアンサー・ソングでもあるみたいですね。アーバン・ナイト気分を満喫できるミディアム・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=rvdWuADk7SI

主なサンプリング曲として、Grand Daddy I.U.「Sugar Free」、Compton's Most Wanted「It's a Compton Thang」、Ron C「Back on the Street」、P.K.O.「All Day Sunday」、Tear Drop「Wanna Be Free」、D.O.A. (Dead on Arrival)「Cruzin'」、AZ feat. Miss Jones「Sugar Hill」、Sicx「City of Sac」、Brotha Lynch Hung「Datz Real Gangsta」、Cali Life Style「Sucka Free」、Richie Rich「Busta Phree」、Brian McKnight feat. Red Hot Lover Tone & Kobe Bryant「Hold Me (Trackmasters Remix)」、Big Steve「Ghetto Luv」、BMD「Every Thang Big」、DJ Squeeky feat. Big Syl & Primo「Swisher Sweet」等があります。また、元‎The ChimesのPauline Henryがカヴァーしています。

Grand Daddy I.U.「Sugar Free」
 http://www.youtube.com/watch?v=nQvAMrNdI9Q
Ron C「Back on the Street」
 http://www.youtube.com/watch?v=E0HlzTMvF2I
Tear Drop「Wanna Be Free」
 http://www.youtube.com/watch?v=ylihLsVZVHI
AZ feat. Miss Jones「Sugar Hill」
 http://www.youtube.com/watch?v=uKRcCyAOHWk
Sicx「City of Sac」
 http://www.youtube.com/watch?v=b6wbXAEP3pI
Cali Life Style「Sucka Free」
 http://www.youtube.com/watch?v=QG9bzl-TnHo
Pauline Henry「Sugar Free」
 http://www.youtube.com/watch?v=1mTaPt8BaMk
Brian McKnight feat. Red Hot Lover Tone & Kobe Bryant「Hold Me (Trackmasters Remix)」
 http://www.youtube.com/watch?v=HiMLtKIq0yA
DJ Squeeky feat. Big Syl & Primo「Swisher Sweet」
 http://www.youtube.com/watch?v=Q7PJdM3ZAYE

「Stay With Me」
この時期らしいファンク・チューン。このタイプの曲って今聴き返すと厳しいものが多いけど、本曲はライト感覚の仕上がりのため、そういった印象は少ないですね。このあたりはDeodatoの手腕かもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=B0DWbSMVVdc

「Forever And Ever」
個人的には「Sugar Free」と並ぶお気に入り。シンセの煌びやかな響きが心地好いメロウ・ダンサーに80年代ブラコンの魅力が凝縮されていると思います。。
http://www.youtube.com/watch?v=CzLR6hhY9Tw

ご興味がある方はJuicyの他作品もチェックを!

『Juicy』(1982年)
JUICY (EXPANDED EDITION)

『Spread the Love』(1987年)
Spread the Love
posted by ez at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする