2014年02月23日

Rodina『Home』

ドリーミー&キュートなジャジー・ポップ作品☆Rodina『Home』
ホーム
発表年:2012年
ez的ジャンル:UK産ジャジー・ポップ
気分は... :安らかな休日・・・

昨日は朝から慌しい1日でしたが、何とか用件をすべてこなすことができ、久々に安らかな日曜を過ごせそうです。

今回はUK産のドリーミー&キュートなジャジー・ポップRodina『Home』(2012年)です。2012年に自主リリースした作品ですが、今年になって国内盤がリリースされました。

Rodinaは女性シンガーAoife HeartyThe New Mastersoundsのメンバーでもあるキーボード奏者であるJoe Tattonのユニット。

これまでデビュー・アルバム『Over the Sun』(2009年)、"The Wolf"ことDJ Christian Wolstenholmeとのコラボ作品『Rodina And The Wolf』(2012年)という2枚のアルバムをリリースしています。

本作『Home』は北欧作品のようなドリーミー&キュートな味わいを持ったジャジー・ポップ作品です。Aoifeのキュートな歌声にグッとくると同時に、ラテン、レゲエ、ハウス、クロスオーヴァーなどのエッセンスも取り入れ、幅広い音楽性を楽しめる1枚に仕上がっています。

レコーディングにはThe Cinematic OrchestraStuart McCallum(g)、The New MastersoundsのSam Bell(per)、Sam Gardner(ds)等が参加しています。

女子ジャズ的な印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、The New Mastersoundsやクロスオーヴァー好みのダンサブルな楽曲もあり、侮れない1枚に仕上がっていると思います。

全曲紹介しときやす。

「What Is It About Today」
オープニングな小粋なスウィング・ポップ。ノスタルジックなテイストをスタイリッシュに聴かせてくれるのがいいですね。

「Home」
メロウなジャジー・ポップ。Aoifeのキュート&ピュアなヴォーカルが優しく包み込んでくれます。こんな素敵な歌声が待っているならば、お家に帰りたくなる(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=FX6mE49Jsic

「Magic」
パーカッションやフィドルが入ったトラッド感覚の美しいジャジー・ポップ。適度にパーカッシヴなのがいいですね。

「Mr Lee」
クロスオーヴァー/アシッド・ジャズ好きの人はグッとくるであろう疾走するダンシング・ジャズ!このあたりがJoe Tattonのサウンド・センスだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=V7A7FJx0LaM

「I Got Lost」
美しいストリングスをバックにした哀愁チューン。Joe Tattonのメロウな鍵盤も印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=XVTDcNJqIR0

「In Your Hands」
哀愁モードで疾走します。独特のヒンヤリとした雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=8Y3_-vD8TFU

「When The Stars Come」
ロマンチックな星空のジャジー・ポップ。本作らしいピュアな魅力が溢れています。

「Living The High」
モロにレゲエしています。少し気怠いAoifeのヴォーカルがレゲエのリズムとよくマッチしています。

「Drop Of Rain」
哀愁モードのレイニー・ジャジー・ポップ。雨の日の気分が伝わってきます。

「Dust (On The Piano Keys)」
静から動へと徐々に変化していく感じが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=_oMETm2syXk

「New Road (Original Version)」
クールな哀愁グルーヴ。バンジョーの音色がいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=IV-RgCWSNOg

「If There's Something I Can Do」
ジャジー・ボッサ調の仕上がり。Aoifeの切ないヴォーカルがたまりません。

「Silvermine (Original Version)」
アッパーなラテン・ハウス。Aoifeのヴォーカルも妖しく艶めかしく迫ってきます。

「Rebel For My Soul」
ラストはダンサブルなアッパー・チューンで締め括ってくれます。The New Mastersounds好きの人にはグッとくる仕上がりなのでは?ホーン隊も盛り上げてくれます。

国内盤にはボーナス・トラックとして、「Mr Lee (Tom Taylor's Deeper Shades Of Jazz Version)」が追加収録されています。

『Over the Sun』(2009年)
Over the Sun
posted by ez at 00:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする