2014年02月01日

Mary Jane Girls『Mary Jane Girls』

Rick Jamesプロデュース!クラシック「All Night Long」収録☆Mary Jane Girls『Mary Jane Girls』
メリー・ジェーン・ガールズ
発表年:1983年
ez的ジャンル:ダンス/ディスコ系ガールズ・コーラス・グループ
気分は... :ルックスは???ですが・・・

今回はRick Jamesが全面バックアップしたガールズ・ユニットMary Jane Girlsの1stアルバム『Mary Jane Girls』(1983年)です。

Mary Jane GirlsJoanne "JoJo" McDuffieを中心に、Candice "Candi" GhantKimberly "Maxi" WuletichAnn "Cheri" Baileyという4名によって結成されたガールズ・コーラス・グループ。当時飛ぶ鳥を落とす勢いであったRick Jamesのプロデュースにより、『Mary Jane Girls』(1983年)、『Only Four You』(1985年)という2枚のアルバムをリリースしています。2ndではAnn "Cheri" Baileyが抜け、代わりYvette "Corvette" Marineがグループに加入しています。

ガールズ・グループと呼ぶには、あまりにケバいルックスですが、いかにも80年代らしい風貌ですね(笑)。

グループ最大のヒット曲は、2nd『Only Four You』からのシングル「In My House」(全米シングル・チャート第7位、同R&Bチャート第3位)ですが、それ以上に彼女たちを代表する楽曲といえば、「All Night Long」「Candy Man」という2大クラシックですね。特に「All Night Long」Mary J. Blige「Mary Jane (All Night Long)」をはじめとする定番サンプリング・ソースとしてお馴染みですね。

その2大クラシックが収録されている作品が本作『Mary Jane Girls』(1983年)です。プロデュース、アレンジ、ソングライティングをRick Jamesが全面的に手掛けています。

今聴くと多少チープなサウンドですが、そのあたりも含めて80年代らしい味わいが楽しめる1枚です。アルバムの構成はオリジナルLPのA面がディスコ・チューンを集めた"Party Side"、B面がバラード中心の"Cool Out Side"となっています。Party SideからCool Out Sideへの変容ぶりも本作の魅力かもしれません。

Rick Jamesの秘蔵っ子グループの華やかなデビュー作を満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Candy Man」
本作のハイライトその1。アルバムからの1stシングル。発売当時は「All Night Long」よりもこちらの方が人気だったのでは?80年代初期らしいエレクトリック・サウンドにそそられるディスコ・クラシックです。B級感漂うキャッチーさにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=OlMuhCp5Gq0

Kylie Minogue「Always Find the Time」 、Snoop Dogg feat. Goldie Loc「Back Up Ho」、Shade Sheist, Nate Dogg & Warren G.「Wake Up」、Bok Bok「MJT (The Torture Trak) 」のサンプリング・ソースにもなっています。

「Boys」
アルバムからの3rdシングル。ファンキー・ベースが牽引する妖しげなダンス・チューン。ガンガン突き進んでいきます。
http://www.youtube.com/watch?v=S2RoUwQx8Vk

「Prove It」
「Boys」と同タイプのディスコ・ファンク。個人的には「Boys」よりも妖しげな雰囲気が強調されたコチラの方が好きです。後半にはラップパートもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=Vvd6cAYlSH0

「Jealousy」
ポップ色の強い哀愁モードのダンス・チューン。アルバムからの4thシングルにもなりました。80年代らしさを楽しめる1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=6Aw2uIssAWY

「You Are My Heaven」
ここからがバラード中心のCool Out Side。Party Sideから一転してしっとりとしたバラードを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=MR6rwDWWwOQ

「On the Inside」
密かな僕のお気に入りのメロウ・バラード。彼女たちのルックスに似合わない(?)キュートな雰囲気にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=zsFE5UfAl0s

「All Night Long」
本作のハイライトその2。問答不要のクラシック。アルバムからの2ndシングルにもなりました。Mary Jane Girlsの代名詞的なキュート&メロウな名曲です。聴いた瞬間に特別な何かを感じますよね。
http://www.youtube.com/watch?v=Oql4bV2h2B4

前述の通り、定番サンプリング・ソースとしても大人気ですね。当ブログでも紹介したMary J. Blige「Mary Jane (All Night Long)」Groove Theory「Tell Me」Big Daddy Kane「Smooth Operator」Amel Larrieux「Sweet Misery (Rush/Stretch Remix)」、Jeru The Damaja「Da Bitchez」をはじめ、LL Cool J「Around the Way Girl」、Ice Cube「You Know How We Do It」、Redman「Can't Wait」、Da Brat「Give It 2 You」、Erick Sermon「Bomdigi」、DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince 「I Wanna Rock」、Shanice「I Wanna Give It to You」、Nice & Smooth「More and More Hits」 、Black Eyed Peas「Audio Delite at Low Fidelity」等50曲以上のサンプリング・ソースになっています。

Mary J. Blige「Mary Jane (All Night Long)」
 http://www.youtube.com/watch?v=9ZigWGcBuR8
Big Daddy Kane「Smooth Operator」
 http://www.youtube.com/watch?v=7CivihbG_A0
Groove Theory「Tell Me」
 http://www.youtube.com/watch?v=THtqUDitQ4I
Nice & Smooth「More and More Hits」
 http://www.youtube.com/watch?v=MhMSWVcFMvE

「Musical Love」
ラストは素晴らしい感動バラードで締め括ってくれます。JoJoを中心にコーラス・グループとしての魅力を堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=bD3tFaR-AZ0

AZ feat. Nas「The Essence」、Mr. Cheeks feat. M.O.P.「The Hussle」、Elzhi feat. Trip「Dedicated」のサンプリング・ソースになっています。

『Only Four You』(1985年)
オンリー・フォー・ユー
posted by ez at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする