2014年02月18日

Lo-Key?『Back 2 Da Howse』

Perspective所属の男性R&Bグループ。ミディアム〜スロウ充実の2nd☆Lo-Key?『Back 2 Da Howse』
lo-key back 2 da howse.jpg
発表年:1994年
ez的ジャンル:Perspective系男性R&Bグループ
気分は... :今夜も寝られない・・・

今回はJam & LewisPerspective Recordsからデビューした男性R&BグループLo-Key?の2ndアルバム『Back 2 Da Howse』(1994年)です。

Lo-Key?Lance "L.A." AlexanderTony "Prof-T" TolbertTyrone "T-Bone" YardbroughAndre "Dre" ShepardDarron "D" Storyの5人によって結成されたグループ。

Jimmy Jam & Terry LewisのPerspective Recordsに所属し、1991年のシングル「Attention: The Shawanda Story」でデビュー。その後Perspectiveからリリースされた映画『Mo' Money』(1992年)のサントラにMo' Money Allstarsの一員として参加しています。同年に1stアルバム『Where Dey At?』(1992年)をリリースし、同アルバムからシングル・カットされた「I Got A Thang 4 Ya!」は全米チャート第27位、同R&Bチャート第1位のヒットとなりました。

「I Got A Thang 4 Ya!」
http://www.youtube.com/watch?v=deAcz7pZz70

また、メンバーのLance AlexanderProf-TはFlyte Tyme Productionsのプロデューサーとしても活躍し、Alexander O'NealKaryn WhiteSounds Of BlacknessといったJam & Lewis絡みのアーティストのプロデュース/リミックスを手掛けています。

1994年にはDarron "D" Storyを除く4名のメンバーで2ndアルバム『Back 2 Da Howse』をリリースしますが、商業的な成功には恵まれず1995年にグループは解散しています。

Jam & Lewis好きだった僕はPerspective Records、Flyte Tyme Productionsというだけで1st『Where Dey At?』を購入した記憶があります。同作からのヒット曲「I Got A Thang 4 Ya!」は聴かせるミディアム・スロウですが、全体としてはダンサブルなアルバムという印象が強かったですね。

それに対して、2ndとなる本作は美メロのミディアム〜スロウ系でじっくり聴かせるアルバムに仕上がっています。ヒット曲はありませんが、素敵なメロディに溢れた侮れない1枚だと思います。

プロデュースはLance Alexander & Prof-T。エグゼクティブ・プロデューサーとしてJimmy Jam & Terry Lewisの名がクレジットされています。ソングライティングでもJam & Lewisは1曲提供しています。

90年代男性R&Bグループ好きの人であれば、要チェックの1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Welcome」
アルバムのイントロ。

「Been A Long Time, Love」
モロに僕好み美メロ・ミディアム・グルーヴ。Lance Alexander & Prof-Tの確かな手腕が光る素敵なメロウ・グルーヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=ziBm8m1AJ9c

「Back 2 Da Howse」
タイトル曲はセクシーに迫るミディアム。官能的なサウンドがミッドナイト・モードへ誘います。
http://www.youtube.com/watch?v=1OuiTOd6OUY

「26 Cents」
Prof-Tの抑えたトーンのヴォーカルがいい感じのミディアム・グルーヴ。

「Don't Trip On Me」
T-Boneのラップと共にスタートするダンサブルなミディアム・グルーヴ。テンポを上げすぎないグルーヴ感が心地好いですね!
http://www.youtube.com/watch?v=Dm0mSCVDIRA

「Getcha Girlfriend」
この曲もダンサブル!ただし、弾けすぎずにメロディを重視している感じが本作らしいかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=havm5_Fawt8

「Li'l Shumpin' Shumpin'」
ダンサブルな楽曲では本曲が一番人気かもしれませんね。開放的な雰囲気とキャッチーなコーラスワークがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=dFc2bJrtXTk

「Tasty」
本作らしい美メロ・バラード。素敵なメロディを息の合ったヴォーカル&コーラスで歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=KbtrE1za5uo

「Play With Me」
甘く切ないメロディにグッとくるミディアム・スロウ。女性コーラスも加わえてアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=f_-mbJTg64c

「Good Ole Fashion Love」
この曲はJam & Lewisがソングライティングを手掛けています。本作らしいメロディ重視のミディアム・スロウ。奇をてらわずしっかり聴かせようとしているのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=D5UO-bOgzUw

「Turn Around」
ヴォコーダーも入った美メロ・ミディアム・スロウ。ジワジワと盛り上がってくる感じが好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=oYzXCfUqKI4

「Call My Name」
この曲はつなぎの1曲といった雰囲気ですね。優しさに包まれています。

「Interlude」
インタールード。

「My Desire」
僕の一番のお気に入り。美しいメロディ、素敵なサウンド、素晴らしいヴォーカルが揃った絶品ラブ・バラードです。こういう曲があるから90年代R&Bっていいんですよね!
http://www.youtube.com/watch?v=yNrTKekqoK4

「We Ain't Right」
さらにバラード攻勢で畳み掛けます。甘く切ないバラードを素晴らしいヴォーカル・ワークで歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=Chk8_4z3cxI

「Come On In」
ラストも美メロ・バラードを丁寧に歌い上げて締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=xtCS5c2tyFY

ご興味がある方は1st『Where Dey At?』(1992年)もチェックを!

『Where Dey At?』(1992年)
Where dey at?