2014年02月15日

Claudette Soares『Claudette』

多様なレパートリーで新たな魅力を示した1枚☆Claudette Soares『Claudette』
CLAUDETTE SOARES クラウデッチ・ソアレス
発表年:1969年
ez的ジャンル:キュート系ブラジル人女性シンガー
気分は... :雪に惑わされ・・・

大雪で週末のスケジュールが大きく狂いそうです。
週末に色々な用件を片付けなければいけないのに困ったものです。

今回はキュートなブラジル人女性シンガーClaudette Soaresが1969年にリリースした作品『Claudette』です。

Claudette Soaresは1937年リオ・デ・ジャネイロ生まれの女性シンガー。10代の頃からショー・ビジネスの世界でラジオ・シンガーとして活躍するようになり、1958年に1stシングルをリリースしています。

その後、60年代から70年代に『E Dona Da Bossa』(1964年)、Claudette Soares com Taiguara e Jongo Trio『Primeiro Tempo 5x0』(1966年)、『Claudette Soares』(1967年)、『Gil, Chico e Veloso por Claudette Soares』(1968年)、『Claudette』(1969年)、『Quem Nao E A Maior Tem Que Ser A Melhor』(1969年)、『Claudette No. 3』(1970年)、『De Tanto Amor』(1971年)、『Voce』(1974年)、『Fiz Do Amor Meu Canto』(1976年)、Claudette Soares & Dick Farney『Tudo Isto E Amor』(1976年)Claudette Soares & Dick Farney『Tudo Isto E Amor vol. 2』(1977年)といったアルバムをリリースしています。

キュートなボサノヴァ・シンガーとして脚光を浴びたClaudetteですが、今回紹介する『Claudette』(1969年)はClaudetteの新たな魅力が引き出された1枚です。

Gilberto GilCaetano VelosoChico Buarqueの作品を取り上げた前作『Gil, Chico e Veloso por Claudette Soares』でトロピカリズモに接近したClaudetteですが、本作では多彩なコンポーザーの作品を取り上げ、新境地を開拓した1枚に仕上がっています。

Antonio Adolfo、Nelson Motta/Dori Caymmi、Caetano VelosoJorge BenMarcos Valle、Walter Santos/Tereza Souzaなどの作品を取り上げ、キュートな側面のみならず、しっとりと円熟味を増した歌声も聴かせてくれます。

サウンド面ではJose BriamonteCesar Camargo Mariano
という2人の敏腕アレンジャーがブレインとなり、Claudetteの新境地開拓に大きく貢献しています。

ボサノヴァ、トロピカリズモを経た当時のブラジル音楽の縮図のような1枚に仕上がっていると思います。

より艶やかさを増したClaudetteの歌声を満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Trem De Ferro」
Lauro Maia作。軽快なマルシャ・チューン。切ない恋心を吹っ切るように軽やかな歌声で歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=KGbyuMBx09I

「Meia Volta (Ana Cristina)」
Tiberio Gaspar/Antonio Adolfo作。美しいメロディをしっとりと歌い上げます。美しいストリングスが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=UuD9dx-svzI

「Rosa Da Gente」
Nelson Motta/Dori Caymmi作。人生を謳歌している華やかさのようなものが伝わってくる1曲。小粋なイントロも好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=q30e9WTfRRo

「Kosmus」
Mariozinho Rocha/Cesar Camargo Mariano作。アポロ11号による月面着陸があった年ということで、宇宙をテーマにClaudetteが歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=xxcybZ4CHI0

「Cancao De Chorar」
Nonato Buzar/Chico Anisio作。泣くための歌ということで哀愁モードたっぷりにClaudetteが歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=Mlb7pX265bU

「Atras Do Trio Eletrico」
Caetano Veloso作。Caetanoのオリジナルは当ブログでも紹介した『Caetano Veloso』(1969年)に収録されています。前作『Gil, Chico e Veloso por Claudette Soares』でCaetano作品を大々的に取り上げたClaudetteですが、ここでもCaetanoらしい楽曲を軽やかに歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=CoWpVfZXM0g

「Correnteza」
Tiberio Gaspar/Antonio Adolfo作。「Meia Volta (Ana Cristina)」と同じコンビによる楽曲です。ここでも美しいメロディ&エレガントなアレンジがClaudetteのヴォーカルにマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=-pL6lVBrURo

「O Cravo Brigou Com A Rosa」
Jorge Ben作。Jorge Ben作品らしいリズミックなサウンドを上手く取り入れています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZGn-mHVrpVU

「O Amor E Chama」
Paulo Sergio Valle/Marcos Valle作。Valle兄弟によるバラードを哀愁モードたっぷりに歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=pJZyJuKJNwo

「Vem, E Primavera」
Arnoldo Medeiros/Tito Madi作。春の訪れを心待ちにする女心が歌われるワルツ調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=KZZvqHU4sd0

「Vem Balancar」
Walter Santos/Tereza Souza作。当ブログでもお馴染みの女性ジャズ・シンガーLuciana Souzaの両親による作品。当ブログではMario Castro-Neves & Samba S.A.のヴァージョンも紹介済みです。今日的にはグルーヴィーな仕上がりの本曲が本作のハイライトかもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=ErPnla7gCrQ

Claudette Soaresの他作品もチェックを!

『E Dona Da Bossa』(1964年)
E a Dona Da Bossa

Claudette Soares com Taiguara e Jongo Trio『Primeiro Tempo 5x0』(1966年)
PRIMEIRO TEMPO 5×0  プリメイロ・テンポ 5×0

『Claudette Soares』(1967年)
CLAUDETTE SOARES クラウデッチ・ソアレス

『Gil-Chico-Veloso Por Claudette Soare』(1968年)
GIL-CHICO-VELOSO POR CLAUDETTE  ジル、シコ、ヴェローゾを歌う

『Feitinha Pro Sucesso Ou Quem Nao E A Maior Tem Que Ser A Melhor』(1969年)
FEITINHA PRO SUCESSO OU QUEM NÃO É A MAIOR TEM QUE SER A MELHOR 小柄でも大成功の器なり

『Claudette No. 3』(1970年)
CLAUDETTE No 3 ヌメロ・トレス

『De Tanto Amor』(1971年)
DE TANTO AMOR ヂ・タント・アモール
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2014年02月14日

『今の気分は...2014年2月14日編』

大雪で振り回されそうな予感・・・
今日は時間がないので過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は70年代カテゴリーからセレクトしてみました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Leon & Mary Russell「Make Love To The Music」
http://www.youtube.com/watch?v=MzC1vGQAnDk
From 『Make Love to the Music』(1977年)
奏でる愛の調べ(SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

Al Jarreau「Rainbow In Your Eyes」
http://www.youtube.com/watch?v=YfJSanzESjk
From 『Glow』(1976年)
Glow

The Brief Encounter「Good Thing, Bad Thing」
http://www.youtube.com/watch?v=GeANGLcC6Uw
From 『The Brief Encounter』(1977年?)
ザ・ブリーフ・エンカウンター [世界初CD化] [紙ジャケット仕様]

The Rance Allen Group「Reason To Survive」
http://www.youtube.com/watch?v=l7VDC6_KJm4
From 『Say My Friend』(1977年)
セイ・マイ・フレンド

Keith Barrow「I Put The Twinkle In Your Eye」
http://www.youtube.com/watch?v=OsncnQ5z_Ro
From 『Keith Barrow』(1977年)
キース・バロウ

Margie Joseph「I Feel His Love Getting Stronger」 
http://www.youtube.com/watch?v=iCyueZMpvrc
From 『Feeling My Way』(1978年)
Feeling My Way

Freda Payne「We've Gotta Find A Way Back To Love」 
http://www.youtube.com/watch?v=wzsaWwwjMLg
From 『Reaching Out』(1973年)
リーチング・アウト

Christiane Legrand「Hlm et Cine Roman (Shirley Sex)」
http://www.youtube.com/watch?v=6thbocs_Mro
From 『Of Smiles And Tears』(1972年)
オブ・スマイルズ・アンド・ティアーズ

「Lovelight」 
http://www.youtube.com/watch?v=GKZuj02CZWM
From Lexia『Lexia』(1972年)
LEXIA レクシア

Buddy Miles「All The Faces」 
http://www.youtube.com/watch?v=91hwbFo2LYQ
From 『All The Faces Of Buddy Miles』(1974年)
All The Faces Of Buddy Miles
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2014年02月12日

Hil St. Soul『Black Rose』

奇をてらわないナチュラル感覚の良質UKソウル☆Hil St. Soul『Black Rose』
Black Rose
発表年:2008年
ez的ジャンル:ナチュラル系UKネオ・ソウル
気分は... :沙羅ちゃんは残念!

ここ数時間はスノーボード男子ハーフパイプとスキー・ジャンプ女子が気になって、ブログどころではありません。

スノボは金も獲れそうでしたが、それでも男子スノボ界待望の銀、銅は素晴らしいですよね。15歳の平野君、18歳の平岡君、日本の10代男子やるねー!それに比べて、ジャンプの沙羅ちゃんは残念!彼女には金メダルをあげたかった・・・でも国民全体で暖かく迎えてあげましょう。

今回はUKのソウル・ユニットHil St. Soulの4thアルバム『Black Rose』(2008年)です。

ザンビア出身ロンドン育ちの女性シンガーHilary MwelwaとUK Hip-Hopの大物Blak Twangとも活動していたプロデューサーVictor Redwood-Sawyer(VRS)の2人によるUKソウル・ユニットHil St. Soulの紹介は、2nd『Copasetik And Cool』(2002年)に続き2回目となります。

本作『Black Rose』は、『Soul Organic』(1999年)、『Copasetik And Cool』(2002年)、『Soulidified』(2006年)に続く4thアルバムです。

アルバム全体としては派手さはありませんが、Hilary Mwelwaの透明感のあるヴォーカルが魅力的なUKソウル・アルバムに仕上がっています。自然体のヴォーカルとメロウ・サウンドが僕好みです。

抑えたサウンドの美学、この落ち着きこそが大人のUKソウル。

全曲紹介しときやす。

「Wash Away」
Shaeプロデュース。特別なことはしていませんが、清々しさが魅力のUKメロウ・ソウルに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Uf1m6-7Wgrs

「Don't Forget The Ghetto」
VRSプロデュース。ナチュラル感覚のメロウ・チューン。透明感のあるHilaryの歌声が爽快に響きます。
http://www.youtube.com/watch?v=DkNcQlnbneI

「Sweetest Days」
VRSプロデュース。ビューティフルなメロウ・ソウル。少しメロディが弱い気もしますが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=_-9YSkB7n4k

「Life」
India.Arie/Blue Miller作。India.Arie作品らしいオーガニック感覚のアコースティック・ソウルに仕上がっています。

「Gravity」
H-Moneyプロデュース。サウンド面でアクセントをつけていますが、多少過剰演出の気もします。VRSプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=oaVtmp-GC0M

「We Were In Love」
VRSプロデュース。Hilaryの伸びやかなヴォーカルの魅力を存分に堪能できるメロウなミディアム・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=9C2cwuBWvUo

「Broken Again」
H-Moneyプロデュース。美しくも切ない雰囲気のネオ・ソウル・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=fXOvkS1jcsE

「Black Rose」
Steve Anthonyプロデュース。抑えた雰囲気が逆にいい感じの大人のメロウ・ソウルに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=z0e7fuJq8_k

「If I Was You」
VRSプロデュース。アルバムの中でも最もネオ・ソウル感覚の仕上がる。Hilaryの多重録音によるコーラスワーク
http://www.youtube.com/watch?v=qD3k7Wh3ajw

「Hanging On」
VRSプロデュース。落ち着いた大人のメロウ・ソウル。派手さはないけど、こういうの大好き!
http://www.youtube.com/watch?v=ARsMFpkg8qE

「Smile」
VRSプロデュース。ラストは僕のみの素敵なラブリー・メロウ・ソウル。聴いているだけでスマイルになります。
http://www.youtube.com/watch?v=2tU5T9_cOog

他のHil St. Soul作品もチェックを!

『Soul Organic』(1999年)
Soul organic

『Copasetik And Cool』(2002年)
Copasetik & Cool

『Soulidified』(2006年)
Soulidified
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2014年02月11日

Elzbieta Adamiak『Elzbieta Adamiak』

ポーランド産ネオ・アコースティック・ボッサ☆Elzbieta Adamiak『Elzbieta Adamiak』
エルジュビェタ・アダミャク
発表年:1980年
ez的ジャンル:ポーランド産ネオ・アコースティック・ボッサ
気分は... :オレンジ軍団恐るべし・・・

スピードスケート男子500M、日本勢は残念でしたね。それにしてもオランダがメダル独占とは凄いですね。TVで観ていてもオレンジ軍団の滑りには迫力がありましたね。

今回はポーランド産のネオ・アコースティック・ボッサ作品Elzbieta Adamiak『Elzbieta Adamiak』(1980年)です。サバービア好きの人であれば、ご存知であろう1枚だと思います。

冬季オリンピックを観ていると、北欧、東欧の国名を耳にすることが多いせいか、それらの国のアーティストが何となく気になります。昨日のジャンプ男子ノーマルヒルで金メダルを獲ったカミル・ストッフがポーランドの選手だったので、ポーランド人アーティストの作品が聴きたくなり、本作をセレクトした次第です。

Elzbieta Adamiakは1955年ポーランド、ウッジ生まれの女性シンガー。

これまで『Elzbieta Adamiak』(1980年)、『Do Wenecji Stąd Dalej』(1986年)、Elzbieta Adamiak & Andrzej Poniedzielski『Elzbieta Adamiak & Andrzej Poniedzielski - Live』(1987年)、『Polsenne Nuty』(1992年)、『Atlantyda』(1995年)等のアルバムをリリースしています。また、ポーランド産ソフトロックの人気作Nasza Basia Kochana『Nasza Basia Kochana』(1979年)にも、Elzbietaが参加しています。

そんなElzbietaの人気作が『Elzbieta Adamiak』(1980年)です。一般にはネオ・アコースティック・ボッサ作品と紹介されることが多い本作ですが、実際に聴いてみるとエレガントなジャジー・サウンドをベースとしたピュアなボッサ&ポップ・アルバムに仕上がっています。何よりElzbietaのキュートで透明感のある囁きヴォーカルがたまらなく魅力的です。

バックはWlodzimierz Nahorny(p)、Pawel Jarzebski(b)、Janusz Stefanski (ds)、Jacek Skubikowski(g)、Janusz Strobel(g)、Henryk Miskiewicz(sax)が務めています。

フレンチ・ボッサのようなキュートな囁きヴォーカルとアレンジの妙が冴えるサウンドが織り成す素晴らしい音世界にハマるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Opisywanie Mieszkania」
オススメその1。Jan Zych/Elzbieta Adamiak作。哀愁のボッサ・チューン。Elzbietaの囁きヴォーカルは東欧のフレンチ・ボッサ(何じゃそりゃ)って雰囲気です。ジャジーなバックも品があってグッド!

「Pozwol Mi Pozbierac Lzy」
オススメその2。Jacek Cygan/Elzbieta Adamiak作。軽快なテンポのボッサ・チューン。少し憂いを帯びた囁きヴォーカルにグッときてしまいます。Henryk Miskiewiczのクールなサックスが盛り上げてくれます。

「Rozmowa Przy Sciemnionych Swiatlach」
オススメその3。Jacek Cygan/Elzbieta Adamiak作。オーケストレーションを配したジャジー・ポップ。エヴァーグリーンな雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=uQtUgwGF6qo

「Szara Piosenka」
Jozef Baran/Elzbieta Adamiak作。ソフトロック調のキュート&ミステリアスな仕上がり。ジャジーな中にも純朴さを感じる仕上がり。

「Jesienna Zaduma」
Jerzy Harasymowicz/Elzbieta Adamiak作。好き/嫌いは別にして、ポーランドのアーティストらしい1曲に仕上がっているのでは?美しいポーランドの大自然の光景は浮かんできます。
http://www.youtube.com/watch?v=o4S75gID6uM

「Kamien」
Andrzej Poniedzielski/Elzbieta Adamiak作。作詞のAndrzej PoniedzielskiはElzbietaの旦那さんのようです。Elzbietaの囁きヴォーカルの魅力を満喫できるミステリアスなメロウ・チューン。

「Sytuacja W Drzwiach」
オススメその4。Andrzej Poniedzielski/Elzbieta Adamiak作。キュートなメロウ・ボッサ。ポーランド語の響きなのか、Elzbietaの囁きヴォーカルのせいなのか、メロウなボッサ・サウンドと実にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=uI0sn0toFto

「No I Coz, Chyba Wiosna」
オススメその5。Andrzej Poniedzielski/Elzbieta Adamiak作。美しいピアノをバックに、Elzbietaが優しく語りかけるように歌うパートと軽快かつエレガントなボッサ・パートが織り成す素晴らしい仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=VlcGro_XfXk

「Czas Twojego Zycia」
Waldemar Chyliński/Elzbieta Adamiak作。フォーキー・サウンドとクラシック的な管楽器のアンサンブルがマッチした清らかな仕上がり。

「Poruszam Sie Na Pograniczu Kiczu」
Andrzej Poniedzielski/Elzbieta Adamiak作。マーチ調のポップ・チューン。一気に60年代へタイムスリップといった感じですね。

「Sobie Razem」
オススメその6。Andrzej Poniedzielski/Elzbieta Adamiak作。サックスがElzbietaの歌を先導するエレガント&ジャジーな雰囲気がたまらない大人のボッサ・チューン。

「Przybywa Czasu W Nas...」
Jacek Cygan/Elzbieta Adamiak作。ラストはただただ美しい哀愁ボッサ。ピュアな音世界にグッと引き込まれるはずです。

『Polsenne Nuty』(1992年)
Polsenne Nuty
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2014年02月10日

Buddy Miles『Them Changes』

巨漢黒人ドラマーによるファンキーな1枚☆Buddy Miles『Them Changes』
Them Changes
発表年:1970年
ez的ジャンル:ファンキー・ロック/ソウル/ジャズ
気分は... :採点なんて大嫌い・・・

オリンピックの女子モーグルは後味が悪い結末でしたね。
思わず悔し涙が出てきてしまいました。
TVの前で素晴らしい滑りを見せてくれた上村選手に拍手を送りながら、どうにか怒りを鎮めていました。

専門的な見地からは3位のカーニー選手の方が上回っていたのかもしれませんが、一部専門家にしか勝敗がわからない競技というのは、どうなんでしょうね。これからフィギュアスケートをはじめ採点競技が多く行われますが、こういう後味の悪い採点は勘弁して欲しいですね。

個人的には、そもそも採点というものが大嫌いです。サッカー専門誌の選手採点も大嫌いですし、音楽作品の星採点も大嫌いです。

なので、このブログは作品を☆評価するようなことはしません。あくまで音楽は好き/嫌いでいいと思っていますので。

さて、今回は黒人ドラマー/シンガーBuddy Milesが1970年にリリースした『Them Changes』です。

Jimi HendrixBand Of GypsysMike BloomfieldThe Electric Flagの活動でも知られる巨漢黒人ミュージシャンBuddy Milesの紹介は、(1947-2008年)の紹介は『All The Faces Of Buddy Miles』(1974年)、『Hell And Back』(1994年)に続き3回目となります。

本作『Them Changes』は、Band Of Gypsysの内部分裂後に制作されたソロ・アルバムです。

Band Of Gypsysの延長線の作品を期待する人もいるかもしれませんが、中身はよりファンキーでソウルフルな仕上がりです。さらにはソウル・ジャズなインストも収録されています。そんなアルバム内容を反映し、全米アルバム・チャートのみならず、同R&Bアルバム・チャート、同ジャズ・アルバム・チャートにもチャート・インしています。

プロデュースはBuddy Miles & Robin McBride「Memphis Train」のみSteve Cropperがプロデュースしています。

参加ミュージシャンはBuddy Miles(ds、vo、g)以下、Andre Lewis(org、key)、Billy Cox(b)、Wally Rossunolo(g)、Bob Parkins(org)、Charlie Karp(g)、David Hull(b)、Marlo Henderson(g)、Robin McBride(el-p)、Jim McCarty(g)、Dwayne Hitchings(org)、Phil Wood(flh、p)、Bob Hogins (org、p、el-p、tb)等です。

特にAndre Lewisのオルガン、クラヴィネットが目立っています。Andre Lewisは後にMandreとしてアルバムをリリースしています。あとは随所で聴くことができるファンキー・ホーン・セクションも印象的です。

ジャケでポーズをキメるBuddy Milesのように、格好良いファンキー・サウンドが魅力の1枚です。

全曲を紹介しときやす。

「Them Changes」
Buddy Miles作。タイトル曲はBand Of Gypsysでも演奏していたのでジミヘン好きの方にもお馴染みですね。ここでもBand Of GypsysのBilly Coxがベースを弾いています。地を這うように唸るCoxのベースとMilesのドラムが重量リズム隊が牽引するへヴィ・ファンク・ロック。ファンキー・ホーン隊とジミヘンばりのWally Rossunoloのギターが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=UXUvXh5BO54

「I Still Love You, Anyway」
Charlie Karp作。フォーキーな味わいです。終盤に美しいコーラスとオルガン、ハープシコードが加わり、感動的な展開に・・・
http://www.youtube.com/watch?v=yy5TTupSIuU

「Heart's Delight」
Buddy Miles作。R&B調のファンキー・チューン。ファンキー・ホーン隊とソウルフルなMilesのヴォーカルがよくマッチしています。終盤のメリハリのつけかたもサイコーです。
http://www.youtube.com/watch?v=V0Ym7fFPog8

「Dreams」
Gregg Allman作。The Allman Brothers Bandのカヴァー。オリジナルはデビュー作『The Allman Brothers Band』(1969年)に収録されています。ずっしりくるロック・サウンドとソウルフルなMilesのヴォーカルがよくマッチしています。Charlie Karpのギター・ソロとAndre Lewisのオルガン・ソロはまさにドリームスな感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=LEwhI0UBwtc

「Down By The River」
Neil Young作。オリジナルは『Everybody Knows This Is Nowhere』(1969年)に収録されています。Neil Young作品をコズミックな音世界による感動的なカヴァーで聴かせてくれます。アルバムの中では異色作ですが、個人的には本作のハイライトです。Andre Lewisのクラヴィネット・ソロも大好き!
http://www.youtube.com/watch?v=mdAXOOh0WF8

本曲はサンプリング・ソースとしても大人気です。当ブログでも紹介したThe Pharcyde「She Said」をはじめ、Diamond D「Red Light, Green Light」、Akinyele「No Exit」、Akhenaton「Le Calme Comme Essence」、Onyx「Maintain (Skit)」、Fun Lovin' Criminals「Passive/Aggressive」、Smif-N-Wessun「Gunn Rap」、Fast Forward「Verloren」、Falside and Reks「Headlines」等でサンプリングされています。

Diamond D「Red Light, Green Light」
 http://www.youtube.com/watch?v=6RC4aQ1Ag9E
Akinyele「No Exit」
 http://www.youtube.com/watch?v=ph6Stpwdn-A
Akhenaton「Le Calme Comme Essence」
 http://www.youtube.com/watch?v=YuuSqmUlPQk
Fun Lovin' Criminals「Passive/Aggressive」
 http://www.youtube.com/watch?v=C-8xzU-PnHU
Smif-N-Wessun「Gunn Rap」
 http://www.youtube.com/watch?v=bSJAX8XM5YE
Fast Forward「Verloren」
 http://www.youtube.com/watch?v=jfXORV4MHdI

「Memphis Train」
Bonny Rice/Rufus Thomas/Willie Sparks作。Rufus Thomas、1967年のシングル曲をカヴァー。この曲のみSteve Cropperプロデュースです。ブルージー&ソウルフルなオルガンとJim McCartyのギターが印象的なファンキー・チューン。Milesのブレイクもキマっています。巧みなホーン・アレンジもサイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=iX7G7ELCXYU

「Paul B. Allen, Omaha, Nebraska」
Buddy Miles/Andre Lewis作。Andre Lewisのオルガンをフィーチャーしたソウル・ジャズ風のインスト。Andre、Miles、Marlo Henderson(g)によるトリオ演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=T7zFdS3Rra4

「Your Feeling Is Mine」
ラストはOtis Reddingのカヴァー。R&B調のコンパクトなファンキー・ロックで締め括ってくれます。

他のBuddy Miles関連作品もチェックを!

Buddy Miles Express『Expressway to Your Soul』(1968年)
Expressway to Your Soul

Buddy Miles Express『Electric Church』(1968年)
Electric Church

Jimi Hendrix『Band Of Gypsys』(1970年)
バンド・オブ・ジプシーズ

『Live』(1971年)
Live

Carlos Santana & Buddy Miles『Live!』(1972年)
Live

『Chapter VII』(1973年)
チャプターVII

『All The Faces Of Buddy Miles』(1974年)
All The Faces Of Buddy Miles

The California Raisins『The California Raisins Sing the Hit Songs』(1987年)
Sing the Hit Songs

The California Raisins『Meet the Raisins!』(1988年)
Meet The Raisins!

Hardware『Third Eye Open』(1992年)
Third Eye Open

Buddy Miles Express‎『Hell And Back』(1994年)
Hell & Back
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