発表年:1997年
ez的ジャンル:Schema系女声スキャット・ボッサ・ジャズ
気分は... :やっぱりお洒落ねぇ・・・
イタリアのボッサ・ユニットBalancoの1stアルバム『Bossa & Balanco』(1997年)です。
Davide Penta、Mariella Carbonara、Pippo Lombardoの3人組Balancoの紹介は、2ndアルバム『More』(1999年)に続き2回目となります。
"マエストロ"Nicola Conteがプロデュースし、人気レーベルSchemaを代表するボッサ・ユニットであったBalanco。お洒落なボッサ・サウンドは至極のラウンジ/カフェ・ミュージックといった趣ですね。
発売から15年以上が経ちますが、このスタイリッシュ感は今聴いても全く色褪せませんね。特にMariella Carbonaraの悩殺スキャットにはいつ聴いてもKOされてしまいます。
各種コンピでも人気のEnnio Morricone作品のカヴァー「Metti Una Sera a Cena」がハイライトだと思いますが、個人的には「Sister Bossa」、「Fantasia」、「Balanco Sobermaneira」あたりもお気に入りです。
レコーディングにはFabrizio Bosso(tp)等も参加しています。
当時のSchemaサウンドの魅力が見事に詰め込まれた1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Metti Una Sera a Cena」
イタリア映画音楽の巨匠Ennio Morricone作品のカヴァー。オリジナルは映画『Metti Una Sera a Cena(邦題:ある夕食のテーブル)』(1969年)のメイン・テーマです。本作のハイライト曲であり、各種コンピにも多数収録されています。華やかなボッサ・サウンドにのったMariella Carbonaraのセクシー・スキャットがサイコーです。こののボッサ・ユニットの魅力が凝縮された1曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ZiiUk_6uCa8
「Sta Lontano」
Mariella Carbonaraの艶やかなヴォーカルが涼しげに疾走します。微風に吹かれながら聴きたいボッサ・グルーヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=U8q_nzT16E0
「Balanco Sobermaneira」
60年代感覚を上手く取り入れたSchemaらしいラウンジ・ボッサ。ボッサ・グルーヴにのったメロウ・エレピが心地好いですね!
http://www.youtube.com/watch?v=tTBrrek9wao
「Cinnamon and Clove:Samba '68」
Alan Bergman/Marilyn Bergman/Johnny Mandel作。甘く切ないMariella Carbonaraのスキャットが哀愁漂うエレガントなボッサ・サウンドとよくマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=GtEuKJG3pRk
「Batucada Do Silencio」
スピーディーな疾走感で一気に駆け抜けます。クラブジャズ好きの人も気に入る1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=HJIduaM6-wU
「Butterfly」
Mariellaのヴォーカルに寄り添うFranco Lorussoの涼しげなフルートが印象的なメロウなボッサ・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=LS5YijAsQus
「Fantasia」
グルーヴィー・オルガンにのったMariellaのヴォーカルが躍動します。個人的には「Sister Bossa」と並ぶお気に入り曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=WASh3AWFN2Y
「Sister Bossa」
僕の一番のお気に入り。Mariellaのセクシー・ヴォーカルの魅力を存分に味わえる小気味良いボッサ・グルーヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=2sCC8sAbot0
「Aguadream」
ドラムン・ベース調のフロア向けボッサ・グルーヴ。このあたりはNicola Conteプロデュースの当時のSchemaらしい仕上りなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=QXAWiL2lipM
「Blue Skat Samba」
60年代ジャズ・サンバのムードをSchemaらしいスタイリッシュ感で再現してみせたグルーヴィー・オルガン・ボッサ。
http://www.youtube.com/watch?v=ep5oKZyJC2s
「Cinnamon and Clove II」
「Cinnamon and Clove」の別ヴァージョン。よりロマンティックな雰囲気の仕上がりです。こちらの方がFabrizio Bossoのトランペットが栄えます。
未聴の方は2nd『More』(1999年)もぜひチェックを!
『More』(1999年)