2013年12月26日

Lexia『Lexia』

フリーソウル人気作が遂に世界初CD化☆Lexia『Lexia』
LEXIA レクシア
発表年:1972年
ez的ジャンル:名アレンジャー系ビューティフル・ポップ
気分は... :Good Morning To You !

今回はフリーソウル好きにお馴染みの1枚、Lexia『Lexia』(1972年)です。

今年ようやく世界初CD化が実現し、音楽ファンを歓喜させた1枚です。

Lexiaはフランス人コンポーザー/アレンジャーJon Lexia(Jean Leccia)がアメリカへ渡って結成したユニット。その唯一のアルバムが『Lexia』です。

当初はThe Jean Leccia Interpolation『The Jean Leccia Interpolation』として発売されたものが、直後に上記の名義へ変更されたようです。

アルバムにはPatricia HendersonEd Whitingという2人のヴォーカリストが参加しています。

Patricia Hendersonは後にThe Babettes、Hot Fudgeといったグループのメンバーとして作品をリリースしています。Ed Whitingは、当ブログでも紹介したTom Saviano率いるユニットThe HeatにJoe Pizzuloの後釜として加入し、彼らの2ndアルバム『Still Waiting』(1981年)に参加しています。

さて、本作『Lexia』に話を戻すと、Jon Lexiaのアレンジャーとしての才能を存分に満喫できる至極のポップ・アルバムに仕上がっています。Ed Whiting、Patricia Hendersonという男女のリード・ヴォーカルがいるのもいいですね。

フリーソウル・クラシックとしてお馴染みの「Good Morning To You」をはじめ、「Lovelight」「Lady Rain」「Carnival」などフリーソウル好きの人はグッとくる楽曲が多数収録されています。

CDジャケはThe Jean Leccia Interpolation『The Jean Leccia Interpolation』ジャケとのリバーシブル仕様となっています。

全曲紹介しときやす。

「Good Morning To You」
オススメその1。前述のように本作のハイライトとなるフリーソウル・クラシック。Patricia Hendersonの躍動的なヴォーカルが心地好い、爽快な目覚め!といった趣のサンシャイン・ポップ。バンジョーの使い方が巧みです。シングルにもなりました。
http://www.youtube.com/watch?v=KMtttNApWeQ

「Lady Rain」
オススメその2。Ed Whitingのヴォーカルをフィーチャーした哀愁グルーヴ。グルーヴィーなリズムと壮大なオーケストレーションによるドラマティックな感じが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=06UI7JsIUmA

「I Can't Live Without You」
ドラマティックな哀愁ポップ。少し仰々しいので僕にはビミョーですが・・・

「Love Is」
オススメその3。なかなか格好良いロック調のグルーヴィー・チューン。Ed Whitingのリード・ヴォーカルとコーラス隊の絡みはロック・オペラっぽいですね。

「Drop」
アレンジの妙で聴かせてしまうビューティフル・ポップ。映画の感動的なエンディング・テーマといった趣ですね。

「Lovelight」
オススメその4。「Good Morning To You」と並ぶハイライト曲。フリーソウル好きならば必ず気に入るラブリー・ポップ!Jon Lexiaのアレンジ・センスが冴え渡ります。
http://www.youtube.com/watch?v=GKZuj02CZWM

「Carnival」
オススメその5。ラテン・フレーヴァーのダンサブル&グルーヴィー・ポップ。明るく陽気に盛り上げてくれる開放感がいいですね。

「Lovely Bird」
ひたすら美しいビューティフル・ポップの前半とボッサ調の後半という2部構成です。

「I Worship You」
Patricia Hendersonの艶やかなリード・ヴォーカルをEd Whitingのバック・ヴォーカルが優しく包み込みます。DJ Shadow「Building Steam With a Grain of Salt」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=3GzpzJJ8ZIQ

「Only A Dream」
オススメその6。ソウル・テイストのポップ・チューン。躍動感が魅力です。Jon Lexiaの小粋な鍵盤プレイにも着目しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=idb_ewkrOgQ

「Mother Of Us All」
ラストは美しいオーケストレーションをバックに、Ed Whitingが素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれるビューティフル・バラード。

クリスマスも終わり世間は年末モードなるのでしょうが、僕といえばやり残しの仕事が山積み・・・こりゃ大晦日まで仕事しなきゃいけないなぁ・・・
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2013年12月24日

『今の気分は...2013年12月24日編』

メリー・クリスマス!
なんて言いながら、ハードワークで徹夜状態です(泣)

ということで今日は過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

とにかく今、今日聴きたい曲を適当にセレクトしてみました。
やはりイブにはメロウな曲が聴きたくなりますね。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Crystal Winds「Love Ain't Easy」 
http://www.youtube.com/watch?v=ctqzOqKRT60
From 『First Flight』(1982年)
First Flight

Brooklyn Dreams「Make It Last」 
http://www.youtube.com/watch?v=Yr_AxosnVjo
From 『Sleepless Nights』(1979年)
スリープレス・ナイト

China「Runnin' Around」
http://www.youtube.com/watch?v=GEceln70-dM
From 『China』(1981年)
夜明けのダンサー(紙ジャケット仕様)

Amy Holland「I Hang on Your Every Word」 
http://www.youtube.com/watch?v=YHa18UREpe4
From 『On Your Every Word』(1983年)
On Your Every Word

Roberta Flack「Til The Morning Comes」 
http://www.youtube.com/watch?v=8gC4bbVes4c
From 『I'm The One』(1982年)
I'm the One

The S.O.S.Band「I Don't Want Nobody Else 」 
http://www.youtube.com/watch?v=GK9Fm4198ek
From 『Just the Way You Like It』(1984年)
ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・ライク・イット+4

Cashflow「Reach Out」 
http://www.youtube.com/watch?v=Oi75IWwEEpY
From 『Cashflow』(1986年)
CASHFLOW (EXPANDED EDITION)

Regina Belle「Intimate Relations」 
http://www.youtube.com/watch?v=g7MxQnZL_BA
From 『All By Myself』(1987年)
All by Myself

Alyson Williams & Oran 'Juice' Jones「How To Love Again」 
http://www.youtube.com/watch?v=T3fjiOip7iQ
From 『Raw』(1989年)
Raw

Todd Rundgren「Compassion」 
http://www.youtube.com/watch?v=w4ICBrhQ-c0
From 『Healing』(1981年)
ヒーリング(トッドの音楽療法)(紙ジャケット仕様)

とりあえず少し仮眠して体調回復させねば・・・
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2013年12月23日

The Foundations『Digging the Foundations』

人気曲「In the Bad Bad Old Days (Before You Loved Me)」収録!The Foundations『Digging the Foundations』
Digging the Foundations
発表年:1969年
ez的ジャンル:UK白人黒人混合ポップ・ソウル
気分は... :せめぎ合いが楽しむ?

今回はUKの白人黒人混合ポップ・ソウル・グループThe Foundationsの3rdアルバム『Digging the Foundations』(1969年)です。

The Foundationsは1967年に結成されたグループ。UKポップス好きにはお馴染みのプロデューサーTony MacAulayのバックアップの下、「Baby, Now That I've Found You」(1967年、全英チャート第1位)、「Build Me Up Buttercup」(1968年、全英チャート第2位)、「In the Bad Bad Old Days (Before You Loved Me)」(1969年、全英チャート第8位)といったヒット曲を放っています。

「Baby, Now That I've Found You」(1967年)
http://www.youtube.com/watch?v=7xZ1od9YJso
「Build Me Up Buttercup」(1968年)
http://www.youtube.com/watch?v=iol0B-clFFM

アルバムとしては、『From the Foundations』(1967年)、『Rocking the Foundations』(1968年)、『Digging the Foundations』(1969年)といった作品をリリースしています。1970年にグループは解散。

今日紹介する『Digging the Foundations』(1969年)はグループの3rdアルバム。ヒット曲「In the Bad Bad Old Days (Before You Loved Me)」が収録されています。

オリジナル・メンバーはClem Curtis(vo)、Alan Warner(g、vo)、Mike Elliot(sax)、Tony Gomez(key、org)、Pat Burke(sax)、Eric Allendale(tb)、Peter Macbeth(b)、Tim Harris(ds)ですが、本作時点ではClem Curtis、Mike Elliotが脱退し、新しいリード・ヴォーカルとしてColin Youngが加入しています。

プロデュースはTony MacAulay/John MacLeod

キラー・チューン「In the Bad Bad Old Days (Before You Loved Me)」のように、グループのソウルフルな個性とTony MacAulayのポップ・ワールドが見事に噛み合っている楽曲もありますが、両者が志向する音楽性にはギャップもあり、そののせめぎ合いが楽しめる(?)アルバムでもあります。

掘って、掘って、掘りまくれ!

全曲紹介しときやす。

「My Little Chickadee」
Tony MacAulay/John MacLeod作。Tony MacAulayらしいポップ・ワールドが展開されるオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=mbyP9747ToI

「Till Night Brought Day」
Alan Warner/Peter Macbeth/Tony Gomez作。アコースティック感覚のグルーヴィー・チューン。個人的にはモロにポップな感じよりもソウルフルな味わいのあるこういった楽曲の方が好きです。

「Waiting On The Shores Of Nowhere」
Jack Winsley/Robert Saker作。同時期にThe Flying Machine、The Gladiators、Helen Shapiroも取り上げているポップ・チューンですが、楽曲自体が素晴らしいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=bLWDCAsLr-Q

「In The Bad Bad Old Days」
Tony MacAulay/John MacLeod作。本作のハイライト。前述のように全英チャート第8位のヒット曲。フリーソウル・クラシックとしても人気です。躍動するポップ・ソウルにこのグループの魅力が凝縮されています。
http://www.youtube.com/watch?v=hAFb-00mXJQ

「A Penny, Sir」
Colin Young作。本作らしからぬ淡々とした仕上がり。個人的にはこういうのも悪くないと思います。

「I Can Feel It」
Eric Allendale作。イントロのブレイクも格好良いR&Bテイストが前面に出たモッドな仕上がり。

「Take Away The Emptiness Too」
Tony MacAulay/John MacLeod作。Tony MacAulayの色が出たポップ・チューン。少し寂しげな感じが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=HyrXNu1eWWI

「Let The Heartaches Begin」
Tony MacAulay/John MacLeod作。同じくTony MacAulayがプロデュースしたLong John Baldryも歌っていました。ノスタルジックな香りのするポップ・チューン。

「A Walk Through The Trees」
Pat Burke作。R&Bテイストの小粋な演奏を満喫できるインスト。なかなかシブいです。

「The Same Old Feeling」
Tony MacAulay/John MacLeod作。「In The Bad Bad Old Days」に次ぐお気に入りがコレ。グループの持つソウルフルな側面とTony MacAulayのポップ・ワールドが上手く融合していると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=gSxICwA2e7E

「Soloman Grundy」
Eric Allendale作。この曲も大好き!Tony Gomezのグルーヴィーなオルガンと共に始まる格好良いモッドな仕上がり。個人的にはこのタイプの楽曲をもっと聴きたい気が・・・

CDにはボーナス・トラックとして、「Baby I Couldn't See」「I'm Gonna Be A Rich Man」「In The Beggining」「Take A Girl Like You」といったシングル曲(B面曲含む)が追加収録されています。

「Baby I Couldn't See」
 http://www.youtube.com/watch?v=lE-KgjNPNsQ
「I'm Gonna Be A Rich Man」
 http://www.youtube.com/watch?v=b-miUm8sY_k
「Take A Girl Like You」
 http://www.youtube.com/watch?v=-isWY_I_3w8

本作も含めてThe Foundationsのオリジナル・アルバムは入手しづらいようですね。その意味では手軽なベスト盤で楽しむ方法もあると思います。
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2013年12月22日

Vladimir Cetkar『Heavenly』

マケドニア出身シンガー/ギタリストによる都会的なソウル/ディスコ作品☆Vladimir Cetkar『Heavenly』
vladimir cetkar heavenly.jpg
発表年:2013年
ez的ジャンル:マケドニア出身シンガー/ギタリスト
気分は... :Heavenly!

毎週日曜に新作アルバムを紹介するのは当ブログのパターンですが、そうなると年内に紹介する新作も残り2枚。毎年クリスマス・シーズンに合わせて話題の新作がリリースされるものですが、今年はあまりその手の新作がありませんね。そのせいか益々メジャー作品に無関心になってきていますが・・・

先週紹介したBing Ji Lingもそうでしたが、個人的には心地好いディスコ・サウンドが聴ける新作を好んで聴いています。

今回は新作アルバムからマケドニア出身シンガー/ギタリストVladimir CetkarによるN.Y.産ソウル/ディスコ・アルバム『Heavenly』です。

Vladimir Cetkarは1977年、当時ユーゴスラビア連邦の1つであったマケドニアの生まれ。初めて購入したレコードはMichael Jacksonだったのだとか。

1996年にバークリー音楽大学に入学。ジャズ・ギターをメインに学んでいたようです。2004年からはN.Y.に移住し、ライブ活動を開始するようになります。そして、これまで『Live at Ohrid Antique Theater』(2005年)、『We Will Never End』(2008年)、といったアルバムをリリースしています。

本作は新作『Heavenly』に2nd『We Will Never End』の音源を加えた日本独自盤です。結果として『We Will Never End』の曲が収録されたことで全体構成のバランスが良くなっています。

アルバム全体としては70〜80年代ソウル/ディスコ/フュージョンへのリスペクトを感じる仕上がりです。リミックスを除き、生音によるサウンド・プロダクションで貫かれている点もいいですね。

アルバムは大きくChicEW&FQuincy Jonesあたりの影響を感じるメロウなモダンソウル/ディスコ系の楽曲と、Vladimirのジャズ・ギタリストとしての腕前を確認できるジャズ/フュージョン系のインスト・チューンに分かれます。

まぁ、聴きどころとしてはモダンソウル/ディスコ系の楽曲になると思います。サウンド面のみならずヴォーカルも含めて完成度の高い楽曲がズラリ並んでいます。

モダン・ソウル/ディスコ好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Heavenly (Dimitri From Paris Disco Mix Radio)」
タイトル曲の人気DJ、Dimitri From Parisによるリミックス。オリジナルをさらにフロア仕様にしたディスコ・ミックスです。

「Time Goes By」
4つ打ち系のディスコ・チューン。かつてのChicサウンドがお好きな人は気に入ると思います。

「I Remember」
軽快なギター・カッティングと共に疾走するシティ・ミュージック的な魅力もあるメロウ・ダンサー。70年代ディスコなストリングス・アレンジもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=R17TcIyCkMQ

「The Magic Hill Of Lihnid」
『We Will Never End』収録曲。ディスコ・フュージョン風のインスト。Vladimirのメロウなギター・フレーズがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=7gejws6TsA8

「Lucky Pair」
ライナーノーツでも指摘されていますが、Jamiroquaiっぽいアシッド・ジャズ曲の仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=7QQnc5Zh4mk

「All For You」
『We Will Never End』収録曲。開放的なホーン隊が盛り上げてくれるメロウ・ダンサー。青空の下で聴きたい爽快ダンス・チューンです。Vladimirのファルセット・ヴォーカルが冴え渡ります。メロウ・エレピ好きの人にもオススメ。
http://www.youtube.com/watch?v=sasW71xqKXY

「Day Starter」
メロウ・エレピが心地好いインスト・フュージョン。

「Heavenly - Original Mix」
タイトル曲のオリジナル・ミックス。メロウ・エレピが印象的なロマンティックなイントロを経て爽快メロウ・ディスコが展開されます。途中George Bensonを彷彿させるVladimirのギター&スキャットも聴きどころ!
http://www.youtube.com/watch?v=fOvl5kdnL-M

「Born For The Screen」
『We Will Never End』収録曲。Vladimirのセクシー・ヴォーカルにグッとくるダンサブルなモダン・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=HVEcB1OQUkY

「In The Open Space」
『We Will Never End』収録曲。エレガントなストリングスが誘うアーバン・ナイトなメロウ・ダンサー。終盤のEW&Fを意識したスキャットも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=3_zFqpRzn7U

「Ti Funk」
Wes Montgomery‎風のVladimirのギターをメインにしたジャジーなインスト。タイトルの割にはファンク風ではありません。

「Fi Funk」
前曲と対をなすかのようなタイトル。こちらは今日的なタイトなリズムをバックに、Vladimirのギターが駆け巡ります。

「We Will Never End」
『We Will Never End』収録曲。アーバン・ナイトを駆け抜けるモダン・ソウル。ここでもEW&Fを意識したスキャットが冴え渡ります。
http://www.youtube.com/watch?v=l1Zhnr4ETZQ

「Ocean Of Love」
『We Will Never End』収録曲。今日的なソウルフル・ハウス/ディスコ・チューン。ハウス/クラブミュージック好きの方はすんなり聴けると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=5GXQf45U_qw

「Soul Splendor」
『We Will Never End』収録曲。Vladimirのメロウ・ギターを堪能できるインスト・フュージョン。
http://www.youtube.com/watch?v=k_PDltGQRBc

「Heavenly (Dimitri From Paris Disco Mix)」
タイトル曲のDimitri From Parisによるリミックス。個人的にはオープニングのラジオ・エディットとは少し中途半端な感じもするのでコチラの方が好き!

本作をゲットすれば不要かもしれませんが、『We Will Never End』(2008年)も紹介しておきます。
We Will Never End
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2013年12月21日

Buddy Rich『The Roar Of '74』

レア・グルーヴ人気作。超人ドラマーの最高傑作!☆Buddy Rich『The Roar Of '74』
ザ・ロアー・オブ’74
発表年:1973年
ez的ジャンル:超人ドラマー系ビッグバンド
気分は... :この超絶ドラムのようなタフネスが欲しい!

