発表年:2004年
ez的ジャンル:男性アコースティック・ソウル
気分は... :原点回帰!
"現代のBill Withers"とも称される温もりのあるヴォーカルが魅力の男性R&BシンガーAnthony Davidのデビュー作『3 Chords & the Truth』(2004年)です。
Anthony Davidに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。
『The Red Clay Chronicles』(2006年)
『As Above So Below』(2011年)
『Love Out Loud』(2012年)
ジョージア州サバンナ出身のAnthonyがアトランタへ移住し、そこでデビュー前のIndia.Arieと出会い、彼女から譲ってもらったギターで曲作りを始めます。その時期に作った1曲「Part of My Life」がIndiaのデビュー・アルバム『Acoustic Soul』(2001年)に収録され、2002年のグラミー賞で7部門にノミネートされました。
そんな流れで注目を浴び、デビューのチャンスをつかんだAnthonyの1stアルバムが本作『3 Chords & the Truth』(2004年)です。
近年はレトロ・ソウルのエッセンスを上手く取り込んだ温もりのR&Bを聴かせてくれるAnthonyですが、1stとなる本作はIndia.Arieに通じるアコースティック・ソウルを聴かせてくれます。
また、フォーク、ブルース、レゲエ、ブラジル等のエッセンスも散りばめられており、他作品では聴けないAnthony Davidワールドを楽しめます。
Anthony Davidの原点がここにあります。
全曲紹介しときやす。※国内盤の曲順
「Ain't Enough For Me」
Anthony David作。 本作らしい脱力系のアコースティック・ソウル。ゆったりと時間が流れていく感じがいいですね。都会の喧騒から離れたい気分にピッタリですね。
http://www.youtube.com/watch?v=guHH43udYTM
「Believe Me」
Anthony David作。
美しいアコースティック・ギターの音色が印象的なビューティフル・ソング。ハワイアンAORなんかと一緒に聴きたくなる雰囲気です。
http://www.youtube.com/watch?v=FtO1ceglMH8
「Heartstrings」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。ブルージーな味わいのフォーキー・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=SHr6i1y-Y-A
「50/50 Love」
Anthony David/Julie Dexter作。当ブログでもJulie Dexter & Khari Simmons名義の作品を紹介した 女性R&BシンガーJulie Dexterとのデュエット。この曲はモロにレゲエです。個人的にはこういうのも好き!
「Yes」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。緩急をつけたジャジー&ボッサな雰囲気が僕好み。
http://www.youtube.com/watch?v=zYFvLfbcUy8
「Skyline」
Anthony David作。ギターのみのシンプルなバックで歌い上げます。
「Cheatin' Man」
Anthony David作。哀愁モードのアコースティック・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=Ew1xrZGOOr0
「GA Peach」
Nick Barnes/Preston Crump/Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。ビーチ・モードのトロピカル・ソウル。本作でしか聴けない側面を堪能できます。
「Cold Turkey」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。哀愁モードのブルージー・ソウル。なかなかシブくて好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=DmWJLzLOZXo
「Part Of My Life」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。前述のIndia.Arieが歌い、グラミー賞で7部門にノミネートされた楽曲のセルフ・ヴァージョン。ここでは程良くパーカッシヴなフォーキー・ソウルで聴かせてくれます。個人的にはIndiaヴァージョンよりも本ヴァージョンの方が断然格好良いと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=ZimDvVTYnN4
「Krooked Cop」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。哀愁モードの社会派ソング。
「Spittin' Game」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。ライブ録音でしょうか。ドライヴ感のあるアコースティック・ソウルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=8fKKdKyykbk
「The Water/The Fire」
Anthony David/LaMarquis Mark Jefferson作。コンガやフルートも聴こえてくるブルージーな仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=qymn7QwXb48
「GA Peach (Remix)」
「GA Peach 」のリミックス。個人的にはアルバム・ヴァージョンの方が好きですが。
「50/50 Love (Jive Remix)」
国内盤のみのボーナス・トラック「50/50 Love」のリミックス。完璧フロア仕様のブラジリアン・グルーヴに仕上がっています。
Anthony Davidの他作品もチェックを!
『The Red Clay Chronicles』(2006年)
『Acey Duecy』(2008年)
『As Above So Below』(2011年)
『Love Out Loud』(2012年)