2013年08月13日

Blue Pearl『Naked』

ダンス・ヒット「Naked In The Rain」収録!☆Blue Pearl『Naked』
Naked
発表年:1990年
ez的ジャンル:ディーヴァ系UKクラブミュージック
気分は... :雷光が・・・

今回はUS黒人シンガーDurga McBroomと元Killing JokeのYouth(Martin Glover)によるダンス・ミュージック・デュオBlue Pearl唯一のアルバム『Naked』です。

同作からのシングル「Naked In The Rain」はUKシングル・チャート第4位のヒットとなりました。また、USダンス・チャートでもヒットしました。

今となっては忘れ去られた感のあるユニットですが、90年代UKクラブミュージックをリアルタイムで聴いていた人であれば懐かしい作品ですよね。僕も当時愛聴していた一人です。僕の場合、ヒット・シングル「Naked In The Rain」以上に、2ndシングル「Little Brother」や3rdシングル「Alive」がお気に入りでよく聴いていた記憶があります。

僕が所有するCDはUS盤であり、曲構成は同じですが、アルバム・タイトルが『Blue Pearl』であり、ジャケも異なります。

Blue Pearl『Blue Pearl』 ※US盤
blue pearl blue pearl.jpg

ハウス、グラウンドビート等のエッセンスも取り入れたYouthが創り出すダンス・サウンドには、当時のUKクラブミュージックの魅力が詰まっています。そこにDurga McBroomの圧倒的な低音ソウルフル・ヴォーカルが加わり、パワフルなケミストリーを起こしているのが本作の魅力だと思います。

Durga McBroomがPink Floydのツアーのバック・ヴォーカルを務めていた縁で、David Gilmour(g)とRichard Wright(key)というPink Floydのメンバー2名が参加しています。

僕にとっては、聴くたびに懐かしさが込み上げてくる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Naked In The Rain」
前述のようにUKシングル・チャート第4位のヒットとなったグループの代表曲。サウンドだけ聴くと必ずしも僕好みの音ではありませんが、Durgaのドスの効いたヴォーカルが加わることにより、ケミストリーが起こり、魅力的なダンス・チューンに変貌しています。
http://www.youtube.com/watch?v=MLSGYZpsg9k

「Down To You」
Durgaのパンチの効いたヴォーカルの魅力を活かしたソウルフルなダンス・チューン。生演奏のベースが結構効いています。

「Chemical Thing」
オススメその1。Durgaの圧倒的なヴォーカルとYouthによるダークなダンス・サウンドが良くマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=-iQDeE7-xLI

「I Never Knew」
ダンサブル&サイバーUKソウルといった趣の仕上がり。Soul II Soul等でお馴染みのUKのプロデューサーSimon Lawがピアノで参加しています。

「Running Up That Hill」
オススメその2。Kate Bush作品のカヴァー。なかなか格好良いアッパー・チューンに仕上がっています。ギターはDavid Gilmour。

「Little Brother」
オススメその3。アルバムからの2ndシングル。前述のように当時の僕のお気に入り曲。重心低く疾走するグルーヴとDurgaの艶やかなディープ・ヴォーカルが生み出すコズミック&ドリーミーな音世界はサイコーです!
https://www.youtube.com/watch?v=07IV7VynI8E

「Alive」
オススメその4。「Little Brother」と並ぶ僕のお気に入り。グラウンドビート調トラックをバックに、DurgaがソウルフルなヴォーカルでキメてくれるUKソウル・チューン。こういった曲にDavid GilmourとRichard Wrightが参加しているのが面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=vfkOdio74nQ

「Rollover」
オススメその5。Durgaのヴォーカルが栄えるソウル・チューン。アフリカ的エッセンスの取り入れ方などはCaron Wheeler作品あたりにも通じるものがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=buy4wN8UED8

「Without Love」
ハウス色の強いダンス・チューン。「Naked In The Rain」あたりと比較すると、あくまでDurgaのヴォーカルをメインに据えている感じが僕好み。

「Over You」
本作では異色の正統派バラード。哀愁のメロディをしっとりと歌い上げます。

「Chemical Thing (Ambient Mix)」
「Chemical Thing」のリミックスです。アンビエント感が漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=_afxh27bqFI

「Rollover (Acapella)」
ラストは「Rollover」のア・カペラです。

90年代前半のUKクラブミュージック好きだなぁ・・・
posted by ez at 02:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする