2013年08月11日

The Oldians『Island Jazz Sessions』

サマー・モードに最適!バルセロナ発ジャマイカン・ジャズ!☆The Oldians『Island Jazz Sessions』
アイランド・ジャズ・セッションズ
発表年:2013年
ez的ジャンル:バルセロナ産ジャマイカン・ジャズ
気分は... :アイランド気分で・・・

今回はこの夏イチオシのアルバム、バルセロナ発のジャマイカン・ジャズ作品The Oldians『Island Jazz Sessions』です。

The Oldiansは、2001年にスペイン、バルセロナで結成されたジャマイカン・ジャズ・グループ。

メンバーはリーダーのJavier Garcia(g)を中心に、Xavi Angulo(ds)、 Alvaro Taborda(b)、Eduard Fernandez(p、org)、Ricard Vinyets(sax)、Pol Omedes(tp)、Leire Etxarri(vo)という編成です。

グループはこれまで『Old Secrets』(2008年)、『Arts of Seduction』(2010年)、『Wandering Souls』(2011年)、『Downtown Rock』(2013年)という4枚のアルバムをリリースしています。

本作『Island Jazz Sessions』は、上記のオリジナル・アルバム4枚から20曲をセレクトした日本独自の編集盤であり、国内デビュー盤となります。

日本独自の編集盤の類は好きではない僕ですが、The Oldiansの場合、現状で入手しづらいアルバムやアナログのみのアルバムもあるので、この『Island Jazz Sessions』はグループの全貌を手軽に把握できるお得な1枚だと思います。

ロックステディ、スカといったヴィンテージなジャマイカン・サウンドとジャズ・サウンドを融合させた"ジャマイカン・ジャズ"という独自スタイルが、スペイン、バルセロナから生まれたというのが興味深いですね。

ジャズ・サウンドとの融合でマイルドになった分、オーセンティックなレゲエ/スカよりも聴きやすいと思います。また、紅一点Leire Etxarriのコケティッシュなヴォーカルも大きな魅力です。

南国のアイランド気分に浸れる夏モードにピッタリな1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Crossroads」
オススメその1。『Downtown Rock』収録曲。ミュート・トランペットによるジャジーなイントロから一転、軽快なジャマイカン・リズムが心地好く響くオープニング。伸びやかでキュートなLeire Etxarriのヴォーカルもサイコーです。
http://www.youtube.com/watch?v=r6rlqB1lYbI

「Talking Alone」
『Wandering Souls』収録曲。ユル〜いリズムとジャジー・ムードが違和感なく同居しているのがいいですね。バカンス・モードには最高です!

「Wandering Souls」
『Wandering Souls』収録曲。スカのリズムにのったメロウなジャジー・サウンドとコケティッシュなLeire Etxarriのヴォーカルがよくマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=mYfGMBu1EKg

「Moonriver」
『Old Secrets』収録曲。映画『ティファニーで朝食を』の主題歌としてお馴染みのJohnny Mercer/Henry Mancini作品のカヴァー。アカデミー歌曲賞およびグラミーを受賞した大名曲を、ストリングスも入ったエレガントなジャマイカン・ジャズで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=QJLAVV4SR_Y

「Jay's Mood」
『Downtown Rock』収録曲。リーダーJavier Garciaのギターをフィーチャーしたメロウなインスト。
http://www.youtube.com/watch?v=t3kW6FG4ve4

「Blue Marbles」
オススメその2。『Wandering Souls』収録曲。ラヴァーズ好きの人にオススメなメロウ・チューン。コケティッシュなLeire Etxarriのヴォーカルが実に愛らしい!サックス・ソロも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=G-3TuMkB4JY

「Deception (Misty)」
オススメその3。『Arts of Seduction』収録曲。Erroll Garner作のジャズ・スタンダード「Misty」のカヴァー。個人的には、和モノGROOVE好きの方は知っているであろうInclude「Go Who Goo Fool」(1992年)に収録されていた「Misty」のレゲエ・カヴァーが好きだったのですが、本カヴァーを聴いていたらそれを思い出してしまいました。思わず、CD棚から久々に「Go Who Goo Fool」を取り出し、Includeの「Misty」を聴いてしまいました。

「Ilusions (You Make Me Feel Brand New)」
『Arts of Seduction』収録曲。The Stylisticsの大ヒット曲「You Make Me Feel Brand New」(Thom Bell/Linda Creed作)をカヴァー。アイランド・モードの「You Make Me Feel Brand New」もいいもんですよ。

「The Fighter」
『Wandering Souls』収録曲。ジャジーな哀愁モードがアルバムに落ち着きを与えてくれます。

「One Way Ticket」
オススメその4。『Wandering Souls』収録曲。キュートなLeire Etxarriのヴォーカルの魅力全開のラブリー・チューン。Eduard Fernandezの小粋なピアノもいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=Ji5eNUva0rk

「Seduction (Speak Low)」
『Arts of Seduction』収録曲。Kurt Weill作のスタンダードをカヴァー。ジャジー&メロウなジャマイカン・ジャズを堪能できるインストです。

「Red Code」
オススメその5。『Downtown Rock』収録曲。初めて聴くのに、昔から愛聴したいる曲のようにスンナリ入ってきたジャマイカン・メロウ・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=OFH78y50spo

「Slowly」
オススメその6。『Wandering Souls』収録曲。ロマンティック・サウンドとLeire Etxarriのヴォーカルが素敵なアイランド・モードへ誘ってくれます。

「Shalalala (Prisoner of Love)」
オススメその7。『Downtown Rock』収録曲。ラヴァーズ好きの人であれば、グッとくるメロウ・チューンなのでは?Leire Etxarriのレイジー・ヴォーカルとロマンティックなサックス・ソロもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=gwNsQEhedyY

「Words On The Sand」
『Downtown Rock』収録曲。ユル〜いジャマイカン・サウンドがリラックスさせてくれます。

「Dippy」
『Downtown Rock』収録曲。オルガンの効いたヴィンテージ感のあるジャマイカン・サウンドがいい感じ。

「Sometimes」
オススメその8。『Old Secrets』収録曲。ここではRuben Lopezの男性ヴォーカルも加わり、Leire Etxarriと交互にリードをとります。その意味では、他の曲にはない印象を受けるかも?
http://www.youtube.com/watch?v=CXfJAqRaJlg

「Failed Love Affairs」
『Downtown Rock』収録曲。ヴィンテージ・ソウルとジャマイカン・ジャズを融合させた雰囲気が印象的です。。
http://www.youtube.com/watch?v=nfj1Em6b7ZE

「Smooth Taste」
『Old Secrets』収録曲。メロウなJavier Garciaのギターと共にスタートするインスト・チューン。エレピやサックスもメロウ・ワールドを盛り上げてくれます。サンセット気分にぴったりな1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=gK3DI0vTPBg

「The Rich Life Of A Poor Man」
オススメその9。『Wandering Souls』収録曲。ラストもメロウなインスト・チューン。こんな素敵なサウンドを聴けば、貧乏人でも豊かな生活を過ごせる?
http://www.youtube.com/watch?v=OzVVDEk3h7A

ご興味がある方はオリジナル・アルバムもチェックを!

『Arts of Seduction』(2010年)
Arts of Seduction

『Downtown Rock』(2013年)
Downtown Rock
posted by ez at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。