2014年01月27日

Bloodstone『Bloodstone』

ロック色の強い重量ファンクがオンパレードのデビュー作☆Bloodstone『Bloodstone』
Bloodstone
発表年:1972年
ez的ジャンル:重量ファンク/ファンク・ロック
気分は... :こんなBloodstoneも好きです!

今回は70〜80年代に活躍したソウル・グループBloodstoneのデビュー・アルバム『Bloodstone』(1972年)です。

1962年カンザスシティで結成されたThe Sinceresを前身とするソウル・グループBloodstoneの紹介は、『Party』(1984年)に続き2回目となります。

このデビュー・アルバムはDecca Recordsからリリースされた英国録音作品であり、当時本国アメリカではリリースされなかった幻のデビュー・アルバムです。

本作におけるメンバーはCharles McCormick(b、vo)、Willis Draffen(vo、g)、Charles Love(vo、g)、Harry Williams(key、vo)、Roger Durham(per)、Eddie Summers(vo、ds)。

本作ではロック色の強い荒削りなファンク・サウンドが中心の構成であるため、素晴らしいヴォーカルワークが魅力のソウル・グループとしてのBloodstoneをイメージするとギャップがあるかもしれません。その意味では賛否両論あるアルバムだと思います。

それでもSly & The Family StoneThe Isley Brothersが好きな人や、レア・グルーヴ好きの人にはグッとくる1枚ではないかと思います。

個人的には「Friendship」「Lady of the Night」をはじめ、単純に格好良いファンキー・グルーヴのオンパレードでとても気に入っています。

O. C. Smithのヒット曲カヴァー「Little Green Apples」以外はグループのオリジナルです。

重量ファンクで押しまくる荒削りなBloodstoneもなかなかいいですよ!

全曲紹介しときやす。

「Sadie Mae」
Eddie Summers作。このファンキーなオープニングでKOされていまいます。軽くラテン・フレイヴァーが効いているのが僕好み!
http://www.youtube.com/watch?v=TLko6vEkQuA

「Take These Chains」
Eddie Summers作。ソウルフルなヴォーカルワークとロック色の強いファンク・サウンドの融合がたまりません。単純に格好良い演奏だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=CyIfTpNz5P0

「You Don't Mean Nothing」
Charles McCormick作。ワウワウ・ギターが生み出す荒削りなファンキー・グルーヴが腰にきます!
http://www.youtube.com/watch?v=wO8cFMiiAvs

「Little Green Apples」
Bobby Russell作。O. C. Smith、1968年のヒット曲をカヴァー。ソウル・グループらしいスウィートなコーラスワークを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=VPf-KcDJvkk

「This Thing Is Heavy」
Charles McCormick作。開放感のあるファンキー・チューン。軽快なレゲエ・チューンと一緒に聴きたくなります。

「Friendship」
Eddie Summers作。本作のハイライトと呼べるディープなファンク・チューン。Sly & The Family StoneThe Isley Brothersに通じるものを感じます。重量ファンクにも関わらず、コーラスワークはしっかりソウルしているのが彼ららしいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=XKS-6Kmz14Q

「Lady of the Night」
Eddie Summers作。アルバムの中でも最もロック色の強い重量ファンク・サウンドを満喫できます。このパワフルなファンキー・サウンドはグッときます。

「Dumb Dude」
Charles Love作。ラストはビター・スウィートな雰囲気にグッとくるソウル・バラードで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=_y-1ile4yek

Bloodstoneの他作品もチェックを!

『Natural High』(1973年)
Natural High

『Unreal』(1974年)
Unreal

『I Need Time』(1974年)
I Need Time

『Riddle of the Sphinx』(1975年)
Riddle Of The Sphinx

『Train Ride to Hollywood』(1975年)
Train Ride To Hollywood

『Do You Wanna Do A Thing』(1976年)
Do You Wanna Do A Thing

『Don't Stop』(1979年)
ドント・ストップ

『We Go A Long Way Back』(1982年)
We Go a Long Way Back

『Party』(1984年)
PARTY
posted by ez at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする