2013年12月20日

Changing Faces『All Day, All Night』

2ndも胸キュンの美メロR&Bが詰まっています!☆Changing Faces『All Day, All Night』
All Day All Night
発表年:1997年
ez的ジャンル:90年代女性R&Bデュオ
気分は... :My Lovely・・・

今回は90年代女性R&B好きには忘れられない女性R&BデュオChanging Facesの2ndアルバム『All Day, All Night』(1997年)です。

高校の同級生であったCassandra LucasCharisse Roseの2人がN.Y.で結成した女性R&BデュオChanging Facesの紹介はデビュー・アルバム『Changing Faces』(1994年)に続き2回目となります。

前作『Changing Faces』が全米R&Bアルバム・チャート第1位となり、「Stroke You Up」(1994年、全米チャート第3位、同チャート第2位)といったシングル・ヒットも生まれ、上々のデビューを飾ったChanging Faces

約2年半ぶりの2ndアルバムとなった本作『All Day, All Night』(1997年)でもCassandraとCharisseが美メロにのって素晴らしいヴォーカル・ワークを聴かせてくれます。

プロデュース陣には、前作も手掛けたR. Kellyをはじめ、、Jamey Jaz
Bryce Wilson(Groove Theory)、Ron Kilgore、Ronald Pitts、Robert Palmer、Howard McCrary、Andrea Martin、Ivan Matias、Allen "All Star" Gordon、Andy Blakelock、Reese Johnson、Kiyamma Griffin、Darin "Piano Man" Whittingtonといった多様な顔ぶれが起用されています。

ネームバリューとしてはR. Kellyが目立ちますし、実際シングル・ヒットしたのは彼がプロデュースした「G.H.E.T.T.O.U.T.」(全米チャート第8位、同チャート第1位)です。

しかしながら、個人的にはR. Kellyプロデュースの楽曲よりも、「My Lovely」「I Apologize」「My Heart Can't Take Much More」あたりに代表される美メロ曲にこそChanging Facesの魅力が詰まっていると思います。

改めて、自分が90年代女性R&Bユニット好きであることを再認識しました。90年代女性R&Bユニットの作品を扱うといつもこう思うのですが・・・(笑)

全曲紹介しときやす。

「Intro」
アルバムのイントロ。

「G.H.E.T.T.O.U.T.」
R. Kellyプロデュース。アルバムからのリード・シングルとして全米チャート第8位、同R&Bチャート第1位となった美しいミディアム・チューン。淡々とした美しさが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=OpGz9JcTiPc

「My Lovely」
Jamey Jazプロデュース。僕の一番のお気に入り。僕は90年代女性R&Bグループに求めているのは、こうした艶やかな歌声が引き立つ美メロ・グルーヴ。アコースティックな質感を上手く取り込んでいるのもグッド!90年代女性R&Bグループの魅力がギュっと凝縮された名曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=gLYWieAMTgw

「Thinkin' About You」
Bryce Wilson(Groove Theory)プロデュース。そのせいかGroove TheoryテイストのHip-Hopなグルーヴ感が印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=TYsgMLg-ZQw

「I Apologize」
Ron Kilgore/Ronald Pittsプロデュース。「My Lovely」と並ぶ僕のお気に入り。メンバー自身がソングライティングとヴォーカル・アレンジを手掛けた胸キュンの美メロ・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=2-gdmXlxAqg

「Time After Time」
Robert Palmer/Howard McCraryプロデュース。Cyndi Lauperの名曲をカヴァー。美しいアカペラに続き、キュートかつ素晴らしいヴォーカル・アレンジで魅了してくれます。天晴れ!
http://www.youtube.com/watch?v=WviTmEzKgO4

「All Of My Days」
R. Kellyプロデュース。Jay-Zをフィーチャーしたアルバムからの2ndシングル。アルバムの話題としてJay-Zの参加は大きいですけど、今聴き返すとあまりインパクトありませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=IzRPaybPrds

「All Day, All Night」
R. Kellyプロデュース。 R. Kellyプロデュースの4曲の中ではこのタイトル曲が一番好き。やはりメロディが綺麗な楽曲が彼女たちには合っていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=feQpSyMvPvk

「G.H.E.T.T.O.U.T. Part II」
R. Kellyプロデュース。個人的にはシングル・ヒットしたPart Iよりもこちらの方がメリハリが効いていて好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=L1K1AxG8EiY

「My Heart Can't Take Much More」
Robert Palmerプロデュース。この曲も大好き!しっとりとしたミディアム・スロウを堂々と歌い上げます。メンバーに加え、Sue Ann Carwellがバック・コーラスで参加。
http://www.youtube.com/watch?v=4z70PKHVBDQ

「I Got Somebody Else」
Andrea Martin/Ivan Matias/Allen "All Star" Gordon/Andy Blakelockプロデュース。映画『High School High』(1996年)のサントラ収録曲として本作に先駆けてシングル・リリースされていた楽曲。Average White Band「Person to Person」をサンプリングしたHip-Hop調グルーヴで躍動しています。意外にダンサブルな楽曲が少ないのでアルバムの中のいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=7DOJ2XbS2cY

「Goin' Nowhere」
Reese Johnsonプロデュース。Reese Johnsonによるベースラインが印象的な哀愁R&Bグルーヴ。Tracey Leeのラップも入っています。
http://www.youtube.com/watch?v=UsXYugIvKZg

「No Stoppin' This Groove」
Reese Johnsonプロデュース。Hip-Hopテイストの軽快なグルーヴが心地好い1曲。重くなり過ぎず爽快な感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=FM3jAp2nELk

「All That」
Kiyamma Griffinプロデュース。Mohawks「The Champ」調のミッド・グルーヴ。

「Baby Tonight」
Darin "Piano Man" Whittingtonプロデュース。本編のラストは素晴らしいバラードで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=KGXgnHS0yd8

「I Got Somebody Else (All Star Remix)」
ボーナス・トラックとして「I Got Somebody Else」のリミックスが収録されています。
http://www.youtube.com/watch?v=699RftnrtHw

Changing Facesの他作品もチェックを!

『Changing Faces』(1994年)
チェンジング・フェイシス

『Visit Me』(2000年)
Visit Me
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2013年12月19日

Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』

ノルウェー人鍵盤奏者Bugge Wesseltoftも参加した自身のバンド名義のアルバム☆Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』
ジャスト・ア・リトル・ビット・クレイジー(2003年作)
発表年:2003年
ez的ジャンル:ブラジル女性SSW
気分は... :凹んでいますが・・・

一昨日から気分が凹み気味・・・
物事が上手く回らない時には、ちょっとしたことでも凹んでしまう・・・
こんな時には優しい女性ヴォーカルが聴きたくなりマス。

人気ブラジル人女性シンガー・ソングライターJoyce(Joyce Moreno)が2003年にリリースした『Just A Little Bit Crazy』です。

これまで当ブログで紹介したJoyce作品は以下の5枚。

 『Feminina』(1980年)
 『Tardes Cariocas』(1983年)
 『Hard Bossa』(1999年)
 『Bossa Duets』(2003年)
 『Tudo』(2012年)

本作は2003年にUKの人気レーベルFar Outから自身のバンドBanda Malucaとの名義でリリースされた作品です。

Banda MalucaのメンバーはJoyce(vo、g)以下、Rodolfo Stroeter(b)、Tutty Moreno(ds)、Teco Cardoso(fl、sax)、Nailor Proveta(cla、sax)、Robertinho Silva (per)という編成です。

また、ゲストとしてフューチャー・ジャズの人気レーベルJazzlandの主宰者であり、ノルウェー人ピアニスト/コンポーザー/プロデューサーであるBugge Wesseltoft(p、key)が参加しています。

アルバム全体としてはジャジーなエッセンスが目立つ1枚に仕上がっています。また、随所でBugge Wesseltoftが気の利いた鍵盤を聴かせてくれます。

派手さのある作品ではありませんが、その分Joyceというアーティストの奥深さに触れることができる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「A Banda Maluca」
Joyce作。Joyceの瑞々しいヴォーカルが栄える軽やかなボッサ・グルーヴ。全体的な楽しげで軽やかな雰囲気がいいですね。Buggeのメロウな鍵盤もグッド!

「Chuvisco」
Joyce作。独特の雰囲気を持ったレイン・ソング。さまざまな雨が登場します。雨の種類ってこんなにあったんだ(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=SR25YfkzIEU

「Os Medos」
Joyce/Rodolfo Stroeter作。アブストラクトなイントロが印象的です。本編は少しレイジーなJoyceのヴォーカルを聴けます。ミステリアスな雰囲気も漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=JA1x_h-ODFg

「Na Paz」
Joyce作。雑念を忘れさせてくれる美しいサウンドが織り成す音世界がJoyceの歌声の魅力を最大限引き出してくれます。

「Samba Do Joyce」
Joyce作。軽快なアコースティック・サンバ。Joyce好きの人ならば、こういった曲を期待しているはず!本作ならではの少しミステリアスなジャジー感がアクセントになっています。

「For Hall」
Joyce作。鳥の囀りのようなギター&スキャットが印象的です。やはりJoyce作品ではスキャット入りの軽快な楽曲も聴きたいですよね。

「L' Etang」
Paul Misraki作。フランス人作曲家によるスタンダードのカヴァー。当ブログではStacey Kentのカヴァーも紹介済みです。Joyceのフレンチ・ヴォーカルを堪能できる、しっとりとした美しいアコースティック・バラードです。

「Galope」
Rodolfo Stroeter作。Buggeの鍵盤が印象的なミステリアス・チューン。Joyceが旦那Tutty Morenoを探し求めるという歌詞もなかなか面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=11R77c3RSOE

「A Hard Day's Night」
John Lennon/Paul McCartney作。お馴染みThe Beatlesの名曲をカヴァー。しかし、何の予備知識もなく聴くと、これが「A Hard Day's Night」のカヴァーだと気付かない人もいるのでは?なかなか興味深いカヴァーに仕上がっています。

「Cartomante」
Joyce/Rodolfo Stroeter作。軽やかなアコースティック・チューン。本作らしいジャジーな味わいが上手くJoyceワールドに溶け込んでいます。

「Mal Em Paris」
Joyce作。Buggeの鍵盤の魅力を活かしたビューティフル・チューン。不思議な魅力があります。

「Pause, Bitte」
Joyce作。Joyceの軽やかなスキャットを満喫できるアコースティック・グルーヴ。もっと長尺で聴きたいですね。

「Tufao」
Joyce作。ラストは大自然の力を歌った美しいジャジー・バラードで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=YwZ6qRWJU7w

Joyceの過去記事もご参照下さい。

『Feminina』(1980年)
フェミニーナ、そして水と光

『Tardes Cariocas』(1983年)
Tardes Cariocas

『Hard Bossa』(1999年)
Hard Bossa

『Bossa Duets』(2003年)
ボッサ・デュエッツ

『Tudo』(2012年)
トゥード
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2013年12月17日

Van Morrison『Into The Music』

Vanが自身の内面をさらけ出した1枚☆Van Morrison『Into The Music』
Into the Music
発表年:1979年
ez的ジャンル:孤高の男性シンガー。
気分は... :暗い行き止まりから 道の明るい方へ....

今日は孤高の実力派シンガーVan Morrisonが1979年にリリースした『Into The Music』です。

何か迷うことがあり、自分の心をリセットしたい時に聴きたくなるVan Morrison。きっと今コレを取り上げるということは、僕の中に何らかの迷いがあるのでしょう(笑)

これまで当ブログで紹介してきたVan Morrison作品は以下の7枚(発売年順)。

 『Astral Weeks』(1968年)
 『His Band And The Street Choir』(1970年)
 『Tupelo Honey』(1971年)
 『Saint Dominic's Preview』(1972年)
 『Veedon Fleece』(1974年)
 『A Period Of Transition』(1977年)
 『Avalon Sunset』(1989年)

ファンはご存知の通り、本作のタイトル『Into The Music』はRitchie YorkeによるVan Morrisonの伝記のタイトルにもなりました。それだけ"Into The Music"という言葉は、魂の音楽を追い求めるVan Morrisonというアーティストの本質に迫るものなのかもしれませんね。

レコーディングの基本メンバーはVan Morrison(vo、g、har)以下、Herbie Armstrong(g、back vo)、Pee Wee Ellis(ts)、David Hayes(b)、Mark Isham(tp、flh、piccolo tp)、Mark Jordan(p)、Katie Kissoon(back vo)、Toni Marcus(mandolin、violin、viola、stroviola)、Peter Van Hooke(ds)といった顔ぶれです。

それ以外にJohn Allair(org)、Ry Cooder(g)、Zakir Hussain(tabla)、Robin Williamson(penny whistle)、Kurt Wortman(ds)といったミュージシャンがゲスト参加しています。

タイトルが示すようにVanが自身の内面を深く掘り下げたアルバムです。アルバムはポジティヴなヴァイヴに満ちた前半(オリジナルLPのA面)と、自身の内面と対話する感動的な後半(オリジナルLPのB面)が対照的です。

プロデュースはVan MorrisonMick Glossop

洋楽好きにはお馴染みのフォトグラファーNorman Seeffによるジャケも崇高な雰囲気があっていいですね。

全曲紹介しときやす。

「Bright Side of the Road」
♪暗い行き止まりから 道の明るい方へ飛び出そう♪楽しめる間に楽しもうじゃないか♪というVanの歌には自身を奮い立たせて進もうとするポジティヴなヴァイヴに溢れています。Vanのハーモニカも実に軽やか!Katie Kissoonのバック・コーラスが盛り上げてくれます。ケルティックなサウンド・アレンジも曲調にフィットしていてグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=rCDZzf4ragg

「Full Force Gale」
ケルティックな疾走感が心地好いVan Morrisonらしいソウルフル・チューン。Ry Cooderがスライド・ギターで盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=91zmKvvjL0U

「Steppin' Out Queen」
「Full Force Gale」同様、ケルティック・テイストとソウル/R&Bテイストを上手く融合させた仕上りが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=bxJpKMdNrnA

「Troubadours」
中世の吟遊詩人を歌った味わい深い仕上がり。中世ヨーロッパの香りが漂うアレンジが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=gbINpArBCJo

「Rolling Hills」
美しい弦の響きと武骨なVanのヴォーカルのコントラストが面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=vBCsMO2A2rc

「You Make Me Feel So Free」
僕の一番のお気に入り。解放的なソウルフル・チューン。早く自由の身になりたい最近の僕にとっては何度もリピートしたくなる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=gmVlnhup9oA

ここまでオリジナルLPのA面です。

「Angeliou」
Vanの歌世界がジワジワと胸の奥まで沁み渡ってくるビューティフル・ソング。Vanの内面からの切なる声が歌に宿っています。
http://www.youtube.com/watch?v=EpEebsX24kk

「And the Healing Has Begun」
牧歌的な味わいのフォーキー・バラード。さまざまな困難を乗り越えて自身を再生させようとするVanの静かなる決意のようなものを感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=QXMwEsfUBUo

「It's All in the Game」
Tommy Edwards、1958年のヒット曲をカヴァー(Charles Dawes/Carl Sigman)。美しいメロディをバックにVan Morrison節を存分に堪能できる感動的な仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=5dEvMcsFKFI

「You Know What They're Writing About」
前曲「It's All in the Game」からシームレスに繋がっています。自身の内面と対話した結果、Vanが辿り着いた崇高なヴァイヴが聴く者に何か特別なものを届けてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=z8-taUiSxag

Van Morrisonの過去記事もご参照下さい。

『Astral Weeks』(1968年)
アストラル・ウィークス

『His Band And The Street Choir』(1970年)
ストリート・クワイア

『Tupelo Honey』(1971年)
Tupelo Honey (Exp)

『Saint Dominic's Preview』(1972年)
Saint Dominic's Preview

『Veedon Fleece』(1974年)
Veedon Fleece (Reis)

『A Period Of Transition』(1977年)
A Period of Transition

『Avalon Sunset』(1989年)
Avalon Sunset
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2013年12月16日

Change『Miracles』

ダンクラ「Paradise」、「Miracles」収録☆Change『Miracles』
恋のハッピー・パラダイス
発表年:1981年
ez的ジャンル:イタリア産N.Y.ディスコ
気分は... :明日世界が滅びるとしても、今日君はリンゴの木を植える・・・

今回は80年代ディスコ好きにはたまらない1枚Change『Miracles』(1981年)です。

ディスコ/ファンク・グループChangeの紹介は、『The Glow of Love』(1980年)、『Change of Heart』(1984年)に続き3回目となります。

Jacques Fred PetrusMauro Malavasiという2人のイタリア人プロデューサーを中心としたディスコ/ファンク・ユニットとして、『The Glow of Love』(1980年)、『Miracles』(1981年)、『Sharing Your Love』(1982年)、『This Is Your Time』(1983年)、『Change of Heart』(1984年)、『Turn On Your Radio』(1985年)といったアルバムをリリースしたChange

もっとも僕が一番愛聴しているアルバムはJacques Fred PetrusとMauro Malavasiの関与が最も低かった『Change of Heart』(Jam & Lewisプロデュース)なのですが。

それでもこのイタリア産N.Y.ディスコの魅力が凝縮されているのは、1st『The Glow of Love』と本作2nd『Miracles』かもしれませんね。

プロデュースは勿論Jacques Fred PetrusMauro Malavasiの2人。イタリアでレコーディングを行い、ヴォーカル・パートはN.Y.で吹き込まれました。

前作『The Glow of Love』で大きくフィーチャーされたLuther Vandrossは売れっ子となったため、今回はバック・ヴォーカルでの参加となっています。それに代わり、大きくフィーチャーされているのがJames Robinson。話は逸れますが、彼の唯一のソロ・アルバム『Guilty』(1987年)はアナログでよく聴いた記憶があります。

話を『Miracles』に戻すと、それ以外に前作に続きJocelyn Brownも参加しています。

「Paradise」「Miracles」といったダンス・クラシックが収録されているのが魅力です。それ以外にもその後フューチャー・ディスコ系のサンプリング・ソースとなる楽曲が多く含まれているのが興味深いですね。

その意味では80年代ディスコ/ファンク好きの方に加え、フューチャー・ディスコ好きの方が聴くと楽しめるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Paradise」
ディスコ・ヒットとしたダンス・クラシック(全米R&Bチャート第7位)。N.Y.テイストのディスコ・サウンドを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=5YbvCIXdQmw

Cajmere & Gene Farris「Coconuts」、Nobody's Angel「Next Stop Heaven」、Gant Garrard「I'll Take You There」のサンプリング・ソースとなっています。

Cajmere & Gene Farris「Coconuts」
 http://www.youtube.com/watch?v=YbgJfCGFVfI
Nobody's Angel「Next Stop Heaven」
 http://www.youtube.com/watch?v=ao4Q-IAbH08
Gant Garrard「I'll Take You There」
 http://www.youtube.com/watch?v=5JWiHxn9Luc

「Hold Tight」
この曲もディスコ・ヒットしました。軽快なギター・カッティングによるアーバン・ダンサーな雰囲気がいいですね。実は僕の一番のお気に入り曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=a73Ht3vxVwo

Pete Rock「Glowing」、Slum Village feat. Q-Tip「Hold Tight (Remix)」 、Shook「Hold Tight」 、Tyler Touche「Musique De Coeur」、Majid Jordan「Hold Tight」、Bonar Bradberry「Loose Grip」 、Tigerskin「Chuckle」 等のサンプリングソースとなっています。

Pete Rock「Glowing」
 http://www.youtube.com/watch?v=E6f51V5C4Zs
Shook「Hold Tight」
 http://www.youtube.com/watch?v=5ZYW1d5K6n8
Cinnamon Chasers「So Hard to Say」
 http://www.youtube.com/watch?v=GicK-U4c8mI
Majid Jordan「Hold Tight」
 http://www.youtube.com/watch?v=r3VS5xmuQ90
Bonar Bradberry「Loose Grip」
 http://www.youtube.com/watch?v=vS9oxDoGpQ4
Tigerskin「Chuckle」
 http://www.youtube.com/watch?v=RrpVNdRS5Sk

「Your Move」
メロウなダンサブル感にグッとくるアーバン・ダンサー。James Robinsonの甘いヴォーカルを堪能できる1曲でもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=D8zJNq8vwsk

Bit Funk「9 Iron」でサンプリングされています。
Bit Funk「9 Iron」
 http://www.youtube.com/watch?v=H9daGozwRFw

「Stop For Love」
アーバン・テイストのバラード。正直、今聴くと少し退屈かも・・・
http://www.youtube.com/watch?v=8XGZefhAFAE

「On Top」
他の楽曲と同様な華やかなダンス・サウンドが魅力です。疾走するアーバン・ナイト・モードです。
http://www.youtube.com/watch?v=5n7oZJU0fVM

「Heaven Of My Life」
スムーズなベースラインが牽引するダンス・チューン。N.Y.アーバン・ナイトな雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=q5qRLYAIAn8

Madlib「The Induction of Hypnosis」、Lazare Hoche「Edit A」でサンプリングされています。

「Miracles」
タイトル曲は「Paradise」と並ぶ本作のハイライト。前作のダンス・クラシック「The Glow of Love」と同タイプの魅力を持ったダンス・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=USMZowtQ1jI

Le Knight Club「Hysteria」、La Zebra「When in Rome」、Hott 22「Make Up Your Mind」、Phunky Data「You」、Justin Faust「Love Alive」、Fire Flowerz「Stomp」等でサンプリングされています。

ボーカルはLUTHER VANDROSS!! タイトルに偽りなしのまさにミラクルな曲。この暖かなメロディにはフロアで何度もうっとりさせられました。

Changeの他作品もチェックを!

『The Glow of Love』(1980年)
Glow of Love

『Sharing Your Love』(1982年)
Sharing Your Love : Expanded Edition

『This Is Your Time』(1983年)
This Is Your Time

『Change of Heart』(1984年)
Change Of Heart ~ Expanded Edition
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2013年12月15日

Bing Ji Ling『Por Cada Nube』

キャッチーなディスコ・サウンドが満載のダンス・アルバム☆Bing Ji Ling『Por Cada Nube』
Por Cada Nube
発表年:2013年
ez的ジャンル:異才ディスコ/ダンス・アルバム
気分は... :風に吹かれて・・・

今回は新作アルバムからディスコ・ポップな1枚、Bing Ji Ling『Por Cada Nube』です。

Bing Ji Ling(本名:Quinn Luke)はN.Y.をベースとしたプロデューサー/マルチ・ミュージシャン。

ストリート・カルチャーのカリスマTommy Guerreroのバック・メンバーとして名を馳せ、『Doodle Loot Doot Doodle A Doo』(2004年)、『Fire & Ice Cream』(2006年)、『June Degrees In December』(2008年)、『So Natural』(2009年)、『Shadow To Shine』(2011年)といったソロ・アルバムをリリースしています。

それ以外にもThe Phenomenal Handclap BandIncarnationsといったバンド/ユニットのメンバーとしてもアルバムをリリースしています。

来年初めにカヴァー・アルバム『Sunshine For Your Mind』の発売も決まっているBing Ji Ling。『Sunshine For Your Mind』にはPrinceMazeDeBargeLoose EndsLil' Louis、Donna Summer、Tears For Fears等をカヴァーが収録される予定です。

そちらも楽しみですが、まずはオリジナルで占められた『Por Cada Nube』を!

全8曲と曲数は多少物足りなさもありますが、70年代ディスコを意識したキャッチーなダンス・サウンドが満載の内容には満足しています。

レコーディングにはBing Ji Ling(vo、g、key、per)、Patrick Wood(ds、vo)、Emily Panic(b)、Jason Roberts(g)、Daniel Collas(key)、Luke O'Malley(g)、 Laura Marin(vo)、Pier Pappalardo(b)、Nichs Movshon(b)、Xavier Smith(vo)といったメンバーが参加しています。The Phenomenal Handclap Bandのメンバーが多いですね。

ゲストとしてデビュー・アルバム『Bible Belt』が話題となった女性SSW、Diane Birchが参加しています。彼女が2010年にリリースした80年代ゴシック・ロックのカヴァー集『The Velveteen Age』でBing Ji LingもメンバーであるThe Phenomenal Handclap Bandと共演したことが縁での参加だと思います。

風貌も含めて実に個性的な異才アーティストBing Ji Ling、本作や来年発売の『Sunshine For Your Mind』など目が離せない存在です。

全曲紹介しときやす。

「I Don't Wanna Lose You」
甘く切ないメロディが胸の奥に沁み渡るバラードでアルバムは幕を開けます。 冬というよりも夏の終わりに聴きたくなるサンセット・モードの仕上がり。

「Every 1's A Winner」
本作らしいロッキン・ディスコ。妖しげなダンス・サウンドにグイグイ引き込まれます。

「Won't Wait For Yesterday」
哀愁モードで疾走するダンサブル・チューン。70年代的レトロ感を上手く取り入れています。

「By And By」
この曲も70年代ディスコの雰囲気ですが、アコースティック・サウンド上手く取り入れた爽快な仕上がりになっています。

「See Me Through」
Diane Birch参加曲。フリーソウル的なメロウ・グルーヴは実に心地好いですね。『Bible Belt』以降、方向性がブレてしまったDiane Birchですが、こういうメロディアス路線に戻ってきて欲しいですね。

「You Could Have Been A Lady」
哀愁のメロディを女性ヴォーカル陣が思い入れたっぷりに歌い上げます。チープなエレクトリック感が80年代初期っぽいです。

「Stranger In The City」
The Phenomenal Handclap BandのLaura Marinをフィーチャー。アルバム中最もロッキン・ギターが格好良く鳴り響くダンサブル・チューン。

「Waitin' Around」
ラストはシンプルなアコースティック・チューン。さり気ないですが、美しいメロディと優しいヴァイヴが聴く者を包み込んでくれます。

Bing Ji Lingの他のソロ作や関連作品もチェックを!

『Doodle Loot Doot Doodle A Doo』(2004年)
Doodle Loot Doot Doodle a Doo

『June Degrees In December』(2008年)
June Degrees in December

『So Natural』(2009年)
So Natural【デジパック/選曲:トミーゲレロ/解説/歌詞対訳付】

『Shadow To Shine』(2011年)
Shadow to Shine

The Phenomenal Handclap Band『The Phenomenal Handclap Band』(2009年)
The Phenomenal Handclap Band

The Phenomenal Handclap Band『Form & Control』(2011年)
Form & Control

Incarnations『With All Due Respect』(2010年)
WITH ALL DUE RESPECT + 2 (廉価盤)
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