2013年09月04日

Nicoletta『Cranky』

ドイツ人女性SSWによるスタイリッシュなポップ作品☆Nicoletta『Cranky』
cranky
発表年:2000年
ez的ジャンル:渋谷系スタイリッシュ・ポップ
気分は... :メロンジュース!

今回はドイツ人女性シンガー・ソングライターNicolettaによるスタイリッシュなポップ・アルバム『Cranky』(2000年)です。

日本の渋谷系レーベルEscalator Recordsからリリースされた作品です。

Nicolettaについては、ドイツ人女性シンガー・ソングライターという位しか情報がありません。本作『Cranky』が彼女の唯一のアルバムのようです。

ボサノヴァ、60年代ポップス、ネオアコ、エレポップ、シューゲイザー等のエッセンスを取りこんだ匿名性の高いお洒落なエレクトロ・ポップは、いかにも渋谷系レーベルのEscalator Recordsからリリースされそうな作品です。

インスト等も含めてよく練られているアルバムだと思います。バラエティに富んでいながら散漫にならず、統一感のある音世界を楽しむことができます。

プロデュースはNicoletta本人とKunstler Treu

YouTube等に音源がないのが残念ですが、僕は今でもこういう渋谷系アルバム大好きです!

全曲紹介しときやす。

「Friendly」
先行シングルとなったアコースティック・ボッサ。ボッサ好き、ネイアコ好きにはグッとくるオープニングです。

「Happy Burst Day」
エレ・ポップなピコピコ・サウンドがアンニュイ・モードで切なく響きます。

「Run」
短いインタールード的小曲。

「Organetta 1」
童心に戻れそうなドリーミー・ポップ・チューン。

「Best Day」
渋谷系好きの人にいかにもフィットしそうなお洒落系エレクトロ・ポップ。中盤のメリハリの効かせ方もグッド!Nicolettaのヘタウマ・ヴォーカルはStereolabあたりと一緒に聴きたくなります。

「Dubby Ukulele」
アヴァンギャルド感のあるインスト。不思議な音世界に吸い込まれていきます。

「Dancing Queen」
僕の一番のお気に入り。お洒落なチープ感にグッとくる確信犯的なエレクトロ・ダンス・ポップ。Nicolettaのレイジー・ヴォイスも実にマッチしています。

「Daisy」
陽だまりのアコースティック・チューン。鼻歌混じり程度のNicolettaのスキャットが心憎い!

「Nothing I Want You to Do」
イントロのブレイクも格好良いメロウ&ダンサブルなポップ・チューン。シューゲイザー風のアクセントもいい感じです。

「Take Away Girlfriend」
ガ―リーな魅力に溢れたラブリー・ポップ。カラフルなキラキラ感があります。

「Schaukellied」
夏の終わりといった趣のメロウ・アコースティック。

「Did You Say Enough」
シューゲイザー調の哀愁ギター・ポップ。

「Bossa Without Words」
タイトル通り、ネオアコ調のボッサ・チューン。ニュー・ボッサとセットで聴きたくなります。

「Where Is My Place」
ラストはノスタルジック・モードでアルバムの余韻に浸ります。

こんな記事を書きながら、HKT48「メロンジュース」のメロディが脳内でガンガン流れています(笑)
posted by ez at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする