発表年:2013年
ez的ジャンル:ベイエリア産アフロビート
気分は... :グループC、なかなかいいのでは?
今回はサンフランシスコを拠点とするアフロビート・バンドAfroliciousのデビュー・アルバム『California Dreaming』です。
AfroliciousはJoe "Pleasuremaker" McGuireとOz "Senor Oz" McGuireというMcGuire兄弟を中心に結成された大所帯アフロビート・バンドであり、McGuire兄弟によるDJデュオです。
これまで『EPsDub for Mali』(2011年)、『Pleasuretime』(2012年)という2枚のEPをリリースしています。これらをプロデュースしたのはワシントンD.C.を拠点とするDJデュオThievery CorporationのメンバーRob Garza。
デビュー・アルバムとなる『California Dreaming』はPleasuremakerがプロデュースし、一部をRob Garzaが共同プロデュースしています。
レコーディング・メンバーとしてクレジットされているのは、Freshislife(vo)、Baba Duru(vo、per)、Diamond(vo、per)、Ziek McCarter(vo)、Wendell Rand(b)、Will Magid(tp)、Kate Pittard(as、bs)、Aaron Leibowitz(sax)、Izzy Weizer(fl)、Erica Chidi(vo)、Frank Mitchell(ts)、Dave Finnell(tp)、Red 'The Black Blond' (vo)、Will Rast(vo)、Paul Oliphant(key)、Pleasuremaker(g、b、key、vo)の16名。
当ブログでも紹介したN.Y.産アフロビート・バンドAntibalasあたりにも通じる直球アフロビートもある一方で、ハウス、レゲエ等のエッセンスで聴かせる楽曲もあります。DJとしても活動する彼ららしいセンスで肉感アフロビートとエレクトロ二クスを融合させた進化形アフロビートを聴かせてくれます。ハウス好きの人もかなり楽しめると思います。
今まであるようで無かったアフロビート作品だと思います。
全曲紹介しときやす。
「California Dreaming」
タイトル曲はベイエリア・ファンクとアフロビートの融合といった趣です。カリフォルニアの開放的な雰囲気とアフロビートの煽動感がいい感じで融合しています。
http://www.youtube.com/watch?v=m93lfb9qED0
「Revolution」
パワフルなヴォーカルとファンキー・グルーヴとアフロビートの妖しげなオルガンの音色が織り成す躍動感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=XJMqMdqAokQ
「Never Let No One」
彼らのDJ的センスが加わったダンサブル・チューン。ハウス・テイストですがアフロビート感も失っていないのがいいですね。
「Crazy」
Rob Garzaとの共同プロデュース。それを反映してモロにハウスしています。フロア仕様の曲がお好きな人はグッとくるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=sq6TP7Ogjzo
「Pleasuretime」
この曲もDJ感覚のアッパーなアフロビート・チューンに仕上がっています。このタイプの曲ではコレと次の「Pleasure Power」が一番好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=e7wZGHh-Uq4
「Pleasure Power」
女性ヴォーカルをフィーチャーしたパーカッシヴなファンキー・グルーヴ。アンダーグラウンド・ハウス的な雰囲気もあって大好き!
「Thursday Night Kinda Swing」
妖しく煽動的なファンキー・グルーヴ。妖しげな鍵盤の音色に先導され、アンダーグラウンドな音世界へ引きずりこまれていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=GFNRldpHHl8
「Do What You Got To」
ファンキーなギター・カッティングと共に始まるグルーヴィー・アフロビート。ゴキゲンなホーン・アンサンブルにもグッときます。
「Foolin'」
ダビーなレゲエ・チューン。いきなりのレゲエですが、全く違和感がありません。妖しいダビー感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=dw72-O1JdJg
「Horizons」
ラストはうねるベースラインにグッとくるコズミック・ファンキー・チューン。
サッカーW杯グループリーグの組み合わせが決まりました。
何度見ても変わらないのですが、何度も見直してしまいます。
日本代表が入ったグループCは可もなく不可もなくといった感じですかね。
ザック・ジャパンの真価を問う意味で、いい相手に恵まれたのでは?
他の組ではやはり死のグループDとスペインとオランダが同居するグループBが注目ですかね。個人的にはドイツ、ポルトガル、アメリカ、ガーナのグループGもかなり楽しみです。これから来年6月まで何度もこの組み合わせ表を眺めながら、いろいろ妄想しそうです。そういうのもW杯の楽しみ方ですね。