発表年:1990年
ez的ジャンル:スタイリッシュUKソウル
気分は... :あっぷあっぷ!
今週はやるべきことが多くかなりあっぷあっぷ状態(泣)
記事を書く時間の確保にも一苦労です。
今回はUKのファンク/ソウル・グループLoose Endsの5thアルバムかつラスト・アルバム『Look How Long』(1990年)です。
これまで当ブログで紹介したLoose Ends作品は以下の3枚。
『A Little Spice』(1984年)
『Zagora』(1986年)
『The Real Chuckeeboo』(1988年)
前作までSteve Nichol、Carl McIntosh、Jane Eugeneという不動の3人組で活動してきたLoose Endsですが、本作『Look How Long』を前にSteve Nichol、Jane Eugeneがグループを離れ、実質上、Carl McIntoshのソロ・プロジェクトとなってしまいました。名目上はLinda Carriere、Sunay Suleymanという2人の女性ヴォーカリストがメンバーとして加わっていますが・・・
結局、グループのラスト・アルバムになってしまったこともあり、必ずしも評価が高い作品ではありませんが、個人的にはCarl McIntoshの火事場の馬鹿力が出たスタイリッシュなUKソウル作品として、なかなか気に入っています。
当時のUKソウル/クラブミュージックがお好きな人ならばグッとくる1枚に仕上がっていると思います。
全曲紹介しときやす。
※盤によって曲順が異なるのでご注意を!僕が保有するのはUS輸入盤です
「Don't Be A Fool」
アルバムからの1stシングルとしてUKチャート第13位、US R&Bチャート第10位のヒットとなりました。Linda Carriereが女性リード・ヴォーカルをとるUKソウルらしいダンサブル感が魅力の仕上がり。Melvin Bliss「Synthetic Substitution」 、Johnny Pate「Shaft in Africa」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=GYGqP8a4Z8E
「Don't You Ever (Try To Change Me)」
Carl McIntoshが。Marvin Gayeばりのセクシー・ヴォーカルを聴かせてくれます。Barry White「I'm Gonna Love You Just a Little More Baby」をサンプリング。
「Love's Got Me」
アルバムからの2ndシングル。グラウンドビートを意識した仕上がり。この時期のUKソウル/クラブミュージックがお好きな人ならば気に入る仕上がりでは?
http://www.youtube.com/watch?v=yloWK8rt63U
「Try My Love」
Hip-Hop的エッセンスを取り入れた楽曲。なかなかキャッチーな仕上がりで僕は好き!
http://www.youtube.com/watch?v=Y-946_P8sTQ
「Time Is Ticking」
この曲もシングルになりました。Linda Carriereがリード・ヴォーカルをとる当時のUKらしいビートが心地好い楽曲。Caron Wheelerあたりがお好きな人は気に入ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=JEbOgI3jJnM
「Look How Long」
タイトル曲は哀愁モードのダンサブル・チューン。LindaとCarlがリードをとります。
「Cheap Talk」
CarlのMarvin Gaye風ヴォーカルがいい感じのライト・タッチのUKソウル・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=YEepvqqf1W8
「I Don't Need To Love」
Guy「Groove Me」をサンプリングしたNJS的ノリの仕上がり。それでもUKらしい仕上りになっているのがCarl McIntoshらしいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=MJ9RLa_a2cM
「Hold Tight」
クールなアーバン・ミッド・グルーヴ。ミュート・トランペットが大人の夜を演出してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=0BFyThaP84I
「Love Controversy Pt. 1」
Sunay Suleymanの超キュート女性ヴォーカルをフィーチャーしたミッド・グルーヴ。僕の一番のお気に入り曲でもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=EVOJLkBjzck
「Symptoms Of Love」
ラストはCarlのMarvin Gaye風セクシー・ヴォーカルで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=_hWc8w4lMHQ
「Let's Wax A Fatty」
CDボーナス・トラック。フロア向けのダンサブルなインスト・チューンです。
Loose Endsの過去記事もご参照下さい。
『A Little Spice』(1984年)
『Zagora』(1986年)
『The Real Chuckeeboo』(1988年)