2013年10月01日

Heatwave『Current』

Rod Tempertonも楽曲提供で貢献!メロウなディスコ・ファンク満載☆Heatwave『Current』
カレント(紙ジャケット仕様)
発表年:1982年
ez的ジャンル:メロウ・ディスコ/ファンク
気分は... :だまっちゃいない!

さて、今回はディスコ/ファンク・グループHeatwaveが1982年にリリースした『Current』(1982年)です。

これまで当ブログで紹介したHeatwave作品は以下の3枚。

 『Too Hot To Handle』(1976年)
 『Central Heating』(1978年)
 『Candles』(1980年)

Heatwaveといえば、Michael Jackson「Off The Wall」、「Rock With You」のソングライティングを手掛け売れっ子ソングライターRod Tempertonが在籍していたグループとしてお馴染みですが、2nd『Central Heating』(1978年)リリース後にはグループを巣立っています。

しかしながら、その後も楽曲提供を通してRod Tempertonとグループの蜜月関係は続き、本作でもグループに5曲を提供しています。

1988年に『The Fire』というアルバムもリリースしていますが、メンバー構成やRod Temperton作品ゼロという状況を踏まえれば、本作『Current』(1982年)はグループの実質的なラスト・アルバムと呼べるでしょう。

本作におけるメンバーは、Johnnie Wilder Jr.(vo)、Keith Wilder(vo)、Ernest Berger(ds)、Keith Harrison(key、syn、vo)、Calvin Duke(key、syn、vo)、Derek Bramble(b)、William L. Jones(g、vo)とい7名。プロデューサーBarry BlueJohnnie Wilder Jr.の2人。

また、Herbie Hancock(p)、Greg Phillinganes(syn)、Paulinho Da Costa(per)といったミュージシャンが参加し、

Ashley IngramBernard FowlerCarl CarwellLeee JohnLouis PriceNoel McCallaRalph Atkinといったシンガー陣がゲストとしてクレジットされています。

ヒットはしませんでしたが、Heatwaveらしいヴォーカル&コーラスを引き立てるメロウなディスコ・ファンクが満載です。

全曲紹介しときやす。

「Lettin' It Loose」
シングルにもなったオープニング。Rod Temperton作らしい明るく開放的なディスコ・ファンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=B_yp07f2_zo

「State to State」
オススメその1。軽快なブギー・ディスコ。スペイシーなシンセ音がよくマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=a17LFcz7QHA

Louis La Roche「Malfunction」でサンプリングされています。
Louis La Roche「Malfunction」
 http://www.youtube.com/watch?v=H9Ria0iLYn8

「Look After Love」
甘く切ないメロディを歌い上げるメロウなスロウ。美しいコーラスにもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=QVrmMhfXTCA

「Naturally」
オススメその2。この曲はBarry Blue/Robin Smith作。シンセベースがブリブリ響くファンク・チューン。メロディアスでもあり、実にキャッチーです。
http://www.youtube.com/watch?v=D_mLl9z6iJU

「The Big Guns」
オススメその3。Herbie Hancock、Greg Phillinganes参加曲。男女スキャットが爽快に響くフュージョン風味のファンク・チューン。ゲストの2人がそれぞれさすがのソロを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=5-1hGR6_DFQ

「Find It in Your Heart」
オススメその4。この曲もBarry Blue/Robin Smith作。いきなり素晴らしいアカペラと共に始まるメロウ・ファンク。このグループのヴォーカル&コーラスの魅力を存分に満喫できます。僕の一番のお気に入り。
http://www.youtube.com/watch?v=Rfc3Bd2Vs9Q

「Hold On to the One」
ポップなディスコ・ファンク。少しポップすぎる気もしますが、それもRod Temperton作品らしさかもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=QrZDp0IAOLE

「Mind What You Find」
オススメその5。Derek Bramble作。ラストはソフトリー&ハートフルな魅力に溢れた爽快メロウ・グルーヴ。後半hレゲエ調の展開でアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=K4qsS2DSbP4

僕の保有するCDには「Lettin' It Loose (12" Version)」「Look After Love (Single Version)」「Mind What You Find (12" Version)」の3曲がボーナス・トラックで追加収録されています。

未聴の方は他のHeatwave作品もチェックを!

『Too Hot To Handle』(1976年)
トゥー・ホット・トゥ・ハンドル(紙ジャケット仕様)

『Central Heating』(1978年)
Central Heating

『Hot Property』(1979年)
ホット・プロパティ(紙ジャケット仕様)

『Candles』(1980年)
キャンドルズ(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする