2013年12月07日

Gene Rice『Just For You』

Stan Sheppardプロデュースによる90年代R&B/Soul☆Gene Rice『Just For You』
Just For You
発表年:1991年
ez的ジャンル:Stan Sheppard系90年代R&B/Soul
気分は... :偉大なるネルソン・マンデラよ・・・

今回は90年代R&B/ソウル好きからは評価の高い1枚、Gene Rice『Just For You』(1991年)です。

Gene Rice(本名:Eugene Rice)はメリーランド州出身の男性シンガー。

By All MeansGerald Alston等のプロデュースで一躍注目プロデューサーとなったStan Sheppardの目に留まり、デビューのチャンスをつかみます。そして、彼のプロデュースの下で『Just For You』(1991年)、『Gene Rice』(1992年)という2枚のアルバムをリリースしています。

今日紹介する1stアルバム『Just For You』(1991年)は僕もリアルタイムでよく聴きました。よく覚えていませんが、多分Stan Sheppardプロデュースという点に惹かれて購入したんでしょうね。

僕自身はStan Sheppardプロデュースの代表的グループBy All Meansについては、(リアルタイムで作品を購入していましたが)それ程思い入れ深く聴いたという記憶はありません。今でもCD棚の奥の方に眠っています(笑)。その意味では本作『Just For You』が最も良く聴いているStan Sheppardプロデュース作かもしれません。

全体的に落ち着いた大人のアーバン・メロウ/ブラコン的なサウンド・プロダクションとTeddy PendergrassばりのGene Riceのヴォーカルがよくマッチしている点を気に入っています。

Stan Sheppardをはじめ、By All MeansのJimmy Varner、さらにはAaron SmithTerry CarterというBy All Means作品でお馴染みのメンバーがプロデュースを手掛けています。

それ以外にもPaulinho Da Costa(per)、Paul Jackson Jr.(per)、Gerald Albright(sax)、Jerry Peters(p)等が参加しています。

90年代ならではの大人のアーバン・メロウを満喫できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Love Is Calling You」
今聴くと多少ドラム・プログラミングが残念ですが、いい感じのアーバン・ナイトな雰囲気を醸し出しています。
http://www.youtube.com/watch?v=eLq8WiSMSFE

「You're Gonna Get Served」
オススメその1。シングルにもなったアーバン・メロウなミディアム・スロウ。Gene Riceのシンガーとしての魅力が存分に伝わってくる1曲です。仕上がりとしてはアルバム随一かもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=1j31RswLNUQ

「No One Can Love You Like I Love You」
オススメその2。Gerald AlbrightのサックスとJimmy Varnerのピアノが盛り上げてくれる絶品バラード。リアルタイムで聴いていた時はこの曲が一番好きだったかも?
http://www.youtube.com/watch?v=QEC0TgWMq24

「Let's Do It Again」
大人のラブ・バラード。決して仰々しくなりすぎないところがいいですね。このあたりがStan Sheppardのセンスの良さなのかもしれません。

「Let's Get Away」
オススメその3。結構こういったメロウ・ミディアムな楽曲が好きだったりします。「Love Is Calling You」あたりと比較すると控えめなプログラミングが功を奏していると思います。

「You're A Victim」
オススメその4。シングルにもなったアーバン・ミッド・グルーヴ。甘すぎず粗すぎずといったGene Riceのヴォーカルの塩梅が実にいいですね。ブラコン好きにはたまらない雰囲気ですね。。
http://www.youtube.com/watch?v=Ycv861iNneY

「I Believe」
オススメその5。煌びやかに疾走するこの時代らしいアーバン・ダンサー。週末の夜に街へ繰り出したくなる気分にさせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=EI0pOWEEKyg

「It's Too Late」
オススメその6。Carole Kingの名曲カヴァー(Carole King/Toni Stern作)。この名曲のソウル・カヴァーとして、当ブログはThe Isley BrothersMike James Kirklandを紹介済みです。本ヴァージョンは大人のアーバン・メロウで迫ります。こんな「It's Too Late」もたまにはいいのでは?ここではJerry Petersがピアノを弾いています。
http://www.youtube.com/watch?v=yW2yjyqr3S8

「So Far Away」
Marvin Gayeの影響を感じる妖しげなセクシー・モードで迫ります。
http://www.youtube.com/watch?v=0xSpBTkoPlU

「I'll Be Right Here Waiting On You」
オススメその7。ラストは素敵なラブ・バラードで締め括ってくれます。アーバン・ナイトな雰囲気に包まれてアルバムは幕を閉じます。
http://www.youtube.com/watch?v=0KotZ2oafWU

いよいよブラジルW杯の抽選ですね。
正直、どの国と対戦するのか以上に、試合会場が何処になるのかが気になります。今度の大会は移動距離や気温差といったハンデを負う国とそうではない国がはっきり分かれますからね。

W杯の抽選にも注目ですが、ネルソン・マンデラ氏の死去が残念です。
昨日はSpecial AKA「Nelson Mandela」を聴きながら、偉大なるマンデラ氏の冥福を祈っていました!

Special AKA「Nelson Mandela」
http://www.youtube.com/watch?v=AgcTvoWjZJU
posted by ez at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする