発表年:1991年
ez的ジャンル:男性R&Bデュオ
気分は... :ワン・プラス・ワン!
今回は男性R&BデュオJammの2ndアルバム『I Promise』(1991年)です。
一般的にはあまり知られていないB級扱いの90年代R&B作品だと思います。僕も当時どんな経緯で本作を購入したのか全く記憶にありません。
JammはFreddy Boy(vo)、Keecho(key)による男性R&Bデュオ。『Jamm』(1988年)、『I Promise』(1991年)という2枚のアルバムをリリースしています。
Freddy Boyは70〜80年代にArpeggio、Geminiといったディスコ/ソウル・グループにFred Sawyersの名で在籍していました。
今日紹介する2nd『I Promise』には、この時代らしいNJSテイストのアルバムですが、全体としてはアーバンな大人のR&B作品に仕上がっていると思います。
レコーディングには、Gerald Albright(sax)、Paul Jackson Jr.(g)、Paulihno Da Costa(per)、Kipper Jones(back vo)、Billy Thurston(rap)、元CameoのCharlie Singleton(g)等のミュージシャンも参加しています。
当時も今も注目されることの少ない作品ですが、90年代R&B好きの人にはオススメしたい1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Jamm's Jam」
アルバムのプロローグ。Guy「Teddy's Jam」を意識したタイトルですかね。
「Work You Over」
大人のNJSといった佇まいの1曲。何処となくオリエンタルなキーボードがスパイスになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=7zQsemTZ5Rk
「You Give Good Love」
美しいラブ・バラード。Freddy Boyの大人のジェントル・ヴォーカルで熱唱します。
http://www.youtube.com/watch?v=n1Z26Q42W6g
「The Games We Play」
オススメその1。アーバン・モードのミディアム。後半にラップ・パートが挿入されているのがこの時代らしいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=pQsTbiNY9yo
「Can't You See」
オススメその2。僕の一番のお気に入り。ハネハネ・リズムが心地好いメロウR&B。この時代のR&Bの良質な部分を堪能できる1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=zVUZFJM_laA
「1 Love」
Billy Thurstonのラップをフィーチャーしたノリ勝負のダンサブル・チューン。今聴くとチープですが、逆にそれが懐かしい!
http://www.youtube.com/watch?v=ddQGkmxsRTQ
「I Promise」
オススメその3。シングルにもなったタイトル曲。Gerald Albrightのムーディーなサックスによるイントロが印象的な美バラード。Freddy Boyのセクシー・ヴォーカルを堪能しましょう。バック・ヴォーカルはKipper Jones。
http://www.youtube.com/watch?v=2Tl215xVvrg
「Here To Love You」
オススメその4。ソフトリーな雰囲気に心安らぐビューティフルR&B。この曲もKipper Jonesがバック・ヴォーカルで盛り上げてくれます。Gerald Albrightのサックス・ソロもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=VNdIOdVpVBk
「One Plus One」
オススメその5。この曲も超オススメ。Keechoの鍵盤リフが印象的な込み上げ系の美メロR&Bグルーヴ。メロディアスかつダンサブルな90年代R&Bの魅力が詰まった1曲です。
凱旋門賞は日本馬の初制覇はなりませんでしたね。
やはり世界の壁は高いですな・・・