今回はレア・グルーヴ人気作としてお馴染み、Buddy Rich『The Roar Of '74』(1973年)です。

Buddy Rich(1917-1987年)は、N.Y.ブルックリン出身のジャズ・ドラマー/バンドリーダー。

1937年に Joe Marsalaの楽団に加入し、それ以降Bunny Berigan、Artie Shaw、Tommy Dorsey、Harry James等の楽団で活躍し、ドラマーとしての地位を確立します。

1950年代半ばから自身のリーダー作を発表するようになり、最強のテクニックで超人ドラマーとしての名声を確立します。1987年にL.A.で逝去。

数多くのリーダー作を残しているBuddy Richの作品の中でも、今日最も人気が高く、彼の最高傑作の呼び声も高いのが本作『The Roar Of '74』(1973年)なのでは?

ビッグバンドを率いて、極上のジャズ・ダンスを聴かせてくれます。クラブジャズの登場を予見していたかのような演奏の数々に驚嘆するばかりです。

Buddy Rich(ds)以下、Charley Davis(tp)、Larry Hall(tp)、John Hoffman(tp)、Joe Romano(as)、Bob Martin(as)、Pat La Barbera(ts、ss)、Bob Crea(ts)、John Laws(bs)、Alan Kaplan(tb)、Keith O'Quinn(tb)、John Leys(tb)、Buddy Budson(p、key)、Joe Beck(g)、Tony Levin(b)、Jimmy Maeulen(conga)、Sam Woodyard(per)といったメンバーがレコーディングに参加しています。King Crimsonでお馴染みのTony Levinの参加が目を引きますね。

Buddy Rich、56歳の時のレコーディングですが、年齢を感じさせない圧巻のドラミングで聴く者を魅了します。

どの演奏も素晴らしく、ダイナミックなジャズ・ダンスに圧倒されながら、1曲目からラストまであっという間に聴き終えてしまう感じです。

全曲紹介しときやす。

「Nuttville」
Horace Silver作。オリジナルは当ブログでも紹介した『The Cape Verdean Blues』(1965年)に収録されています。本作のハイライトと呼べすジャズ・ダンス・クラシック。Richの超絶ドラムとビッグバンドらしい重厚なホーン・アンサンブルが素晴らしいエキサイティングな演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=JPatIkODQKs

「Kilimanjaro Cookout」
Manny Albam作。オリジナルはO'Donel Levy『Simba』(1974年)に収録されています。アフロ感覚のダイナミックなジャズ・ファンク・チューンに仕上がっています。雑然としているようできちんと統率されている感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=9U-v0AOmzlE

「Big Mac」
Ernie Wilkins作。Joe Beckのギターが活躍する格好良い、うねりまくるファンキー・グルーヴ。全体の舵を取るRichのダイナミックなドラミングも圧巻です。
http://www.youtube.com/watch?v=p95UZ9AG-mc

「Backwoods Sideman」
John La Barbera作。小気味良いスピード感が魅力です。Richのパワフルなドラミングが素晴らしいホーン・アンサンブルを牽引します。

「Time Check」
Don Menza作。「Nuttville」の並ぶハイライト。クラブジャズの到来を先取りしていたかのような切れ味のある格好良さを持っています。Tony Levinのベースがブンブン鳴り響きます。ビッグバンドならではのダイナミックな疾走感がたまりません。終盤のRichのドラム・ソロもサイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=Ky_23rOl1Tk

「Prelude to a Kiss」
Duke Ellington/Mack Gordon/Irving Mills作。ムーディーな演奏で一休みといったところでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=qBjla2xjuyM

「Waltz of the Mushroom Hunters」
Greg Hopkins作。ドラマティックな出だしに続き、見事なホーン・アンサンブルを満喫できます。実にダイナミックなワルツ・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=Osd46nO11L0

「Senator Sam」
Ernie Wilkins作。ラストはソウルフルな味わいの演奏で締め括ってくれます。

Buddy Richの他作品もチェックを!

『Big Swing Face』(1967年)
Big Swing Face

『Mercy, Mercy』(1968年)
マーシー・マーシー

『A Different Drummer』(1971年)
ア・ディファレント・ドラマー

『Stick It』(1972年)
Stick It

『Very Live at Buddy's Place』(1974年)
ヴェリー・ライヴ・アット・バディズ・プレイス[再発/廉価盤]

『Big Band Machine』(1975年)
ビッグ・バンド・マシーン

『Speak No Evil』(1976年)
Speak No Evil

『Buddy Rich Plays and Plays and Plays』(1977年)
Plays & Plays & Plays
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