2014年01月20日

Madelaine『Who Is She...』

フリーソウル人気作!レディ・ブルーアイド・ソウル作品☆Madelaine『Who Is She...』
フー・イズ・シー
発表年:1978年
ez的ジャンル:レディ・ブルーアイド・ソウル
気分は... :女性ヴォーカルで晴れやかに!

今回は白人女性シンガーMadelaineが1978年にリリースした『Who Is She...』です。

彼女の詳しいプロフィールは不明ですが、本作が唯一のアルバムだと思います。フリーソウル好きの人はご存知のように本作には「Who, What, When, Where, Why」Rupert Holmesのカヴァー)、「Don't It Drive You Crazy」(Pointer Sistersのカヴァー)という2曲のフリーソウル人気曲が収録されています。

僕がMadelaineの名を知ったのもフリーソウルのコンピでした。特に『Free Soul Moon』に収録された「Who, What, When, Where, Why」が好きでしたね。それ以外にもフリーソウル・クラシックEvie Sands「I Love Makin' Love To You」のカヴァーも収録されており、『Who Is She...』は関心の高い1枚でした。

しかしながら、1999年に国内でCD化された際に買いそびれてしまい、その後は入手しづらい状況が続いていました。先日、たまたま中古ショップで妥当な価格の中古品を見つけたのでゲット!ようやく本作を手元に置くことができ満足感で一杯です。

アルバム全体としては、レディ・ブルーアイド・ソウルに仕上がっています。それもそのはず、プロデュースはシカゴ・ソウルのレジェンド・プロデューサーCarl Davisが務め、アレンジ&指揮もシカゴ・ソウルで活躍したJohnny Pateが起用されています。

フリーソウル好きの方であれば、ぜひチェックしておきたい1枚ですね。

全曲紹介しときやす。

「He Wants To Hear The Words」
Ken Hirsch/Kathy Wakefeild作。同時期にMillie Jackson(アルバム『Get It Out'cha System』収録)やBloodstone(アルバム『Don't Stop!』収録)も取り上げていた楽曲です。ソウルフルなそれらのヴァージョンと比較して、しっとりと歌い上げるビューティフルな仕上がりとなっています。

「It's In Your Eyes」
Jimmy Georgantones作。軽やかなポップ・チューン。実に爽やかです。

「You Are Day, You Are Night」
Richie Tattersall作。美しいメロディを堂々と歌い上げる感動的なバラード。Madelaineのシンガーとしての実力を確認できる1曲です。

「Don't It Drive You Crazy」
Ted Ashford作。Pointer Sistersのカヴァー。オリジナルは『Having A Party』(1977年)に収録されています。前述のようにフリーソウル・クラシックとして人気の1曲です。甘く危険な香りのする妖艶モードのメロウ・グルーヴに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=LE37KuojSyw

「In Love We Grow」
Dennis Belfield作。 Rufusのカヴァー。オリジナルは『Rags To Rufus』(1974年)に収録されています。The Three Degreesもカヴァーしていましたね。美しいバラードを丁寧にMadelaineが歌い上げます。

「Who, What, When, Where, Why」
Rupert Holmes作。Rupert Holmesのオリジナルはアルバム『Singles』(1976年)に収録。前述のようにフリーソウル・クラシックであり、本作のハイライトと呼べるビューティフル・メロウ・グルーヴに仕上がっています。Madelaineの伸びやかなヴォーカルがハッピー・モードにしてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=dpIfVG6EjNA

「Who Is She And What Is She To You」
Bill Withers作。当ブログでも紹介したBill Withers『Still Bill』(1972年)に収録された「Who Is He (And What Is He to You)? 」をカヴァー。アルバムの中でも最もファンキーな仕上がり。ファンキー・リズムをバックに、Madelaineが思わせぶりなヴォーカルを聴かせてくれます。Johnny Pateによるオーケストレーションもサイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=M4GPCTBPsZA

印象的なイントロはMos Def「Life Is Real」 、Hilltop Hoods「Dumb Enough」、Craig G & Marley Marl「Regrets」のサンプリング・ソースになっています。

「I Love Makin' Love To You」
Ben Weisman/Evie Sands/Richard Germinaro作。アルバム『Estate Of Mind』(1974年)に収録されたEvie Sandsのオリジナルはフリーソウル・クラシックとして人気ですね。ここではオリジナルとは異なる雰囲気のソウルフル・チューンで聴かせてくれます。個人的にはEvie Sandsのオリジナルの落ち着いた雰囲気が好きですが、本ヴァージョンもこれはこれで良いのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=4hh0w7ocO4Y

Evie Sands「I Love Makin' Love To You」
http://www.youtube.com/watch?v=FZiibKeu8UI

数日前にも書きましたが、NFLはいよいよAFC/NFCチャンピオンシップです。生放送でTV観戦できそうなのは、AFCチャンピオンシップのみとなりそうですが、マニング対ブレイディの直接対決が待ちきれません。個人的にはブロンコスに勝って欲しいですが・・・
posted by ez at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする