2014年02月08日

Today『The New Formula』

NJSの人気グループの2ndアルバム☆Today『The New Formula』
New formula
発表年:1990年
ez的ジャンル:Motown系NJS
気分は... :雪景色・・・

都内は本格的に雪景色になってきましたね。
今日は家で大人しくしていようっと・・・

今回はNew Jack Swing(NJS)の人気グループであったTodayの2ndアルバム『The New Formula』(1990年)です。

Todayは1988年ニュージャージーで結成された男性R&Bグループ。メンバーはLarry Singletary(Chief)Larry McCain(Love)Wesley Adams(Wes)Fredrick Drakeford(Big Bub)の4名。

1988年にMotownからデビュー。Teddy Rileyらがプロデュースした1stアルバム『Today』(1988年)からは、「Him or Me」(全米R&Bチャート第3位)、「Girl I Got My Eyes On You」(同R&Bチャート第1位)といったヒットが生まれ、一躍NJSの人気グループとして注目を浴びました。

「Him or Me」
 http://www.youtube.com/watch?v=NTqY_u3DcZ4
「Girl I Got My Eyes On You」
 http://www.youtube.com/watch?v=Z8897WZKqD4

さらにHip-HopデュオKid 'n Playが主演した映画『House Party』(1990年)のサントラに収録された「Why You Get Funky On Me」も全米R&Bチャート第2位のヒットとなりました。さらには2ndアルバム『The New Formula』をリリースし、順調なように見えたグループでしたが、さまざまな問題を抱えていたようで1991年に活動を停止してしまいます。メンバーのうちBig Bubはソロ・アーティストとしてアルバムを数枚リリースしています。

数年前にリユニオンし、アルバムもリリースしているようです。

New Jack Swing(NJS)をリアルタイムで聴いていた方であれば、お馴染みのグループですよね。何よりTeddy Rileyプロデュースのグループということで注目度も高かったですよね。

今日紹介する2nd『The New Formula』(1990年)にはTeddy Rileyは関与していません。しかしながら、Gene GriffinBernard BelleThe Characters(Charles Farrar/Troy Taylor)Nat Adderley Jr.Dr. Freezeといったプロデューサー陣による充実のNJS作品に仕上がっています。

前半はアッパーなNJS、後半はバラード中心の構成となっています。Big Bubの存在感のあるバリトン・ヴォーカルが目立つ曲が強力ですね。個人的にはThe Characters、Bernard Belle絡みの曲が気に入っています。

アッパーなNJSサウンドに注目が集まるアルバムですが、コーラス・グループとしての彼らの魅力も堪能できる1枚に仕上がっています。

全曲紹介しときやす。

「I Got The Feeling」
Dr. Freezeプロデュース。アルバムからの2ndシングルとして全米R&Bチャート第12位となっています。Lyn Collins「Think (About It)」をサンプリングした重量感のあるNJS。Big Bubのバリトン・ヴォーカルもパワフルです。
http://www.youtube.com/watch?v=wQTxdfn2zko

「Every Little Thing About You」
The Charactersプロデュース。アッパーなNJSサウンド、Big Bubの存在感のあるバリトン・リード、爽快なコーラスワークが一体化した素晴らしい出来栄え。
http://www.youtube.com/watch?v=sQqraLTtClY

「Self Centered」
The Charactersプロデュース。妖しげなシンセ・ベースをバックにBig Bubの迫力のあるバリトンを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=4GQIxqc5W_g

「Let Me Know」
Bernard Belleプロデュース。Loveの爽快テナーが栄えるこの時期らしいアッパー・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=g6TjpycvMY0

「Why You Get Funky On Me (Remix)」
Gene Griffinプロデュース。前述の『House Party』のサントラ収録曲のリミックス。僕の場合、『House Party』のサントラも持っていましたが、できれば、オリジナルをそのまま収録して、ボートラでリミックスのようなかたちにして欲しかったですね。曲自体は『House Party』サントラのオープニングを飾ったキャッチーでアッパーなNJSに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=n5iZTJZxOu8

「Why You Get Funky On Me」
 http://www.youtube.com/watch?v=AvcYMK1hano

「Trying To Get Over You」
Nat Adderley Jr.プロデュース。それまでのアッパーな雰囲気から一転し、しっとりとしたミディアム・スロウで落ち着かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=u6QTSJmxUVE

「I Wanna Come Back Home」
Nat Adderley Jr.プロデュース。ヴォーカル・グループとしての彼らの魅力を満喫できる1枚に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=U425kPydqws

「Home Is Where You Belong」
The Charactersプロデュース。Big BubとLoveの素晴らしいツイン・リードを堪能できるバラード。
http://www.youtube.com/watch?v=uuGwP9k2bQk

「Tennis Anyone」
Bernard Belleプロデュース。後半のバラード系ではコレが一番好き。Bernard Belleらしい手腕で胸キュンなバラードに仕上げています。グループも絶妙なヴォーカル・ワークを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=p5HIAwNGYGw

「Gonna Make You Mine」
The Charactersプロデュース。同じくThe Charactersがプロデュースした女性R&BシンガーWendy Motenのデビュー・シングル「Step by Step」の原曲です。そのようなことも手伝い、本作のハイライトとしてこの曲も挙げる人も多いのでは?The Charactersの手腕が光るキャッチーながらも切れ味のあるNJSに仕上がっています。Loveのテナーも曲調にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=jr20Y9oG-mM

Wendy Moten「Step by Step」
 http://www.youtube.com/watch?v=J1HIrWDDcq4

CDには以下の2曲がボーナス・トラックとして収録されています。

「No Need To Worry」
Bernard Belleプロデュース。NJS好きは間違いなく気に入るであろうハイテンションのアッパー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=D9MTRro5S8w

「My Happiness」
Bernard Belleプロデュース。Big Bubのバリトン・ヴォーカルを存分に堪能できるバラード。改めてBig Bubが素晴らしいシンガーであると認識できる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=XuQPJR8Epb8

『Today』(1988年)
Today
posted by ez at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする